「チャイム」2章の改稿を始めました①
改稿の方針として、「あまり原文に手を加えない」ということを前回の記事で書いたのですが、改めて読み直したところ、わかりにくいところ、不完全な部分が目立ったので、「思いっきり手を加える」ことにしました。
おそらく1章に比べて準備期間(構想期間)が短く、完走までの時間的なリミットを意識して焦っていたのもあり、かなりぶっつけで書いていたんだろうなあ……というのが感じられる文章と内容だったため、元原稿をベースとして、もう少し余裕を持って楽しく、面白く、分厚い感じにできたらいいなあと思い作業を進めています。
それがすごく楽しくて~……! 昨日までの3連休は改稿にあたっての読み直しと整理の作業に費やしたのですが、小説の作業ってほんとうに楽しい~……。久々に没頭することができて幸せでした。
改稿の方針として、もう少しストーリーライン、つまりチャイムで言う「主人公・巴の思考回路がどういう外部からの刺激でどのように変化するのか」「その結果巴はどこに着地して、巴自身がその場所に辿り着いたことをどのように受け取ったか」、がわかりやすくなればいいなと思っています。2章は1章に比べて刺激の要素が複雑化・多様化するので(学校行事だったり、クラスメートたちだったり、2章のメインキャラだったり……)、1章との雰囲気の違いを楽しみつつ、巴と一緒に引き続き、「世界の交差」という不思議な現象の存在する世界を歩いていけるようなお話にすることができたらいいなと思っています。
そしてストーリーラインを整えつつ……作品内でぼかしていた部分をもう少し具体的に描写したり、シーンを追加したり、登場人物の会話を増やしたりする予定です。リアルタイムで更新しているときに、これは不要な会話なんじゃないだろうか……と思っている部分をガンガン削っていたため(「とにかく更新をすること」に重点を置いていたため)にむしろわかりづらくなっている部分もあるなと感じました。なので、そこの補足をするためにも、少なくともpixiv版よりかはぐっと会話の量が増えると思います。逆に、巴のモノローグはガッと削る部分もありそうです。読み直して、ここで語り始めるのはどう考えても不自然かなと思う部分だけ……。
2章の巴は、1章(1話から6話)の出来事をすべて経験したあと、「うっすらと絶望した」状態で、2学期を迎えます。彼は残りの夏休みを家に一人で、引きこもって過ごしていたので、あんまり元気がないですね。
あまり日の光を浴びず、閉じこもって過ごしていた彼にも再び学校生活は始まって。立ち止まろうとしても拒絶しようとしても、彼は結局その勇気がなくて他の生徒たちと同じように学校に行ってしまう、真面目で小心者なところがあります。
1章~2章と短期間で読み直してみて、ここは活かそう、ここは繋げようと思ったところを取り入れるためにも、2章にはたくさん手を入れる予定です。随時カクヨムや小説家になろうに投稿していこうと思っていますが、すでに2章を読んでくださっている方にも楽しんでいただけるような内容になっていればいいなと思っています。
そんなこんなしていると、5月のコミティアまであまり時間がないような気がしてくるんですよね……。できるだけ余裕を持って、楽しんで進めていきたいと思います。