「土地に縛られることなく日本全国の観光地を盛り上げることに貢献したい」 CHILLNN社員インタビューNo.2_CS/山田菜美
CHILLNNのメンバーを紹介する社員インタビューシリーズVol.2は、第二新卒で今年9月にCHILLNNに入社して、現在CSやマーケティングの業務に取り組む山田菜美さん。これまでの経歴や観光業界に対する熱い思い、具体的な業務の内容や今後の展望について、お話をうかがいました。
地元は群馬の観光地、東京の大学でイベント運営の活動に打ち込んだ後に、家業の飲食店で働く
ーCHILLNNに入社するまでの経歴について教えてください。
群馬県のみなかみ町という温泉が有名な観光地の出身で、大学進学までは群馬で過ごして、東京の大学に進学しました。卒業後、一旦地元に戻って家業の飲食店で働いた後に、第二新卒でCHILLNNに入社しました。大学では主に経済と経営を学んでいました。元々は心理学に強い関心があったのですが、そこから消費者心理や行動経済学などに興味を持つようになって、大学進学の際には、縁があって、成蹊大学の経済学部経済経営学科に進学しました。
ー心理学に関心を持ったのは何かきっかけがあったのですか?
私は、元々自分のことをあまり話さずに人の話をよく聞くタイプの子どもでした。色々な人の話を聞いているうちに、みんな異なる考えを持っていることが面白いと思ったんです。そうした違いはどこから生まれるのだろか?という好奇心から心理学に興味を持ちました。人と話す時にはいつも、この人はどうしてこういう考えになったのかと考えています。
ー学生時代の活動について教えてください。
大学では、ミスコンを運営する広告研究会の部活動に打ち込んでいました。
成蹊大学の広告研究会は60年以上の歴史がある団体で、副代表として、活動の方針やスケジュールを決めることから、スポンサーの方々との打ち合わせや予算管理など、なんでもやっていました。
高校生の時はスキー部で、どちらかと言うと自分が表に立って注目を浴びるスポーツをしていたのですが、裏で支えてくださっていた方々が私より喜んでいる瞬間を見て、その感情を知りたいと思ったんです。
広告研究会の活動をしてる時は、プロジェクトのリーダーとして、「みんなのやりたいことをどうやったら実現できるか?」ということを常に考えていました。色々工夫をして、みんながやりたかったことが上手く実現出来た時に、まわりの子たちが私がリーダーで良かったと言ってくれて、その時は頑張っていて良かったと思いました。私は、何かやりたいことが明確にあるタイプではないので、まわりの人たちがやりたいことを一緒に実現したいという気持ちが強いです。
ー就職活動はどのように進めていたのでしょうか?
学生生活を賭けて、打ち込んでいた広告研究会の部活動が終わった後に燃え尽き症候群になって、自分が何をやりたいのか分からなくなってしまいました。一旦、就職活動を休もうと考えていた時に、地元が観光復興に力を入れているという話を聞きました。コロナ禍の最中ということもあって、頑張ってはいるけど色々課題も多いという話を聞いて、地元を盛り上げるために頑張りたいと思いました。その中で自分が本当にやりたいことを見つけるのもありかなと。
ー大学の同級生の多くは東京で就職をする道を選んでいたと思うのですが、そんな中で地元に帰って家業のお店で働く決断をするのに不安や迷いはなかったですか?
大学3年生の時にコロナ禍を経験しました。外出自粛を強いられる中で、どうしても東京に居続けたいという思いも特になかったので、就活初期は東京の企業を見ていましたが、4年生の4月にはUターンをして地元で働くことを決めました。その当時は、やるならちゃんとやろうという覚悟を決めた状態だったので、迷いはなかったです。
ー実家の飲食店では主にどんなお仕事をされていたのですか?
実家は2つ店舗を経営していて、レストランではホールのマネジメント、もう1店舗のカフェでは菓子製造の業務を主に担当していました。菓子製造では、ちょっとしたさじ加減で味が変わること、味が変わると購入する客層が変わることが実感できて面白いと思っていました。観光客にうけるのか、地元客にうけるのかなどターゲットを考えながら、常に試行錯誤を重ねていましたね。
土地に縛られることなく日本全国の観光地を盛り上げることに貢献したい
ーCHILLNNとの出会い、転職の経緯について教えてください。
実家のお店で働くことは楽しくてやりがいもあったのですが、次第にずっとこの場所に留まってまっていていいのか?と考えるようになりました。接客をやっていると来店者にしかアプローチをすることが出来ません。でも、私はもっと日本の観光業界の中で、広く影響を与えて貢献出来る人間になりたい、地域に根付いて尽力する人の背中を押せる人間になっていきたいと思い、転職しようと思いました。
はじめは広告業界を中心に求人を探していたのですが、そんな時に水星の代表の翔子さんのTwitterでCHILLNNのメンバーの募集を見つけたんです。元々学生時代から、水星の活動を知っていて興味を持っていたのですが、当時新卒は募集していないとのことだったので、一旦水星で働くことは諦めていました。それまでIT業界は考えていなかったのですが、面談で社員の方々とお話をする中で、自分がずっと関心を持っていた観光業界で大きな挑戦が出来るという可能性を感じて入社を決めました。又、京都に移住することには特に抵抗はありませんでした。元々日本全国の色々な土地に住んでみたいと思っていたのと、京都は日本有数の観光地でもあるので、京都のIT企業という点にも魅力を感じていました。
ー改めて、「観光業界」に特別な思い入れがあることを感じましたか?
