ドリームナイト・アット・ザ・ズー2017[9歳6ヶ月&5歳9ヶ月]
*過去の自分のブログの転載です。当時娘は5歳9ヶ月。フォンタン術後4年3ヶ月、幼稚園年長さん。境界知能疑いの息子は小4です。
🍀
<2017/09/02 sat ☀>
ドリームナイトに行ってきたー✨
気候のおかげもあって、めちゃくちゃ楽しかった🥰
相変わらずの長文詳細レポになるのでお付き合いよろしく。
ではでは…。
昨夜のどしゃ降りも朝には上がり、スッキリした秋空のいい天気。
数年前から存在だけは知っていたけど参加には至らなかった『ドリームナイト・アット・ザ・ズー』に初参加。
勢いで申込みをした「よこはま動物園ズーラシア」。
今年は抽選はなく、全員招待されたらしい。
若かりし頃に一度だけ行った記憶があるのだけど中は全然覚えていないので、ほぼ全員初めてのズーラシア。
日本で最初にドリームナイトを始めた動物園だから、そういった意味でも期待。
事前に送られてきたのは入園券や駐車証にプレゼント引換券と、ドリームナイトでの園内マップ。
ドリームナイトでは全面開放ではなくて一部見られない展示もあるのだけど、メジャーな動物はほぼ網羅できるので、園内マップとイベント予定表を見ながら回るルートを検討。
動物園の飼育員を夢見て日々動物の図鑑を読み込む息子の希望がマニアック過ぎて感心するやら笑えるやら。
リカオンとかドールとかウンピョウとか。
何、それ?
一番見たいというリカオンが何気に園内の一番奥にいて、さらにその一番奥のサバンナゾーンは8時には閉鎖(ドリームナイトは8時半まで)してしまう。
イベントはドリームナイト独自のスタンプラリーやミニコンサートや、動物園で普段から行われている「飼育係のとっておきタイム」などがあり、リカオンのとっておきタイムもあるのでそれも含めたスケジュールを事前に決めて行った。
滅多にないこの機会、余すとこなく楽しまねば!
夕方4時半受付開始のところ、4時に駐車場に到着。
一般の方々が帰っていくところを堂々と逆流するVIP感(笑)
受け付け前にボランティアさんからフェイスシールやスタンプラリーのカードを受け取り、着ぐるみと写真撮影。
受付でジュースや動物フィギュアのプレゼントをもらい、5時入園なのでしばらく並んでいると5分前に開園。
計画通りスタンプラリーをこなしつつ一通りを見ながら一気にサバンナを目指すルートで出発。
まず最初にインドゾウがいて、早速とっておきタイムをしていてお子達は食い付いたけど、ここで時間を使うと後がキツくなるのである程度で進む。
ちなみに園内が広いことはわかっていたので娘ちゃんにはバギー(ただのB型ベビーカー)を持参。
移動はバギー、動物を見るときは降りる、楽しすぎてテンション上がってるときは走る。
スタンプラリーは4ヶ所で、ボランティアさんにスタンプを押してもらうとルミカという光る棒をもらえる。
メジャーな動物の展示の前ではその動物の毛皮や頭蓋骨(レプリカ?)を触ったりさせてくれて、毛の長さとか固さとか感触とか実感できて知的好奇心がくすぐられまくり。
何よりも夕方から夜という時間帯と、9月頭とは思えない汗ばむことのない涼しさのおかげでどの動物もかなり動き回ってくれていて、面白くてしょうがない。
動物園にありがちな「どこにいるかわからない」とか「動かない」ということが一切ない。
むしろ「こんなに動くの!?」とかなりの衝撃。
泳ぎまくるホッキョクグマ!
小さい子を泣かすほど重低音で吼えまくるオスライオン!
肉を奪い合って走り回るリカオン!
まるでライオンキングの世界のように悠然と歩き回るキリン!
わざわざガラスの前を通り抜け目の前でゴロンと転がるチーター!
地響きを上げて走り回るクロサイ!
正直親の方が大興奮✨
40年生きてきて今までで一番の動物園。
ドリームナイト万歳、異常気象万歳。
さらに言うと図鑑を読み込みまくってやたら詳しい息子の豆知識のような小ネタが随所にちりばめられて、楽しさ倍増。
よく知らない動物がいても「息子、ドールって何?」と聞くと「う~ん、まあ簡単に言うと犬だね」とサラッと答えが返ってくるし、「リカオンとハイエナは似てるけど、リカオンはイヌ科でハイエナはハイエナ科なんだよ」とか「サイが本気でぶつかったらゾウも倒れるんだよ」とか、なんかもう「打てば響く」感じ。
図鑑をただ眺めているわけではなくて、ちゃんと細かな説明も読み込んで知識として溜め込んでいることに驚く。
息子は危険生物の図鑑も好きなので、平和的な動物よりも肉食動物や意外と危険な動物の方が得意分野。
猿とかは聞いてもあまり知らない。
だけどマイナーな動物もよく知ってて、なんだかよくわからなかった動物の前で「息子、あれ何?」と聞いたとき「なんだろ?○○かな?」と答えていたのを近くにいた飼育員さんが聞いてて「惜しい。これは△△だよ。よく○○なんて知ってるね」と驚いていたり、日本にはズーラシアと富士サファリにしかいないのにマイナーすぎてあまり見向きもされないリカオンを一番の目当てに来たことを話した飼育員さんが喜んでくれて息子とリカオントークをしていたり。
そんな息子の姿が本当に嬉しくて、息子に関しても色んなことを心配した時期があって今も正直完全には拭いきれてなくて、だけど今日の息子は本当に詳しくて輝いてて、ただもう嬉しくて嬉しくて泣きそうだった。
あの息子にも得意なものができたよ。
普段のズーラシアは知らないけど、今日はどの動物の前にも大体飼育員さんがいて動物の説明をしてくれたり質問に答えてくれたり、飼育員さんがいることで動物がより近くに来てくれたりと良いこと尽くし。
たくさんのボランティアさんと動物園の飼育員さんやスタッフさんがいて、総出で見守られてる感じがなんだかありがたくて嬉しい。
障害があっても病気があっても理解してくれる人もちゃんといて受け入れてくれる社会もちゃんとある。
夜の動物園という非日常のなんだか異次元のような別世界のような雰囲気の中で、とにかく楽しかった。
そして広すぎて疲れた。
母ちゃん、足の付け根と膝が痛いっす。
バギーを持参して大正解。
娘ちゃんは最初から体力温存のために移動時は座らせていたんだけど、それでも最後の方は眠さも手伝ってくたくたで座面に沈み込んでいた。
5時の開園と同時に入って、車に戻ったのは終了時刻の8時半。
まさに夢の夜はおしまい。
来年は参加資格があるかわからないけど、来年も資格があるのなら応募したいな。
涼しかったおかげもかなりあるけど、ズーラシアのドリームナイトは最高でした✨