初インフォームドコンセント〔生後23日〕
*過去の自分のブログの転載です。
🍀🍀🍀
<2011/11/26 sat ☀>
今日は来週受ける予定の心臓カテーテル検査の説明がある日。
ダンナと二人で行く。
とりあえずは娘の面会。
…寝てる。
しかも横向きで。
何て言うか、右を下にしたシムスの体位のちょっと仰向け版みたいな体勢。
横のテーブルには飲み干したばかりらしい哺乳瓶が。
またまたこのパターンか!?
いやまあ、ミルクが1時なんだからわかりきってることなんだけどね。
でも今日は抱き上げると起きた。
目をパチクリさせながらじ~っとこっちを見てる。
可愛い~ん。
だがしかし、昨日爆睡の娘をひたすら抱いていたせいで腕が筋肉痛な母ちゃん。
娘の温もりと重みと匂いを存分に味わったら、父ちゃんに交代。
おめめパッチリな娘ちゃんに父ちゃんデレデレ。
誰だ、「俺は娘にデレデレな父親にはならない」とか言ってたのは。
そんな父ちゃんに抱かれた娘ちゃん、少しグズったかと思うと父ちゃんの腕の中でブリブリっと。
出たね。
看護師さんに声を掛けてからおむつ換え。
担当は父ちゃん。
「そっか、女の子だもんな。難しいな…」とかブツブツ言いながら換えていた。
お尻もスッキリきれいになり、改めて父ちゃんが抱っこをするとまたもやブリブリ。
やるな、娘。
おむつを換えたとたんにまたうんちって、赤ちゃんの鉄板よね。
もしやまだ出るのかと、今回はちょいと様子見。
すると主治医が来てしまい「じゃあ、行きましょうか」と別室に誘導されてしまった。
あ~、うんちが~。
看護師さんもちょっと席を外していて、仕方なく娘をコットに戻して説明を聞きに行く。
ごめんね、娘ちゃん。
戻ってきたらすぐに換えてあげるからね。
父ちゃんが。
心カテ検査の説明が終わると、突きつけられた娘の心臓の厳しい現実に頭と胸がいっぱいになってしまった。
(詳しい内容は別記事で。)
息苦しい。
2人で病棟の待合室で一呼吸。
わかっていた。
わかっていたよ。
ダンナは調べたりしない人だけど、私はある程度は知っていないと逆に怖いので、それなりに情報は得ている。
それでもやっぱり知識として知っているのと、現実に自分の身に降りかかってくるのとでは大違い。
しかも娘の疾患は一筋縄ではいかない難しいパターンだった。
目の前に迫る心カテ検査のリスクも心配だけど、これから先の近い未来も遠い未来も不透明になった。
大丈夫、大丈夫。
娘は絶対大丈夫。
そう信じるしかないけど、信じきることが出来ない現実が…。
多くは望まない。
娘と息子と家族4人で笑って過ごせればそれでいい。
結局は信じて祈るしかない。
気を取り直して笑顔を作って再度娘の面会。
…寝てるし。
そうだ、うんち。
おむつを覗き込むとやっぱりしたまま。
父ちゃん、再びおむつ換え。
またもや悪戦苦闘。
それが伝わったのかおむつ換えが終わるとグズり始めた娘ちゃん。
顔がだんだん赤くなりしかめ面になり鬼瓦になり、そして泣いた。
そして鳴るアラーム。
なんだろ、おむつ換えが気に入らなかったのかな?
看護師さんが来て抱っこをすると落ち着くが、置くと泣く。
甘えっ子ちゃん。
父ちゃんが抱いてとんとんゆらゆらすると落ち着いて寝た。
そのままそ~っと下ろして可愛い寝顔を少し眺めて、名残惜しいけど帰る。
明日も来るね。
痛い思いをさせちゃうけど頑張ってね。
それしか言えない父ちゃんと母ちゃんを許してね。
みんなが待ってるから。
心カテも手術も乗り越えておうちに帰ろうね。
ゆっくり、ゆっくり頑張ろうね。
愛してるよ。