観光地で生まれた人間として、「観光」というキーワードは人生の大きな柱になっています。ひとえに観光地と言っても色々な場所があると思うんです。自然が豊かなところ、遊園地があるところ、食べ物が有名なところなど。そうしたその土地ならではの観光資源を地元の人たちが見つけて盛り上げようとしている姿が私は一番の魅力だと思っているのですが、それだけでは観光地としてにぎわいを生み出すことは出来ません。ずっと熱意はあるけど、上手く盛り上げ切れていないところに対してサポートをしていきたいという思いがありました。そうした活動を一つの観光地にとどまることなく、日本全国で展開していけたらと考えていたのですが、CHILLNNのようなデジタルのサービスであれば、土地に縛られることなく価値を提供出来ると思いました。
CHILLNNの組織の魅力は安心して新しい挑戦が出来ること
ーCHILLNNの中での具体的なお仕事の内容について教えてください。
CSとマーケティングの仕事を担当しています。CSの業務は、CHILLNNに関心を持ってくださっている人とお話をして、導入の提案、販売開始までのフォロー、トラブル対応、その他、個々の課題に対応した活用方法の提案など、運用面でのあらゆるサポートを担当しています。私は、まだ入社して間もないので、新規に契約いただいた施設様は5施設程度ですが、CHILLINN全体では現在800弱の施設様にご契約いただいています。
マーケティングの業務は、CHILLNNに関心を持ってくださる人を増やすために、SNSの投稿やメルマガの配信などの情報発信に取り組んでいます。最近では、新しく設定したターゲットに対して、どのような内容のメルマガを配信したら関心を持ってもらえるかについて色々工夫をしながら施策を打ちながら仮説検証をメインに行なっています。
ー現在の仕事のやりがいについて教えてください。
元々商品の説明することに苦手意識があったのですが、最近は商談などの機会をポジティブに捉えられるようになりました。
担当した施設様の中で、今まで自分と同じような境遇で地域に根付いて生きてきて、その中で宿泊事業を立ち上げたという方がおられました。境遇が似ていたからかすごく喋りやすくて、ヒアリングなども楽しく出来るようになって、その施設の紹介したいポイントなどについても、「こういうのが良いと思います」と積極的に提案することが出来て、自分の成長を感じました。
言語化して人に伝えることは小さい頃から苦手で、親にも「言葉が足りない」と言われるくらいで、ずっと避けていました。ですが、CHILLNNでは、徹底して言語化することが求められるので、意識的に取り組むことで、以前に比べると話せるようになったような気がします。今、親に会って話をしたら「変わったね」と言われるかもしれません。(笑)
すべてが未経験なことなので、なんでもまずは挑戦してみようと思えるという意味では、未経験で良かったなと思います。
ー菜美さんの考えるCHILLNNのサービスやチームの魅力について教えてください。
サービスの魅力は、利用する施設ごとに違う魅力を生み出すことが出来る点だと考えています。チームの魅力は、色々なことに挑戦する機会があるけど、それを怖がらずに出来る環境であること。チームのみなさんがすごく安心できる存在なので、小さいけど安心感がある組織であることが一番の魅力ではないかと思っています。
CHILLINNの立ち上げからいる社員の皆さんはみんなCHILLNNのサービスのことを知り尽くしているので、聞けばなんでも返ってくる。誰に聞いても答えが返ってくるけど、みんな異なる観点を持っているので、ひとつの質問をしても、色々な学びがあると感じています。
ー今後の展望について教えてください。
マーケティングの施策については、私が入社してから新しくはじめたものもあるのですが、最近自分で取り組んできたことがようやく数字で変化として見えるようになって手ごたえを感じています。
現在、自分の中で一番近い大きな目標は、マーケティングの施策で他のCHILLNNのメンバーを驚かせるくらいの成果を出すことです。
以下のnoteで私が実際に取り組んでいる内容について深堀りしておりますので、ご興味あれば見てみてください!
執筆/写真:金井塚 悠生
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