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友ヶ島マラニック@聖地巡礼

アニメ「サマータイムレンダ」の物語が始まる(そして何度もループしまくる)7月22日。

舞台である日都ヶ島(ひとがしま)のモデルとなった和歌山の無人島、友ヶ島に行ってきました。

7月22日の乗船券がエモいのう……(降船時に回収されてしまいましたが)


とはいえ、我々(ランナー)の物語は、その数時間前に、南海・和歌山市駅からはじまります。ええ、距離稼ぎのために、和歌山市駅から加太港までの約11kmを走って行こうという算段です。ちなみに、道中あまりになんにも見どころがないので、その旨、きっちり通達したのですが、結構な人数が距離稼ぎに参加してきたのでビビった。暑いだけだよ。


とはいえ、和歌山市駅から潮ちゃん(登場人物)がお出迎え!

道中はあっついだけであまりになんもないので省略しますが、走っている最中に先に港に到着した方から「既に人がめっちゃ並んでいる(7時半くらい)(ちなみに乗船券発売開始は8時半)」「でも俺が並んで整理券ゲットしてやるのでお前たちは第一便には乗れる」「いや待て第一便の前に臨時便が出るらしい」など、早朝からサマータイムレンダオタクが加太港に押し寄せている様子が実況されてきて、オタクの行動力すげえ……と(自分のことは完全に棚に上げて)震えました。やっぱりみんな思うこと(せっかくなら7/22に島に行きたい)は同じなのか……。

我々がちんたら走っている間に先行して港で並んでいただかなければ、島に上陸することもかないませんでした。ありがとうございました。今後は滋賀方面に足を向けて寝れないです。南無。

ということで、三顧の礼をもって整理券をいただき、いざフェリーに乗船!(往復2200円、20分程度の乗船です)(なお、普段は一日数本しか出ていないのですが、この日はあまりに人が多いので結局ピストン運航していた模様)(オタクすげえ……)

特に、早い便は大多数がサマータイムレンダ勢なんじゃね……?
定員100名くらい。乗り切れない場合は次便になります。


船に乗っている間も、「日都ヶ島!」(違うよ、友ヶ島だよ……)だとか、「あれが最終決戦の!」だとか、(椅子が向い合せじゃないので)これじゃオッパイダイブできない……」だとか(これは同行者が言うてた)、いろいろなワードが聞こえてきて楽しかったです。

なんやかんやで友ヶ島到着!!
友ヶ島でも、全力でサマータイムレンダを推してますね。


この桟橋から降り立った島の余韻にひたる間もなく、すぐ右手の観光案内所(アニメの派出所のモデル)やら、松の木(アニメでスーツの美人お姉さんがぶらさがっていた)の写真を興奮気味に撮りまくっている人がいたら、サマータイムレンダ勢です。もちろん私も撮りました(聖地巡礼写真は最後にまとめて載せときます)。

友ヶ島はサマータイムレンダだけではなく、ラピュタの雲の中の島の廃墟にも似ているそうで、サマータイムレンダを見ていなくても楽しめます。

あ、せっかくなんで、友ヶ島の紹介も置いておきますね。砲台跡や灯台など、見どころを回るだけなら約3.5kmのコース。ただし、かなり荒れた道で斜度もあるのでちょっとしたハイキングの心構えが必要。堤防が崩れていて今は渡れませんが、隣の虎島の近くまで行こうとすると往復6kmくらいかかるので、まぁまぁ体力のある人向けの島です。無人島なので、水分食べ物など補給は持参の必要あり。


ということで、文字を並べても伝わらないので、風光明媚な友ヶ島の絶景を、写真多めでどうぞ!(私も後で見てにやにやするんだー)

今回は桟橋から右手に進み、反時計回りのコース。最初に出てくるのが第2砲台跡。ラピュタ感。
第2砲台はかなり崩れているため、立ち入りはできません
第2砲台に向かう道。海が本当にきれいな日でした。
鷹ノ巣山展望台付近からの風景(だいぶしっかりのぼります)。真ん中に見えているちっちゃいのは神島。
展望台で集合写真!(映え写真の中に棒立ちの人がいるな……)
第3砲台は、おそらく友ヶ島最大の見どころです
ちょっとしたダンジョンのような通路(もっと真っ暗な場所もあります)
しっかり遺構が残っていて立ち入れるのはすごい
真ん中の丸い部分に砲台があったそうです
砲台跡から何かを召喚しようとする人々(注:そういうアニメではありません)
(映え写真の中に召喚ポーズをひきずってる人がいるな……)


桟橋付近に戻ってお昼ご飯を食べて、ランナーの機動力を生かして片道3kmの島の先端まで往復もしてきました。とはいえ、往路は多少走ったけど、復路はべた歩きのお散歩でしたが。せっかくの島歩き、走るのもいいけど、じっくり楽しまないとね。

この堤防の先が虎島につながっているようですが、現在は立ち入り禁止です。

ちなみに、虎島はサマータイムレンダでラスボス戦が繰り広げられた地なので、アニメ視聴勢が行きたがりました(もちろん私も行きたがりました)。往復6kmくらいあるんですけど、特に道中なんもないし、結局島には渡れないんですよね……こちらの方面は人影もまばらでした。けど、片道3km程度だと、ランナーは誤差範囲だと思って文句も言わずについてくるからいいよね!(未視聴勢も巻き込まれる仕様)

たっぷり4時間、島に滞在して見どころはほぼ全部制覇!満足!!
(あ、子午線最南端の碑はなぜか見逃しました)(アニメ聖地関係なかったからだきっと……)

とはいえ、聖地巡礼はこれだけでは終わらないんだよ。友ヶ島は無人島なので、自然風景や廃墟の聖地は島内にあるのですが、建造物の聖地はフェリーで帰った先の加太港にあるんだよ!

ということで、加太港に戻ってからも(車は港にあるのに)さらに無駄に駅までの1.2kmを往復しながら聖地をめぐる、という儀式が繰り広げられたのですが、さすがに、誰しもが楽しめる島の絶景ではなく、「どっかの店の前」とか「小学校の裏の壁」とか「ただの道」とか、未視聴勢にとってはなんの感慨もない場所をめぐる(そして視聴勢がいちいち大喜びする)苦行を強いてしまったので、視聴勢との温度差で心が痛みました……お付き合いいただきありがとうございます……いや、ほんとめちゃくちゃ満足したよ……。


サマータイムレンダオタに捧げる、聖地巡礼の記録。

左上上段から、「凸村がいた駐在所」「第一話で登場した崩れたレンガ壁」「南方ひづるがぶらさがってた松の木」「慎平と根津さんがしゃべってた第三砲台跡」「最終決戦の地」「南方竜之介が影になった第一砲台跡」
左上上段から、「澪と朱鷺子さんがしゃべってた日都ヶ島観光案内所」「メソポタミア文明」「根津さんが消えてったY字路」「慎平と澪が雨宿りしてたキシモト商店」「しおりちゃんの実家のコバマート」「堤防沿いの道」


友ヶ島ガーミンはほぼ歩き!(事前に11kmランで距離稼いでおいてよかったぜ)

距離稼ぎラン11km(和歌山市駅→加太港)、ウォーク12km(友ヶ島)