再現性という強み
おはこんばんにちは、ちむです。
僕は昔から器用貧乏で出来ないことはほとんどありませんが、何が得意ということはない中で、「再現性」というものが僕の強みになりました。
今日は僕の強みである「再現性」についてお話したいと思います。
再現性との出会い
僕が初めて「再現性」と出会ったのは高校生の頃でした。
確か何気なく、テレビを見ていたのだと思います。タモリの番組だったかなぁ、笑っていいともの特番みたいなものを夜やっていてそこで、武井壮という人を見ました。
クマと戦って勝つとか当時はなんかそんなこと言ってテレビ出てきていたと思います(懐かしい)
その特番に出てきた時、「目をつぶって、両手を水平まで上げてください」と出演者全員にやらせていました。
もし今読んでる人も家の中とかであれば、やってみてください。できれば鏡の前とかがいいです。
どうですか?やりました?ちゃんと水平でしたか?意外と数°足りなかったり、思ったより水平ではなかったのではないでしょうか。
この出演者たちも水平さはかなりまちまちだったんです。そこで武井壮が言っていたことは「これだけ毎日使っている身体でも思っているよりも忠実に動かないし、主観と客観にはズレがあるんです。」と。
ここで言う「主観」は感覚に近いですが、水平と思った位置は水平ではなかったということですね。前回の「無知の知」に話は近い気がしますが、「自己感覚が客観的事実とズレがある」と知ることは凄く良いことでこのズレを意識して感覚を修正すれば、より感覚は事実に向かって洗練されていくわけですね。
こうして、何度やっても同じようにできること、再現性を高めていくため、「ズレ」を認知すること、これが「再現性」との出会いでした。
再現をするための反復
残念ながら効率厨の僕でも泥臭い努力はしないといけないのが「再現性」でした。というか再現って言ってるくらいなんで、「再び具現化」する事が重要なわけです。
ここで普通の反復と異なることは、ズレを意識して反復することです。そしてこのズレを意識するために必要なことは定量的な計測と仮説です。
僕は陸上をやっていたとお伝えしたと思うのですが、陸上でのわかりやすそうかつさっきの水平に腕を上げるのに近い例を出してお話します。腕振りで例にしてみます。
腕振りと言っても、ただ前後に速く腕を振るだけでは理想形への再現にはなりません。
・距離:後ろにどれくらい腕を引くか
・カタチ:肘はどれくらい曲げるか
・速さ:秒速何回ペースで腕を振るか
などなど、数字にできる形に落として、それと理想的な動きに対して「ズレ」を算出。そのズレの埋め合わせを意識しながら、目標値として追いながら反復を行うわけですね。定量的に測定すると何が良いかというと、感覚に相対的な数値をもたせることができるんですよ。
もう少し噛み砕いて書くと、自分が理想形だと思ったものを完成度100%としたときに、感覚は完成形に対してなん%くらいなのかを知る、そして感覚から+、ーどっちにどれだけ動かせば理想に近くなるのかが明確になるわけです。そして見えてくるのがクセ(≒自己の客観視と認識改善)。自分はいつも+側にこうなるとか、ー側にこうなるとかそういうクセ(≒課題)が見えてくるんですね。この課題解決をするための反復が再現性につながってました。
再現性を得意にした先に見えたこと
再現性を得意なことにして見えたことは、一定ラインまではスムーズに行くけどそこから先に伸び悩むという感じです。やっぱりあらゆるもので同じ原理なのですが、ピラミッドの上に行けば行くほど希少性は高くなります。その分オリジナリティ(独自性)が求められます。それが僕の今の課題ですね。色んなアニメとか漫画でもよく出てくると思いますが、コピー系の能力の持ち主は最終的に独自性に敗北します。
まぁとは言いつつ、陸上以外にもこの再現性は役立ってます。仕事で言うところの属人化したタスクの一般化(≒属人化したタスクを再現するための分解と一般化かな)とかゲームでも同様ですね。強さの分解と再現のカギの理解。こうして考えるとたぶん再現性におけるキーワードは「分解」なんでしょうね…!恐らく物事を分解するチカラが人に比べて優れているのかもしれません。
というわけで今日は僕の強みである再現性について書いてみました。そういう強みもあるのか、真似してみようかなって人がいたらぜひやってみてください〜!
※課題見つけるの苦手やねんっていう人はアドバイスできることあると思うのでお気軽にご連絡ください。