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【1089回】審査してもらうときに心がけておくとよいこと。 - Madoka Sawa https://voicy.jp/channel/632/136423#Voicy 審査員をしたときのいろんな思い出

【1089回】審査してもらうときに心がけておくとよいこと。 - Madoka Sawa
https://voicy.jp/channel/632/136423
#Voicy
審査員をしたときのいろんな思い出

いかがお過ごしでしょうか?
澤でございます。
今日はですね、午後に非常に光栄なことにですね。
ヌーラボさんという会社のBacklogというプロジェクト管理のツールがあるんですけれども、そちらのユーザー会でですね。
オンラインのイベントが開催されておりまして、その中でですね、「Good Project Award」という1コンテンツだったんですね。

Good Project Award 2021審査員に家入一真氏、澤円氏、髙橋ゆき氏が就任 -- 2020年コロナ禍におけるもっとも素晴らしいプロジェクトを表彰するアワード |
株式会社ヌーラボ(Nulab inc.)
https://nulab.com/ja/press-release/pr-2102-good-project-award-2021-judges/


そのピッチコンテストの審査員をやらせてもらいました。
他に審査員はですね、これ、お二方もすごい有名な方なんですけど、あのーCAMPFIREの代表されている、あのークラウドファンディングのCAMPFIREですね。
家入さんと、それから家事代行サービスのベアーズという会社をご存知の方も多いと思うんですけれども、そちらの髙橋ゆきさんと、そして僕の3人+ヌーラボの社長である橋本さんと、まぁ、4人ですね。
その4人で審査員をやらせてもらいました。
この審査員をやらせてもらうというのはですね。
非常に光栄なのと、やっぱりですね、すごく何というんでしょうね。
緊張するというか、なんていうか、覚悟が必要なんですよね。
生半可な気持ちでできないというかですね。
何でかっていうと、これは別に全ての審査員の人がそうかどうかってのは別問題なんですけれども、少なくともボクの場合にはですね。
そのピッチコンテストに出てきている人たちっていうのが、そこに至るまでにですね。
ものすごい、いろんな思いというか、体験をしてるだろうなっていうのをまぁ、想像するとですね。
本当にいい加減なこと言えないよなとか、あるいは、そういったものに対して、否定的なようには相当な覚悟がいるようなっていうふうに思っちゃうんですよね。
もちろん、それは覚悟した上で、場合によっては、厳しめのフィードバックをすることもあります。
なんでかっていうと、マーケットって非常に厳しいですからね。
そのマーケットの厳しさっていうのを代弁者として、えー、語ることもなくはないんですけれども、ただ、それもですね、やっぱりものすごい覚悟と、そして、当然のことながら、適当なこと言えないんですね。
裏づけがない状態でそういったことは言えないので、やっぱり、これは結構タフな作業ということになります。
ですので、審査員というのは、僕にとっては非常にですね、やりがいがあり、覚悟が必要で自分を鍛えてくれる素晴らしい機会ということになるわけなんですけれども、さてさて、この審査というのを、受けるときにこれ、審査別にピッチコンテストだけに限らずですね。
いろんなものがあると思うんですけれども、これ僕はですね、審査を受けるときに例えば順位をつけられたりとかですね、あるいは何か賞がもらえたりとか、あるいは認定資格みたいなものは何でもいいんですけれども、そういったもので失敗したときっていうのは、僕自身は結構前素直に受け止められないタイプでした。
まぁ、昔の話ですけどね。
というのも、最近そういったところに自分の方がチャレンジをする機会というのは、あんまり自分では作っていないので、もはや、どちらかというと応援する側に回ってるんですけれども、昔々、若い頃にそういったものに実際に挑戦というかですね。
そういう立場にたまたま身を置いたときには、正直、失敗したときにはもともと自己肯定感が低いというのも相まってすね。
めっちゃ凹むわけですね。
そして、その結果というものを、こう謙虚に素直に受け止めるということがなかなかできないタイプだったんですね。
やっぱりこれはだらしないですね。
ひねくれものですね。
これ、大いに反省してるんですけれども、そして、今受けたら、やっぱり謙虚にならないと、まぁ、自分の審査をする側になってですね。
コスパが悪いというか、結果的にもっとひどいことに繋がるということを身をもって体験してる最中なんですね。
というのもですね、まず僕は審査をして、賞を取りなかったんだけれども、後で御礼を言いに来てくれた人がいたんですね。
これ何人かいらっしゃるんですけれども、その中でもすごく印象に残っている人の1人がですね。
ビビットガーデンという会社をやっていて、食べチョクという、まぁ、えー、一次産業のまぁ、農家とかですね、漁業関係者とか、そういった人たちから直接えー、品物を買うことができるそういったサービスを提供している、まぁ、そういう会社なんですけれども、秋元里奈さんっていう企業家の方がいらっしゃるんですね。
