「目的駆動」を意識したスピーディーな職場。入社1年以内の3名に聞くChillStack社の仕事のやりがい
現在、社員数14名となったChillStack。昨年6月ごろ、エンジニア・セキュリティ・事業開発部にジョインした3名に、入社の理由や社内のカルチャー、やりがいについてインタビューしました。
入社前に自社サービスに触れることができる「1dayトライアル」が入社の決め手に
——これまでの簡単な職歴やChillStackを知った経緯を教えてください。
須貝:最初の職歴は携帯販売でした。そこから、元々興味があったIT業界のセキュリティ製品のテクニカルサポートへ転職し、複数のアンチウィルスソフトの製品の検証やマルウェアの解析を行っていました。その後、別のセキュリティ関係の会社に転職し、脆弱性の評価業務とセキュリティオペレーションセンター業務を担当し、現在ChillStackでは脆弱性診断をしています。
前職は業務委託で様々な会社に携わっていましたが、自社で脆弱性診断ができる会社というのを転職の軸に、ChillStackに入社しました。
川上:1社目はSEとして要件定義などを担当、2社目は営業支援に従事していました。その後、ChillStackに営業支援兼カスタマーサポートとして入社しました。
前職は営業よりの営業支援業務だったので、よりカスタマーサポートに携わりたいなと思い転職先を探していたところ、ChillStackに出会いました。
黒川:僕はちょっと変わった経歴で、高校を卒業したあと警察官として5年半勤め、その後不動産営業や配達の仕事をしながらエンジニアの勉強をし、WEB系の受託開発の会社で開発エンジニアをしていました。その業種を経て、開発の末端として作業するだけではキャリアに限界があると思い、よりサービスに深く関わることが出来る自社サービスの会社を軸に探していたところ、ChillStackを知りました。
——ChillStack社への入社の決め手は何でしたか。
黒川:採用フローの一環で、「1dayトライアル」という業務を1日体験できる機会がありました。その際に、初めて自社サービス開発に触れ、サービスの一部の機能だけを開発する受託開発業務に比べ、自社サービスの開発規模の大きさに驚きました。
社長との最終面談で積極的に要件定義や設計段階に関わっていきたいという意思を伝えて擦り合わせを行いました。モダンな開発環境で開発業務ができ、そこで人材価値を一段階上げられると思い入社を決めました。
川上:私も1dayトライアルの影響が大きいです。入社前に実際にサービスを触らせて頂き、お客様がシステムを快適に利用するために必要な要素について質問したり、改善策を提案させてもらえたりと、社内の方とコミュニケーションをとらせて頂けたので、行動しやすい会社だと肌で感じられたことが大きな決め手になりました。
須貝:私も1dayトライアルがとても印象に残っています。というのも、もともと私は脆弱性診断の知識がなかったんです。そのことをお話した際には、「入社後に勉強したらいいよ」と言っていただき、さらには1dayトライアルの時点でツールの使い方を丁寧に教えてもらえました。このトライアルでの体験を通して、入社後も柔軟に対応してもらえそうなイメージが沸きましたし、「なんでも聞いてください」という未経験の人にも優しい環境だということが伝わりましたね。
ーーみなさん、入社前から担当する業務の知見はお持ちだったのでしょうか?
川上:私はStenaExpenceのサービス領域である経理の業務知識は0だったので、入社後、経理や会計業務のドメイン知識を学びました。現在、そのあたりの知見を、今後入ってくる社員に向けての共通資料にまとめているところです。特段そのサービスの分野などに知識がなくても入社してから学べる環境があります。
黒川:僕もAI分野に携わるのは初めてで、データサイエンスのフローなどを入社してから実務の中で学んでいます。ChillStackの検知モデルはPythonというプログラミング言語で書かれていますが、前職は違う言語でした。そのため、コードを見て学び、わからない部分はメンバーに聞くなど、勉強しながら業務を進行しています。
もともと前職と異なる言語を扱うのに抵抗はなく、実業務の中だと身につくスピードも早くなると考えていたので、新しい言語を覚えられるチャンスだと思い飛び込みました。
小規模ならではのスピード感と充実した福利厚生制度
ーー社員数や職場環境など、前職での働き方との違いはありますか?
川上:現在、ChillStackの社員は代表含めて14名です。内訳は女性4名・男性10名で、営業とカスタマーサポート・サクセスは私と取締役の中道の2名で担っています。
昨年の6月時点では役員以外の社員が3名だったので、1年以内に入社したメンバーが多いですね。
前職と比較すると、小規模な会社ということもあり、スピード感があります。例えば確認事項があればすぐにSlackで聞き、画面共有が必要な場合はslackのハドルで確認、不具合が発生したら即座に調査するなど、とにかくスピードが早く行動がしやすいです。サービスの成長も非常に速く、それに関われることにやりがいを感じます。
黒川:開発部は現在5名のチームです。技術に前向きな人が多く、技術に関するディスカッションや情報共有が日々積極的に行われています。
前職は受託開発だったので、指示通りに言われた業務をこなすことが多い環境でしたが、現在のチームは全員が能動的に行動しています。また、福利厚生で技術書の購入費用を月に1回1人5000円まで会社が負担してくれる制度があり、とても重宝しています。
カルチャー面ですと、オンボーディングに明文化されている「目的駆動」という考え方が僕はとても好きです。「目的」が最上位の概念として、そこから目的そして手段に落としていくという考え方です。例えばひとつの機能を開発するときも目的から描き始め、背景を書き出していきます。目的をしっかり言語化していくことで、実装まで目的や意識がブレません。今後人数が増えても大事にしていきたいカルチャーですね。
須貝:セキュリティ部は現在4名で、全員エンジニアです。自分の過去や得た知識をドキュメントとして残していたり、セキュリティ部だけの勉強会なども予定されており、知識が少なくても学ぶ機会が豊富な環境です。
また、会社の福利厚生でリモート支援制度があり、年間1人5万円まで自宅業務を行う際に使う備品代を申請できます。リモート・出社のどちらでも勤務OKなので、柔軟で働きやすい環境です。
ーーリモート勤務の制度はみなさん活用されていますか?
