甘えっ子〔１ヶ月２日〕

＊過去の自分のブログの転載です。

🍀🍀🍀

＜2011/12/05 mon ☀＞

生後３２日。

今日は２時に面会へ。

娘ちゃんは寝ていたけど、すぐにムニムニして起きた。

母ちゃんが来たってわかったのかな～。

するとしばらく母ちゃんをじっと見たあとに泣き出した。

これは甘えてるな。

大歓迎。

抱き上げるとすぐに泣き止んだ。

明るいからか窓の方をじ～っと見てる。

残念、曇りガラスだから外は見えないね。

でも明るい太陽の光とか紅葉している木々の赤やオレンジとか、真っ青な空の色とかは見える。

「今日は風は強いけどいい天気だよ。お兄ちゃんは今ごろ公園を走り回ってるよ」

話し掛けるとこっちを向くのは偶然？

違うよね、ちゃんと聞いてるんだよね。

外を見たり天井を見たり母ちゃんを見たり、キョロキョロキョロキョロ。

小児病棟なので壁はプーさんのクロスで、天井にはカラフルな乗り物の絵。

天井をじっと見てるので、「見える？お兄ちゃんが大好きな車の絵だよ」と話し掛ける。

息子のことをなんて呼ばせようかまだ決めていない。

お兄ちゃん？兄ちゃん？それともにぃに？

にぃにが可愛いよな。

でも「娘ちゃんの方が図太くて強そうだから、そのうち“むすこ～！”って呼び捨てで呼ぶようになっちゃうよ」とばばが言っていた。

確かにそんな気がする。

抱っこしながら話し掛けたりしていると、さっきまではご機嫌だったのに突然もがきだした娘ちゃん。

そしてブリブリッと。

明らかに出ている感触が抱っこしている手に。

本人はスッキリ顔。

は～い、おむつ換えですね。

今日はサチュのコードが左腕に付いていたので、両足ともフリーでやりやすかったわ。

ちなみに昨日から点滴は右手。

おむつを換えたあとはご機嫌だったのでコットに寝かせたままにしていたら、だんだん雲行きが怪しく。

また泣き出した。

まったく甘えっ子ちゃんなんだから。

抱き上げるとやっぱり泣き止むし。

可愛い可愛い娘を観察。

目もちゃんと見えている感じになり、時々「う～」とか「あ～」とかお話しもするようになった。

常に一緒にいるわけじゃないからハッキリとはわからないけど、起きてる時間も長くなった気がする。

しばらく抱っこをしているとあくびをし始めたので、ゆらゆらとんとんしながら子守唄を歌う。

そのうち寝た。

あ～、可愛い。

熟睡した頃を見計らってコットに下ろす。

…起きたし。

まあ、そういうもんだよね。

なんとか寝かせようととんとんしていると、主治医Ｙ先生登場。

「娘ちゃんは今日も変わりなく落ち着いてますね。今は手術に向けて変わりないことが大事ですから」と。

確かに風邪とか引いて延期になるのは嫌だ。

てか、Ｙ先生、髪切ってスッキリしましたね。

Ｙ先生と入れ替わりに今度は看護師さんが血圧を計りに来たので、挨拶をして帰ることに。

すると、娘ちゃんがまた声を出して泣き出した。

いや～ん、帰れなくなっちゃうよ。

とか言いつつも、残念ながら二人目母ちゃんはその程度の泣きじゃ動じません。

甘えてくれるのは素直に嬉しいけどね。

ごめんね。

また明日ね。

『手術まであと４日』