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「ベス、プッツ。それにリャナンシー」日記2024/04/08-2024/04/14
○2024/4/8(月)
眼科で検診。激混み医院。
町の眼科には子どもや若者が多いが、ガチ眼科になると眼底がやられているので、老人がめちゃくちゃに多い。
多分に漏れず、自分は網膜も水晶体もやってしまっているので、一生定期健診が必要であり、これからも半年に一度は老人に囲まれ受診するであろう。
『婚活バトルフィールド37 / 猪熊ことり著』4巻
読了。
作品テーマに関わるセリフが出てきて、グッときた、良かった。
マッチングアプリや婚活には通常の人間関係にはないダイナミズムがある、良くも悪くも。
ひとまず今回の巻でシーズン1終了ということだが、「婚活」というテーマについてはある程度描き切っている気がする。すごい作品なのでシーズン2も楽しみだ。
○2024/4/9(火)
『ひみつのアイプリ』1話
を視聴。
主人公を導くメンター的ポジションが、幼なじみの親友、というのは珍しい気がする。秘密なのはYouTuberの親友の正体以上に、少年少女の未来であるという、テーマ性自体に感動してしまう。
どうでもいい話だが、家人は『プリパラ』の筐体稼働時に女児からカードの交換をもちかけられ、実際にカード交換をしたそうだ。
ちょっとインターネットすぎでは?
『心霊マスターテープ』2話
を視聴。
途中で登場するホラー映像オタクの質感のリアルさがいい。ホラー映像の入手元が実在の休刊雑誌であったりなども面白い。
パートナー役の女性が、人の名前を全部微妙に間違っていて、それに対してディレクターが、
「わからなければとりあえず『監督』って言っておけばいいから…」
というシーンなど笑ってしまう。
ホラーモキュメンタリーの作り手が、撮影者の幽霊によって危機追い込まれるという、自己言及的なテーマもよい。
○2024/4/10(水)
ふと子どもの頃、進研ゼミをやっていたことを思い出す。
当然、マンガ等の読み物だけ読み、ドリルの部分は一切やっていなかった。
ある日、親がバチキレ自分で解約の電話をかけさせられた。
(これ自体は教育的だと思うし、感謝している)
大人になって思うが、教材だけ与えて「やれ」というのは相当無理がある。なんなら30代の今でも、できる自信がない。
「進捗の管理」や「動機づけ」「教材の運用方法の例示」などを行って、やっとこさというところである。
しかし、親が悪いと言うつもりもなく、当時は野蛮な時代だったのと、それ以上に自分が怠惰だったので……
「ベス、プッツ、リャナンシー」たまに思い出すワードだ。
このキーワードはデビルサマナーソウルハッカーズというゲームに出てくるものである。
「ソウルハッカーズ」は世界各地の伝承に出てくる妖怪や神霊(総じてゲーム中では「悪魔」と呼ばれる)を使役して戦うRPGで、ソウルハッカーズには「ビジョンクエスト」というシステムがある。
「ビジョンクエスト」は志半ばに倒れたキャラが、死ぬ前に過ごした時間を追体験できるというもので、このシステムによって物語の真相に近づいていくことになる。
物語の最序盤で「ウラベ」というサマナーに憑依することになるのだが、「ベス、プッツ、リャナンシー」はそのウラベが使役する3体の悪魔である。
「ベス、プッツ。それにリャナンシー…お前達の力、借りることになるな…」
ウラベのセリフだが、セリフ内に特定の悪魔の名称が出るのは作中でも珍しく、それだけにプレイヤーにも強く印象を残していたと思う。
世界中の妖怪や神霊が登場する作品なのに「知らん……誰それ……」といういぶし銀なところがチョイスされているのが、かっこいい。
これだけでウラベが中程度のクラスの、それでいて腕が確かなサマナーであるとわかる演出になっていると思う。
もう中年なのに、いまだに、かっこいいと思ってる。
※その後のシリーズでリャナンシーは常連になったが、ベス、プッツは登場する作品は少ない
調べてみると「ベス」はエジプトの神様で、相当数の文献が出てくる。「プッツ」の方はドイツの妖精らしいが、軽く調べた限りではあまり確かな情報源が出てこなかった。
○2024/4/11(木)
春を迎えるにあたって、おしゃれ着洗いを3回ぐらいした。頑張った。
『豪の部屋・リサ(元バニラビーンズ)』の回
を聞く。
リサぐらい才がある人でも理不尽な目に巻き込まれるのであれば、自分のような凡人が理不尽な目に遭うことなんて、なんてこともないことだな、と元気を貰えた。
○2024/4/12(金)
家人と一緒にランチビュッフェに行く。