須貝:私は週に2〜3日リモートで働いています。午前は出社して、午後はリモートにしている時もあります。
川上:私は週の半分はリモートワークをしています。フレックスタイム制も導入されていて、11:00〜16:00以外は自由な時間帯で働けます。午前中に病院に行くこともできますし、午前中だけテレワークをすることなども可能で、働き方が自由なのは嬉しいです。
黒川:僕は平均すると週に3日は出社し、2日はリモートです。要件定義や設計をしなければいけない時は出社し、開発は自宅で行うなど、タスクによって分けることも。基本的に柔軟に選択することができ、Googleカレンダーやslackで在宅か出社か周囲にわかるようにしています。
ーーリモートワークも盛んで、柔軟に働ける印象ですが、社内の他の事業部との交流はありますか?
須貝:「オールハンズミーティング」という全社員参加型のミーティングや、LT(Lightning Talk)会という短いプレゼンテーション発表を行う会が定期的に行われています。
オールハンズミーティングは経営や技術の話はもちろん、趣味の話まで自由に話す場です。各チームが持ち回りでテーマを決めるのですが、直近では「仕事の流儀or私のアイドル発表」から好きな方を選んで発表、という内容がテーマでした。次回は私と川上さんがテーマ担当なので今準備しているところです。
黒川:LT会では基本的には持ち寄るテーマは自由で、個人的に気になっている技術や業務内で学んでいることなどについて話すことが多いです。社員全員の予定があいてる時間帯にオフラインで集まって行っています。
川上:それ以外にも、ランチに行くなど社内の交流は結構ありますね。社員全員が1つの執務室なのでコミュニケーションも取りやすく、わきあいあいとしています。定期的にゲーム大会をしたり、「おみやげ買ってきたよ」と旅行のお土産報告がslackで飛んできたりと、自発的に親睦を深める社風です。
自分でレールを作っていける環境
ーーChillStackに向いている人物像について教えてください。
黒川:能動的に動けて、問題を発見できる人ですね。周りを巻き込んで問題解決に取り組める能力がある人が向いているのではないかと思います。自分も入社する前は受け身の傾向がありましたが、入社後は、「これまでの自分ではだめだ」と感じ、自分から行動するようになりました。
川上:現在の当社は、制度や体制を作っていくフェーズでもあります。レールがないので、自分で考えてレールを作っていける人物が向いてると思います。
事業開発部としては、会計のドメイン知識の資料を作るなど、これから入社してくる人に向けた情報整理を進めています。とはいえスタートアップなので、どんどん変わっていく環境についてこれるようなやる気は大切だと感じます。
須貝:自発的に動ける人ですね。
セキュリティ部のチームメンバーには、自分の知識をチームにどう活かして伝えていくかを考える視点があります。そのため、自分に足りない部分を把握し、どうすれば補えるか、足りない部分を伝えることができるのかをドキュメントで残すようにしています。
また、知識を身に付ける機会として、自主的に勉強会もはじめました。
チームに自分がどう還元していくかを自然と考えられる人が合っていると思います。
ーーチームや会社としての今後の展望を教えてください。
黒川:僕としては将来的に開発チームは機能ごとにチームを分けていきたいです。システムアーキテクチャやBiz側も含めた業務フローをしっかりと整理することで、カスタマーサポートができる領域を増やしていきたいです。私個人としてはシステムアーキテクトのタスクを任せてもらっているので、どうやってそれを業務フローにしようかを考えているところです。サービス開発にダイレクトに力になれるのではとやりがいを感じています。
川上:事業開発部としては日々お客様の問い合わせが増えているため、営業・カスタマーサポート・カスタマーサクセスともにニーズを増やし、それぞれの役割・分担を明確にしていきたいと思っています。今後入社される方々に向けての方針も明確化していきたいですし、そこに共感して参画していただける方をどんどん増やしていきたいです。
須貝:現在セキュリティ部は、診断について全員で同じ案件に取り組んでいますが、今後は一人ひとりが個別の案件をできるようにしていきたいです。
また、新サービスのリリースが控えているのですが、非技術者向けの製品なので、わかりやすい説明を記載し、多くの方に理解して使用していただきたいという目標もあります。現在、社内のセキュリティポリシーやルールも策定中ですので、これらもしっかりと整備していきたいと考えています。
ーーありがとうございました!
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