私が世界を救うまで 第5話
【モッテアムゴット】
「ウソでしょ!!
流れ星が爆発して
いきなりでっかい木が生えてきた?!」
ドラゴンは澄まし顔で?冷静を装った。
だが、長い時を経てエンシェントドラゴンになるまで生きた彼女はこれが何であるか分かっていた。
これまで何度も何度も対処してきたのだ。
グルグルグルぅ
「え?出かける?」
私をおいて?と一緒に行きたがるユーンを制し、急ぎ空を飛ぶドラゴンは恐ろしいほどカッコよく、慣れてきたモッテアムゴットの人間ですら少しばかり怯え、ユーンだけが残念とウットリの間のような顔で見あげていた。
こんなにも早くあの木が生えてくるなんて……
冷静を装いつつドラゴンは慌てていた。
あの木はただの木ではない。
異世界と言えば!的な世界樹なんて素晴らしいものでもない。
名前があるかもわからないが、滅びの木とドラゴンは呼んでいた。
エンシェントドラゴンになるまで長い時を生きた彼女だからしる、流れ星の爆発で生まれる滅びの木。
その対処の仕方。
エンシェントドラゴンになるまで生きた彼女ですらしらなかった滅びの木が生まれる原因。
それが
今やっとわかった気がして
それゆえに木の生えた場所に急いでいた。
【天界社畜課】
「ふぅ
急遽呼び戻して申し訳ないですね。
ですが、あなたクリニッククリニックと譲らないものですから(社畜の特性を利用して)呼び戻しにしました。
なんとなく、理由はわかりましたが、これから起きてしまう大変なことをなんとか回避したいと私は考えます。たぶんあなたもそう望むはずです。」
社畜課特性
・休日出勤当たり前
・呼び戻しには20分以内に駆けつける
・ご飯は飲むゼリー10秒
・残業ありがとうございます
・眠気など気の迷い
「はぁ」
To Be Continued