料理がどれも美味しく、平日ということもあってか、ガチャガチャしていなくて、ホスピタリティが高かった。
ビュッフェに対する信頼が高まった、というか世界全体に対しての信頼というか、その、ビュッフェっていいものですね。
魚のグリーンカレーとローストビーフがうまかった。
最近、歯医者の顔写真を出した看板をよく見る、トレンドなのだろう。
「自分はどっちかと言えば、顔出ししていない歯医者に治療してもらいたい」と家人に言ったところ、
「それってGReeeeNじゃない?」と返された。
そうか。
自分はGReeeeNに治療してもらいたかったのか。
『あの頃の増田こうすけ劇場 ギャグマンガ家めざし日和 / 増田こうすけ著』
読了。
ギャグマンガ日和の作者の漫画家になるまでのエッセイ漫画。X(旧Twitter)で話題になっていたので読んでみた。
読んでまず思ったことは、増田先生はとにかく自己実現のために、ボールを投げるところが適確である。かつ、問題と対処のサイクルが早く、「強い」作り手ですごい。
元気がもらえる。かつオフビートな青春ものでもある。
○2024/4/13(土)
『ワイルドフロスト』
をプレイ。
厳しい雪に覆われた世界で、太陽の光を求めて戦うカードゲーム。
バトルシステムとしては『INSCRYPTION』(超名作!)に近い感じだけど、キャラがかわいい。
それでいてダークで残酷な要素もある。音楽も世界観に合っていてとてもいい。
日記の最後に攻略のコツを書いたので、興味ある人はぜひ。
『ガールズ・バンド・クライ』1話
視聴。
女の子の「バンドもの」や、「アイドルもの」アニメは数多くあるが、
この作品はそれ以前に「上京もの」でそれがすごくよかった。
この物語を今必要としていて、心の中に置いている人がきっと沢山いるだろう。
夜の明り、牛丼屋やコンビニ、都市の光が優しく魅力的で、3DCGが効果的に使われていると思った。今後も観るぞ。
○2024/4/14(日)
ほとんど何もしない日曜日。
『スナックVSシェフ』最終回
視聴。
最後まで、番組としてあまりうまくいっておらず、そこが面白かった。
なぜ「シェフによるスナック菓子の再現等」のコンセプトは面白いのに、これまで類似した番組がないのかわかった気がする。
スナックには限られた時間内で出来る調理の幅が少ない、焼くか揚げるかした本体にマルトデキストリンで作ったパウダーをまぶす、後半はこればっかりだった。
そもそもスナックは大量生産・長期保存・安価を志向しており、そこが審査できない時点でどうしても評価が難しいのだと思う。
あと優勝者発表の時、スタジオに花火が上がっていて、最後までバカすぎてよかった。
『けむたい姉とずるい妹 / ばったん著』1-4巻
読了。
姉の彼氏を妹が奪って結婚し、姉がその夫と不倫をし……
という三角関係ものだが、ドロドロした部分は作品の主題ではない。
3人とも、形が違えど親に呪いをかけられており、
「自分は選ばれない」という想いに囚われている。
いかにその呪いを解くのか、という話なのだと思う。
ばったん先生のまんがは、絵も演出も鮮やかで、すごくいいです。
よかったシーン。姉が公園で野良猫を見ながら、
「昔もいたよねきれいな三毛猫と黒いの また呼んだら出てくるかな」
と言うと、
「さすがにもう10年経ってるし いないんじゃない」
と妹の夫が返すシーン。
2人の素晴らしい過去はもうどこにもなく、関係は変わってしまっていることを示すシビアな演出。すばらしい。
(おまけ)ゲーム『ワイルドフロスト』攻略の個人的なコツ
攻撃回数「×2」か「×3」「イチレツ」のキャラが強い
行動待機の数値は「3」か「4」が実用的(「5」以上を使うには「オカエシ」などの工夫が必要)
特定の仲間をお守りでガチガチに強化して、「虚ろの仮面」でコピーするのが鉄板
「バクハツスンゼン」「スノー」「ボム」等バステはいずれも有用。「バイト」のみ、クリア後の次の周がきつくなるので「カミツキのお守り」を使う時は慎重に
「ヌームリン」等お守りで強くしたカードを「陰の彫刻家」でコピーするのも有用
カード除去できる「モンチー」のイベントも1-2回は引きたい。ダメージ系のカードから除去するが、「クランカー」除去のため、1枚は残しておくとよい
死因として多いのは「オカエシ」「バイト」「ワイルド」の見逃しなので、それらに注意
クラウンは『Slay the spire』でいうところの「天賦」だが、ターンを消費しないので、かなり強力
「クランカー」は壁として使えるので、わりと取ってよい
「お守り商人」は強いイベントなので、お金があれば積極的に選択する
「傷ついた仲間」として、前の週のキャラが加わるが、ペットは対象にならないので、「ペット」はお守りをつける優先度が低いかも