数字の読み方・使い方 - キングコング西野 https://voicy.jp/channel/941/93331 #Voicy
数字の読み方・使い方 - キングコング西野
https://voicy.jp/channel/941/93331
#Voicy
「数字を読めない人」を利用して、上手くやる人と、策に溺れる人
おはようございます。
キングコングの西野亮廣です。
お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり国内最大のオンライン者の西野亮廣エンタメ研究所の運営をしたりしております。
この放送は、サロン内に同じ苗字のメンバーさんがいたら嬉しい。
やたがいけいいちさんの提供でお送りします。
やたがいさん、どうもありがとうございます。
さてですね、
まぁこのラジオですね、YouTubeでお聴きの方はちょっとタイムラグがあるんですけれども、voicyでお聴きの方にですね、お知らせするとですね。
今日からですね、スナック西野っていうYouTubeのメンバーシップ有料チャンネルがスタートします。
こちらはですね、月に2度ほど西野亮廣の自宅にですね、西野の友達を呼んで、ぺちゃくちゃ飲みながら喋るって宅飲みを本当にそのまま編集して配信させていただくっていう、そういう番組ですね。
初回ゲストはですね、幻冬舎の箕輪厚介さん、そして先々は次回はですね、蜷川実花さん、そしてその次はそれこそvoicy代表のですね、緒方さんですね、音声メディアがどうなるのかみたいな話を聞いていきたいななんか思っております。
西野亮廣エンタメ研究所の公式YouTubeチャンネルの方でメンバーシップっていうのがありますから、興味ある方はそちらを覗いてみてください。
というわけで今日はですね。
ちょっと数字についてのお話をしたいんですけども、なんとなくですね、去年辺りまではですね、オンラインサロンのような有料の閉じたインターネットは批判対象であったんですけれどもここに来て、例えば、カンニングの竹山さんだとか、オードリーの若林さんといった認知度も影響力のある方々が続々とね。
有料の閉じたインターネットに参戦を表明されて、同じさんはこういうものに違いないというその想像で批判していいる方のですね、立場がちょっと危ぶまれてきた感っていうのがありますよね。
僕自身ですね、オンラインサロンを運営していますし、7、8個のオンラインサロンに入らせてもらっているからまぁよくわかるんですけども、多くのサロンオーナーはですね、サロン以外の活動にはほとんど興味を持っていないんですね。
とにかく建設的な議論をして前に進みたいので、ただ荒らしたいだけの人との議論の場を徹底的に切り捨ててるんです。それはそうですよね。ただ荒らしたいだけの人を理論を説き伏せても、説き伏せられたということに逆上しちゃって余計に暴れまわっちゃうんで世のですね、オンラインサロンオーナーさんやYouTubeのメンバーシップをやられてる方々はですね、ただ荒らした人が混じっている会議室で議論したい人はここ、話を前に進めたい人しかいない会議室で機能した人はここ、といった感じで住み分けしていると、なので、いつまで経っても前に進まない俗世間との情報格差がどんどんどんどんどんどんどんどん広がっていくわけですが、とはいえね。
今有料コミュニティのオーナーさんが影響力を持ってるのってちょっと不思議じゃないですか。
だって有料コミュニティの会員数なんて精々、数百人とか多くても数千人程度ですよ。
一方、SNSのフォロワー数やコミュニティの人数というのは数万とか数十万とか、場合によっちゃ、数百万人っていうのはざらにありますよね。
いくら優良コミュニティの人たちが、それこそ最先端の情報を持っているとはいえ、とても太刀打ちできる数じゃないはずなんですよ。
にもかかわらず、どうやら有料コミュニティのオーナーさんとかって何か影響力を持ってますよね。
ここが今日のお話のポイントなんですけども、今日はですね、数字の読み方使い方というテーマでお話したいと思います。
数字でめちゃくちゃわかりやすいんですね。
1個よりも10個の方が多いことは誰でもわかるし、12よりも100人の方が多いことは誰でもわかる。
でもって数字っていうのは事実じゃないですか。
なのでみんな数字をめちゃくちゃ信用してるんですね。
ただみんなが押しているものであるからなおのことを数字というのは印象操作によく使われる、例えばさっきの話で言うと、有料コミュニティは毎月退会者がいるので、カウントされてる人数というのは、現在の会員数なんですね。サロンオーナーさんの情報をちゃんと受け取っている人数ですね。
一方で、SNSのフォローって、いちいち解除しないじゃないですか、外さないですよね。
解除する方が面倒なので。
