術後初だっこ〔1ヶ月20日〕

*過去の自分のブログの転載です。

🍀🍀🍀

<2011/12/23 fri ☀>

生後50日、術後14日目。

今日は祝日なので息子と父ちゃんと3人で病院へ。

先に母ちゃんが面会。

娘ちゃん、ギャン泣き中。

なんだ、なんだ?

今日も担当のAさんが「ほら~娘ちゃん、お母さん来たよ」と言うと、泣き止んだ娘。

でも母ちゃんの顔をチラ見してまたギャン泣き。

おい。

理由は空腹。

まだ点滴が右手と両足に入っているのと傷もあるのでなかなか抱っこも出来ず、頭をなでなでお尻をトントンしてなだめるが、効果なし。

全身全霊でギャーギャー泣き、はす向かいのベッドの子と2人で二重奏。

ママさんと顔を見合わせて苦笑。

でも母ちゃんにとっては泣いてくれることすらも嬉しい。

顔を真っ赤にして声がかすれるほどに泣いている姿が、「生きてる」って全身で言ってる気がする。

生きてる。

娘ちゃんは生きている。

ありがとう。

それにしても今日の娘ちゃんはいつになく泣きまくり。

心拍が速すぎてアラームもピコピコ鳴りまくり。

それでもサチュは80台と、いつもより高め。

なんでだろ、今日は手で測ってたからかな?

あまりに泣くので見かねたAさんが「お母さん、抱っこしてください」と。

抱っこ~?

Aさんが娘ちゃんを持ち上げて抱かせてくれた。

傷がねじれないように、右手のAラインに気を付けて慎重に抱っこ。

手術直前以来の抱っこ。

ああ、娘ちゃんだ。

重み、温もり、匂い。

娘ちゃんだ、娘ちゃんだ、娘ちゃんだ。

嬉しい。

しかも抱っこしたとたんに寝てくれた。

可愛い、可愛い、可愛い。

腕の中の娘ちゃんの寝顔を見ていたら涙がにじんだ。

ぎゅうっとしたいけど我慢我慢。

下ろしたくなくて抱っこをしたまま静かにゆらゆら。

もうそろそろミルクの時間になったので、またAさんに手伝ってもらいコットに下ろし、ダンナと交代をしに一度外に出る。

父ちゃんはこないだの日曜にNCPAPを付けて苦しそうにこっちを見ている娘ちゃんを見て「寝ている方がいい」と弱音を吐いて以来の面会。

ミルクの時間なら娘ちゃんは起きる。

顔にもう何も付いていなくて、元気にミルクをゴクゴク飲む娘ちゃんを見れば安心するだろう。

ミルク後だと爆睡しちゃうかもしれないしね。

ダンナと交代し、廊下のベンチで息子と待つ。

戻ってきたダンナは目尻が垂れ下がりまくっていた。

またAさんに手伝ってもらい抱っこをしてミルクを飲ませたそうな。

「可愛かった、可愛かった」とメロメロ。

よかったね。

40ccのミルクを一気飲みだったらしい。

ミルクの前に薬をAさんが飲ませているのを見たらしく、4~5回に分けて飲ませていたら最後にはミルクじゃないと気付いて嫌がっていたそうだ。

それも成長だ。

「薬を飲ませるのも大変だね」と他人事みたいに言うから、「退院してきたらうちらが飲ませるんだよ」と言うと驚いていた。

おい。

心疾患が治ったわけでもなく、ましてや心臓の手術をして1ヶ月も経ってないのに何もなく帰ってくるわけがないだろ。

ダンナは、それこそ本当にまったく一切調べたりしていないので、先生や看護師さんや私からの情報がすべて。

だから退院後の生活に危機感がまるでない。

下手に心配しすぎるのもどうかと思うけど、まったく普通に生活できると思うのもどうだろう。

健康な赤ちゃんとは違うのよ。

風邪なんて引かせられないから空気清浄器も買わなきゃ。

早く帰ってこないかな。

楽しみだな。


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