先日の取引と感想など(24年9月27日)
日経平均株価:39,829.56(+903.93)
TOPIX:2,740.94(+19.82)
米ドル/円:142.19円(9月29日執筆時)
金曜日の日本株は続騰で日経平均はプラス903円程度で引けた。
しかし引け後に自民党の総裁が石破氏に決定し、時間外で大幅に急落、ドル円も146円台から143円台に一気に円高に進んだ。
現在(執筆時)は日経先物がマイナス2410円、ドル円は142円台となっている。
金曜日に僕が行った取引
金曜日の日経平均はやや窓を開けてプラス300円前後の高値でスタート。
その後はほとんど横ばいで推移していたが、前場の終わりになる頃には前日の終値とあまり変わらない位置で推移していた。
この日僕は前日から持ち越していたほとんどの銘柄で含み益があり、11時頃に下落する前にだいたい利確していた。
・住友林業→損切り(4000円程度マイナス)
・フジクラ→利確(8000円程度プラス)
・川崎重工業→利確(数千円プラス)
・IHI→利確(8000円程度プラス)
・パン・パシフィック→1000円程度マイナス
・M&A総研→利確1.5万円ほどプラス
・守谷輸送機→損切り(5000円ほどマイナス)
合計で1.5万~2万円程度利益が出ていたと思う。
昼くらいに全体的に大きく下がったが、後場にまた上昇傾向だったので、
・アドバンテスト
・M&A総研
を購入。
これがよくわからないくらいすぐに上昇し、合計で3万円くらい含み益になった。
この際、総裁選の一次投票で高市氏が1位となり、株上昇が期待出来る高市氏が総裁選を制するのではないかという動きが強まり、日経平均が急激に上昇した様子。
僕はこの上昇が本当によくわからず、
「高市さんに決まったわけじゃないのに何故ここまで上がるんだ・・・」
と思い、早々に利確していた。投稿は14時半くらい。
しかし、その後も株価は上がり、僕は「何か見落としているのではないか」「高市さんが当選する可能性が非常に高い状況にあるのではないか」と深読みをし、高市さんが勝つことを想定して、引け前に以下の3銘柄を購入。
・住友林業
・川崎重工業
・フジクラ
これらはいずれもここ数ヶ月好調で、万が一石破さんが買ってもファンダ的には大きなマイナスにならず、また川崎重工業に関しては石破さんが当選したとしても、防衛関連銘柄は強いだろうと思って購入。
結果的にいずれも時間外で3~6%程度の下落になっている。
おそらく9月でプラスになった分が全部なくなるくらいのマイナスにはなるだろう・・・
引け前に分の悪い賭けに乗ってしまった理由と反省点
僕は今日まで「大きな変動がありそうな局面ではポジションを持ち越さない」ということを徹底していた。
そういうこともあってか、短期トレードを始めてから初月はプラマイゼロ、2ヶ月目はプラス10%くらいという、大半の人が負けると言われる世界で悪くない成果をあげられていた。
しかし今回、以下の理由で引け前に分の悪い賭けに乗ってしまった。
1.一次投票で高市さんが勝っていたため、勝率は高市さんの方が高いと思った
2.おそらく6対4くらいで高市さん、石破さんが勝つ可能性も十分あるけど怖じ気付かず、確率の高い方に乗るべきと判断した
3.最悪高市さんが負けて暴落しても、それを経験することで勉強になると思った
ただ、結果的にこれは分の悪い賭けであることに後から振り返って気付いた。
というのも、これでもし高市さんが勝っても日経平均はおそらくプラス500円~1000円くらいが良いところだが、石破さんが勝った場合、大幅下落は免れない。
つまり勝率が60%だったとしても、得られるリターンがリスクに見合っておらず、ここまで考えることが出来れば引け前に買うことはなかったなと反省した。
ただ、今回学べることはすごく多くて、例えば、
「大多数の人が上がると思っているのに下がる」
というよく言われるけど理屈が全然わからなかった要素を経験できたのは大きい。
これまでずっと「上がると思っていればみんな買って上がるわけだから、下がる意味がわからない」と思っていたわけなので・・・
これは単純に期待で上昇→実態で下がるという決算などで度々起こる現象なのだけど、大多数の人が根拠のない予測で買いに走るとはあまり思っていなかったので、今回それを身をもって経験できたのは良かった。
しかし月曜日はほんとどうなるんでしょうね。