でも全ての投稿を読んでるかっていうと、読んでもないですよね。
僕たちフォローしてる人の投稿なんかもうほぼ読んでないですよね。
つまりSNSのフォロワーって、現在情報をちゃんと受け取っている人数ではなくて、これまでに情報を受け取ったことがある人数なんですね。
つまり、累計人数です、累計人数なので、極端な話ね。
極端な話、これまでに情報を受け取ったことがある人数が100万人で、現在情報をちゃんと受け取っている人数が6人っていうことが起きてる。
だけどフォロワー数100万人と表示することができるんですね。
これで盛り上がっているように見せてお客さんを呼んでいるとなので、それこそね、国内最大のオンラインサロンっていうものを作ろうと思ったら、その気になれば2、3週間あればできると思います。
有料のオンラインサロンとは別で累計人数でカウントされる無料のオンラインサロンを開設して、その二つのサロンの合計人数を出してホラ見ろ俺が国内最大だと言っちゃう。
あのー数字でも印象操作に多様にでも使えるんですね。
これを今積極的にやってるのが、新型コロナウイルスのニュースを扱っているテレビですね。
コロナもですね、一番その数字が大きく見える感染者数っていう数をですね。
一番前に出してると、そして何ならですね、累計感染者数まで出しちゃう。
累計感染者数になんの意味があるのって話じゃないですか。
今日、交通事故で亡くなった人の数を出して、その後にこれまで交通事故で亡くなった人の数を出されても、何を思えばいいのって話ありません。
だって、今日交通事故で亡くなる人の数は年々減ってるのに、これまで交通事故で亡くなった人の数っていうのはここは足し算だから、これ年々増えるわけじゃないですか。
交通事故を本当になくそうと思ったら、本来見なきゃいけないのは、交通事故で亡くなられた方の累計人数ではなく
て、どれだけ改善されているか、交通マナーがどれだけ改善されていて、どれだけの結果が出ているかっていう部分ですよね。
テレビのコロナの報道も同じなんですね。
やたら、感染者数を出すけど、実行再生産数はあまり表には出さない、実行再生産数っていうのは1人の感染者が何人に感染させるかって言う数字ですね。
実行再生産数が2だったら、1人の人が平均2人に感染させちゃってるので、感染を拡大している。
一方で実行再生産数が0.9だったら、1人の人が平均0.9人にしか感染させていないので、感染は終息に向かっていると、つまり検査の数をめちゃくちゃ増やして本日の感染者は100万人です。これは今年4月の1日平均の1万倍の数です。
緊急事態として皆さん不要不急の外出は控えてくださいと報道されても、
実行再生産数が0.1だったら、ほぼ終息してるんですね。ただテレビはそれをしない、不安を煽って、家に泊まってもらった方が視聴率を稼げるので、ただその視聴率を稼ぐ方はあんまり意味ないどころか、むしろマイナスで外出を止まらせて家にさせてしまうと、例えば吉野家からすると今吉野家のCMを出したところで、意味がないわけじゃないですか。
人が外に出てないので、加えてCMを出す資金面での体力ももうなくなってきていると、この感じでテレビCMを出したい企業が減るので、テレビの広告収入が減っちゃうから、最終的に首が締まるのはテレビ局ですね。
ここが結構、地獄だなと思っていて、不安を煽ったところで経済が止まって最終的に首が縛るのは広告費で生きている我々なのだから、もう僕らの番組がいたずらに不安を煽るような報道はやめようって、どっかの番組が言い出しても、不安というものは人の生活にリアルに直結しますから、最も人の興味を引くカテゴリであることは間違いないので、:同時間帯に流れている不安を煽ってる番組に視聴率で負けちゃう、いたずらに不安を煽ることをやめた人が損をする仕組みになっている。
こういう風に数字を読み取って、一方で数字を使ってる人は見ていると、うまくやっているなっていう人と策に溺れてるなっていう人が見えてきて、結構面白いです。
基本的には中身が伴っていない数字で取り繕いすぎちゃうとろくなことがないなっていうのが僕の結論ですね。
そんなこんなで僕は今日もオンラインサロンの投稿をコツコツと頑張ります。
今日はコロナウイルスに流されてる人を助ける策を思いついたので、サロン内で提案してみたいと思います。
日本中がざわつくと思いますか、誰1人傷つけない優しい革命のお話です。
興味がある方は、オンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所のぞいてみてください。
それでは素敵な1日をお過ごしください。
キングコングの西野亮廣でした。じゃまたね。
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