家の灯り
見えるものの奥にある、見えないもの。
美しいもの、泥だらけのもの、
目に見える全てのものにある
見えないもの。
誰かの想い、温かな想い
小さなころ旅行に向かう車の中から眺めた景色
高速で通り過ぎていく家々の灯りに
そこでの人々の生活に
想いを馳せていた
あの一つの灯りの中に
どんな物語があるんだろう
どれだけの人が泣いて、笑って、
必死に、生きているか
そう想うと
今いるこの世界は美しい
今も変わらない
高速道路を走る車からの景色が好き
夕暮れ時はとくに
家の灯りが 魂のかがやきのよう
そこに触れて生きていたい
私の信じたいものは、ここなのか。
小さなころから、そうだったのか。
心がスッとした