好きな映画について語るだけ#5
思い立った時にやる!今回は…!
「レディ・バード」です!!
公開された時2回観に行って、最近もアマプラで見返しました。尺も90分くらいでちょうどいい。
留学してた時に海外の映画館行ってみたい!と思いたって何回か行ったうちの一つです。字幕ないのに。表情を見て頑張って読み取る努力をしました。努力をしました(大事なことなので2回言う)。
でも他のと違って、これは内容がわかりやすかったおかげでストーリーを追えた。泣いちゃってすごい好きで2回も観に行った。
監督は、グレタ・ガーウィグ。
フランシス・ハだけ観たことあります。この時は出演。レディ・バードは初監督作品だそう。フランシス・ハでも感じた、青春ならではのモラトリアムとか焦りと期待とか、疾走感とかを感じました。あと監督作品はストーリーオブマイライフ?若草物語のやつ観ました。好きだった。
赤毛の彼女が主人公。本名はクリスティン。でも自分のことをレディ・バードと呼んでくれっていいます。なんでこのあだ名か意味わからん。本名を呼ばれたくないのはなんか宗教とか家族に縛られてる感じが嫌だったからだったかな(曖昧)。それにしても、レディ・バードってどこから思いついたセンスなん。
彼女の人柄が冒頭のお母さんとの車内のシーンでわかるのが好きです。口論があった後、いきなり車内から飛び降ります。めちゃ面白い。笑った。キレるのわかるけどだからって飛び降りる!?その後ギプスをしてるんですが、それも色ピンクて。ぶっ飛んでるところがあって好きです。
あと好きな子とキスできて叫ぶとこ。私も人目を気にせず叫びたい!ってなった。調子がいいし頑固だし見栄っ張りだけど、人間味があって優しいところもあるし好きです。
私がこの映画が好きな理由は、地元の小ささや自分の将来がある程度想像できることに嫌気がさして反発するところ、地元を離れてからその良さや愛しさに気づくところが描かれているからだと思います。
レディ・バードが卒業するまでの時間の中で、親友や彼氏、クラスメイトとの関係、お母さんやお父さん、お兄ちゃんとの関係が描かれることでとっても自然に入ってきます。
最後のサクラメントの風景を映しているところがめちゃくちゃ綺麗です。なんかすごい素敵です。お母さんが見ている景色と重なるのも素敵。離れて気づく良さってあると思うし、彼女の成長を感じられるシーンです。
大学入学のために地元を離れ、空港で両親に送ってもらうところがあるんですが、そこで喧嘩中のため、お母さんは車を降りずに見送りもなく行ってしまうんですね。でもそこでお母さんが実は心配してて手紙を書いてたんだよってシーンがあるですが、そこでめちゃくちゃ泣きました。
なぜなら、わたしも交換留学へ行く際に、お母さんが苦手だったため空港でお母さんが来るのを待たずに旅立ったからです。なんかその時のぐちゃぐちゃした気持ちを思い出して泣きました。うちのお母さんは手紙とか書いてない。親の心子知らずというか、子の心親知らずというかそういう気持ちが当時の私とリンクしていたのかもしれません。留学先でもお母さんと電話はしたけどそんな深刻じゃないけどやっぱ分かり合えないしもういいやってなりました。無理に仲良くする必要ないよね(冷めた心)。
まあそんなことは置いといて、青春!って感じの映画で、軽やかでとても観やすいです。
学校内のヒエラルキーとか将来のこととか誰しも感じたことがある瞬間を感じられると思います。
気になったら観てみてください!