響け!宇治マラニック・リターンズ
先日、友ヶ島にてサマータイムレンダ聖地巡礼をしたちまきは思いました。
(なんだこれ……クッソ楽しいやないか……)
(またやりたい!またなんかやりたい!!)
二次元オタの気質が隙あらば顔を出す私にとって、同じ作品を視聴したいい大人が、誰はばかることなく聖地できゃっきゃ喜べるのは思いのほか楽しかったのでございます。
前回の宇治マラニックの際は、元ネタとなるアニメ(響け!ユーフォニアム)視聴者が1名しかいなかったため、ほぼ宇治の観光名所(+宇治までのよくわからん道の)マラニックと化していたのですが、その後、ユーフォニアムがアマプラで公開されたので、めでたくワタクシめもアニメ1・2期+劇場版も視聴し、今こそ!万全の体制で!聖地巡礼が!できます!!!
と鼻息荒く騒いでいたところ、主催者が希望者を集めてグループを作ってくれました。ありがとうございます。なお、その後、主催者はルートやスケジュールを決めるといいつつもいまいち動きが遅いので、見かねた某ルートマスターやいらち勢がさくさく仕切りはじめ、主催者の存在意義とは……?と危うく首をかしげる事態になりかけましたが、そもそも主催者が言い出していなければこの企画自体が実現していないので主催者はえらい。感謝。
と、いうことで、(今回は友ヶ島と違って未視聴者が最初から最後まで完全に置いてきぼりになる仕様なので)参加者全員がユーフォ視聴者というつよつよ布陣で聖地巡礼スタートでございます。楽しみにしすぎて、一ヵ月くらい前からグループラインでフライング聖地巡礼報告やら宇治市を賛美するスタンプが飛び交うちょっとしたカオスだったのは内緒です。
四十路越えのいい大人たちが、ぼかしを入れるのがもったいないほど満面の笑顔でございますよ。なお、この日は万全の手を尽くしたにも関わらず女性参加者をあと一歩のところで取り逃がしてしまったため(涙)、「断固としてオタサーの姫のごとき写真を現世に残してはなるものか!」という(自意識)強めの決意の元、私はおっさん4名カメラマンに徹しております。
さて。
駅を出てすぐに、主人公の久美子が「(ユーフォニアムを)上手くなりたい!」と言いながら駆け抜ける青春の1ページが繰り広げられる、通称・上手くなりたい橋(一般名称・宇治橋)を、「(マラソンが)速くなりたい速くなりたい速くなりたい!」とダッシュする短パン族2名。
上手くなりたい橋を渡った先にあるサイゼは!あのサイゼではありませんか!!と、興奮してサイゼリヤを激写しまくる大人たち。端的に言ってまぁまぁヤバい。
とまぁ、こういった具合に、宇治市内に点在する聖地(アニメの背景)の1つ1つにテンション爆上げで騒ぐ企画なわけで、今回の参加者を視聴勢に限った理由はお察しいただけることでしょう……。ただ、視聴して参加したら絶対に楽しいので、全力でおすすめでございます。(劇場版では端折られているシーンが多いので、アニメ版(13話×2期)の視聴を推します)
とはいえ、天ヶ瀬ダム(滝先生の奥さんのお墓参りをしたところ)は、一般ランナーもちょいちょい走っている風光明媚な場所でした。ここはまた来たいなー。
そして、通常マラニックっぽくない怒涛の写真も掲載しておきます。
四十路オーバーの短パンのおっさん達がうら若き女子高生を演じる誰得マニア垂涎の再現写真集でございます。
上段、ワンテイクで撮影できたのはえらい。打ち合わせ時あまりの手足の動きのばらばらさに、思わず「おっきい方(の演者)でやる!?」と口走ったのは助監督の大いなる失言でしたごめんなさい。
下段撮影時、演者の一人が、内また座りすると関節が痛い男性骨格には無理なポーズだ!、と叫んでいましたが、今から見ると単純に石が低すぎて、物理的に脚がぎゅうぎゅうになっていたんだろうな……(かわいそう)
上段撮影時、この写真で「特別(名古屋WMタキシード隊)になりたいの……」と演者の一人がつぶやいておりましたが、うんまぁ、がんばれ!
特に、上段の水道橋のシーンはなかなか物理的に撮影が難しく、撮影者もこんな体勢でがんばってました。
なお、我々がこの水道橋に到着した当初、同じく聖地巡礼をしていると思しき男性が橋の下に座ってくつろいでいらっしゃったのですが、我々の姿を確認するとささっとその場から立ち去り、去り際には(聖地巡礼ですね……わかってますよ……)と言わんばかりに目と目で通じ合い、軽い会釈をしてくれたので(同志よ……!)と思いました。優しい世界。
そして、今回の聖地のメッカともいえる久美子ベンチ(主人公の久美子がことあるごとに座っている)に、思い思いの座り方をする大人たち。
あ、マラニックなので、おいしいものも食べたよ!(重要)
そうそう、聖地もたくさん巡礼したけど、飛び出し坊やがユーフォニアムキャラになっている、飛び出しユーフォも集めましたよ。
聖地を見つけるたびにいちいち思い入れを語ったり、再現写真撮影を始めたりするので過去最高に進まないマラニック。
TODOリスト(たくさん)もほぼ消化できたし、ここには掲載しきれない写真も山のように撮影し、大変充実したマラニック(という名のほっつき歩き)を堪能できたよき一日でした。ありがとうございました。