ミルクと泣き声〔生後3日〕
*過去の自分のブログの転載です。
🍀🍀🍀
<2011/11/06 sun ☔>
私はまだ母乳が出ないので、娘はミルクを飲んでいる。
悲しいかな、張りすらない。
私はあまり母乳が出ないタイプで、息子はほぼ100%ミルクで育てたので、二人目にもそんなにこだわりはなかったのだが、事態は変わった。
こうなった今となってはやっぱり母乳をあげたい。
退院したら母乳相談室に通えたらいいな。
そんなこともあり、今の娘はミルクを飲んでいるのだが、やっぱり口から飲むのはキツいらしい。
疲れちゃって心拍が落ちたり呼吸が浅くなったり酸素濃度が低くなったりするようだ。
又聞きなので詳しくはわからないけど。
なので今は管を通して直接胃にミルクを流している。
でも幸いなことに、口から飲むということについては今はまだできないが、消化はきちんとできてるし、尿も便もちゃんと出ていると。
やっぱり問題があるのは心臓だけなんだ。
口から飲むのって赤ちゃんにとっては疲れるもんね。
心臓に負担も掛かる。
でも例え口から飲めなくても胃や腸に問題がないというのは、私たちにとっては希望の光。
消化が出来て栄養が取れると言うことは、成長にとっても回復にとっても重要だから。
それが手術成功にも繋がるから。
……とは言え、直接おっぱいから母乳は飲めないのかなぁと思うとちょっと複雑。
成長していけば体力がついて飲めるようになるのかな。
どうなんだろ?
両隣の部屋からは赤ちゃんの泣き声が聞こえる。
いいな、可愛いな。
左側は同じ日の午前に緊急帝王切開をした初産のママ。
帝切&初産のダブルパンチであわあわしてるらしく、何度も助産師さんを呼び出してる。
この痛みの中初めての赤ちゃんのお世話は大変よね。
ああ、手伝いに行きたいくらいだわ。
右側は知らない間に入っていたけど、もう同室なんじゃ普通分娩かな。
両隣の赤ちゃんの泣き声を聞いて娘を思い浮かべる。
娘もこうやって泣いてるのかな?
それとも心臓に負担が掛かっちゃうから眠らされているのかな?
昨日面会に行ったダンナは「元気ですよ」と言われて安心しちゃったらしく、他に何も質問とか聞いたりしないで、写真とビデオをバシバシ撮って満足げに帰ってきた。
おい。
病状を聞かなくてもさ、ミルクとかうんちとか沐浴とか体重とか普段の状態とか、聞くことはいくらでもあるだろ!
「育児ノートは?看護師さんが書いてくれてるんでしょ?何か書いてあった?」と聞くと、「忘れてた」と。
ノートを見てくるのを忘れたのではなく、ノートの存在そのものを忘れていて、どこにあるのかすら聞いていないと言う。
これだから男親は。
まあ、父親としての役割は大いに果たして奔走してくれてるから許そう。
それにしても新生児の泣き声は可愛いよね。
昨日までは両隣ともにまだ同室にはなってなかったから、もし赤ちゃんの泣き声が聞こえたら辛いのかなと想像していた。
そんなことなかったよ。
素直に「可愛いなぁ、いいなぁ」と思える。
たぶん娘の状態が落ち着いていて元気だと聞いているからかもしれない。
涙はちょっぴり出てくるけどね。
でも帝王切開後のお世話は本当に大変だよね。
今は神様が「退院したら忙しくなるからしっかり休みなさい」とくれた休日だと思って、私は寝よう。
体の回復は順調みたいだし、しっかり体を休めて回復させて、娘に逢いに行くんだ!
では、お休みなさい。