この方、テレビにも出られてますし、あと、本も出されてますし、今やもう本当に有名な起業家として、大活躍中なんですけれども、数年前にあるピッチコンテストに出たときにピッチをされてですね。
そのときに惜しくも、まぁ、賞を取ることはできなかったんですけれども、ただ、僕としてはですね。
そのピッチは本当に素晴らしかったんで、まぁ、いい点数をつけてフィードバックも書いたんですけれども、そして、わざわざ御礼を言いに来てくださったんですよね。
当たり前ですけど、そういうことをしてくれたら、めっちゃこっちはポジティブな気持ちで覚えてるわけですね。
そして、その後見ていたら、あれよあれよという間にどんどん有名になっていって、サービスも大きくなっていってることになってるんですね。
やっぱり人を味方につける名人だったんだなっていうのはわかるんですね。
これは決してですね、媚びてるとか、愛想がいいとかそういうレベルの話じゃなくて、本当に世の中を良くしようと思っていて、その味方が欲しいと心底思っていて、そして、その味方探し、仲間作りのために自分の時間を使っているという本場ものの企業家だったという、これだけの話だと思うんですけれども、そういった人のところにはやっぱりチャンスが巡ってくるんですよね。
ただ単に謙虚というだけじゃなくて、謙虚な上に、情熱があって、行動力があって、そういったものが全部繋がっていくと、起業家としては、成功するのかなと思います。
そしてもう一つ、覚えてるのがですね。
これ学生さんのピッチコンテストの審査員をやったときだったんですけれども、まぁ、何組か出てきてですね。
そして、ピッチをしてくれて、それをまぁ、審査をしていって、まぁ、最優秀賞とか、そういうのを決めてったんですけれども、まぁ、最優秀賞獲った本当に素晴らしくてですね。
文句なしって感じだったんですけれども、それ以外の学生さんもですね、まぁ、せっかく学生なのに頑張って、おっさん達の前でですね。
勇気を出してピッチをしてくれたことだし、これは全員に何かしらのあのー、プレゼントした方がいいかなと思って僕の方でですね、えー、その当時はサラリーマンをやっていて、えー、センターの運営なんかもしていて、そこではテクノロジー紹介することができたんで、よかったらツアーやりますよっていうふうに言ったんですね。
参加者の人たちはまぁ、無条件でそのツアーを見ることができて、でっ、そして、場合によっては、プレゼンテーションのフィードバックなんかも、そこでやろうかなと思ってたら、まぁ、学生さん結構喜んでくれてですね。
えー、かなりの人たちが来てくれたんですけど、1組だけ、パッと居なくなろうとして、あのー、エレベーターホールの方に行ってて、まぁ、その移動時にたまたま見つけたんで、あの、受けないのって言ったら、ものすごい不貞腐れてたんですね。
本人たちは絶対に自分たちはおのートップを取れるんだって思って、ピッチコンテストを受けに来たらしいんですけれども、まぁ、正直まぁ、その内容って僕からするといまいちだったっていう印象があるんですけれども、本人たちはまぁ、自己評価が高かったんでしょうね。
そして、選ばれなかったということで、めちゃくちゃ不貞腐れていて、まぁ、要するに、当たり散らすような態度をとって去っていったわけですね。
そうなるとですね、ぶっちゃけ、次のチャンスはもはや僕の周りでは発生しようがないですよね。
当然、こういったものってのは、リファレンスとして共有されますので、悪口を言うとかじゃないんですね。
投資の対象でたるかというと、そういう態度で、えー、臨むような人たちっていうのは、はっきり言うと、紹介できないですからね。
結果的に、その人たちは味方を失うことになるわけですね。
こういうのって、1人歩きをするし、そのピッチコンテスト、別のところで出て、取り返せばいいやって思うかもしれないですけれども、あらかじめ、そういう情報で共有されるパターンかなりありますので、ましてや、その審査員をやる人っていうのは、意外と人口少ないですからね。
人数を絞られてるんで、結構、横の繋がりが強かったりするんで、リファレンスをとられることもあります。
この人達どうなのっていうふうに言われたときに、やめておいた方がいいよとかですね。
こういうことがあったよっていうのが、共有されるとその人たちは、もはや土俵に上がる前に勝負がついちゃうっていうことになるわけですね。
まぁ、若いですね、悔しい気持ちっていうのは、もちろんあのー、それを表に出すっていうのは、僕もそうだったんでわかるんですけれども、結果、何一つ得にはならないんですよね。
そのコントロールができなかったという、その1回の事実で、結果、その先のチャンスというのをことごとく潰してしまいかねないということになるわけです。
もちろん、全部が全部ではないにせよ、いいことは何も無いというふうになるかなという感じですね。
ということで、まぁ、いずれにしても、審査を受ける側になったときには、もう本当にこれはですね、あのー、落ちたときとか、気分が悪いのは、本当にわかるんだけれども、少なくとも、ニコニコしておけまでは言わないまでも、少なくとも、めちゃくちゃふてくされるのは、見えないところでやりましょうねって感じですね。
それが現実的には、一番良いソリューションになるんじゃないかなというふうに思います。

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