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CHILLNN解剖第二弾「愛されるコンテンツの作り方」

いつもCHILLNNをご利用いただきありがとうございます。
現在、3回に分けて、新しいCHILLNNのサービスが、どんな課題に対して開発されたのかを紹介しています。第一弾をまだご覧になられていない方は、まず下記の記事をご覧くださいませ。

前回、第一弾として

「このまま需要の回復を待っていたら、
ホテルが無くなってしまうかもしれない?」

という不安感に対して、CHILLNNがどのように解釈し、どう解決していこうとしているのか解剖していきました。その中でこんなことを述べています。

■ コンテンツはうまく設計すると、ひとりでに集客のサイクルを回してくれる、大きな資産となります。

■ CHILLNNを用いれば、ホテルそれぞれが持つ独自のコンテンツを魅力的に表現する且つ、そのコンテンツを効果的に発信することで宿を応援してくれるファンの方を増やすことが出来るように設計しています。

前回は「コンテンツの企画」について触れたので、今回は実際の「Webコンテンツの作り方」についてお話ししていければと思います。

お知らせ

最初に少しお知らせです!本記事で書いている内容をもっと詳しく解説するウェビナーを企画しました。参加特典もプレゼントさせていただきますので是非是非ご参加ください!

それでは連載第2回スタートです!

閑話休題、ずばりスナックとはなんなのか?

スナックとは、『SNSとホームページの中間』です。SNSよりもきめ細やかな情報を、ホームページの更新よりも簡単に、魅力的に伝えることができます。

お客様が宿泊をされる際には、大変な情報探索と、非常に複雑な意思決定のフローが必要になります。

どんな体験ができるのか?
どこを回ればいいのか?
近くには何があるのか?
誰といくべきなのか?

現地のスタッフならすぐに答えられるけれど、お客様がネット上でイチからこの情報を集めるのには非常に手間がかかります。

SNSの情報ではそれぞれの情報が簡潔すぎて、知りたい情報をすべて集めることは困難です。ホームページの情報は更新に手間がかかるか、WordpressのようなCMSで作ったテキストコンテンツでは、ユニークなプランを作ったとしても訴求力に欠けてしまいがちです。

一緒に行く人の予定はいつ空いているのか?
予定の合う日に予約は取れるのか?

せっかく商品に興味をもっていただけても、予約するための情報が分断されていたら、予定を合わせるのに手間がかかってしまったり、利用したいプランの予約方法が分からなかったり、OTAで他の施設様にお客様を取られてしまうことも考えられます。

スナックは、きめ細やかで有益な情報を、お客様が利用しやすい形で発信することができるツールになっています。

スナックを使ったコンテンツの作り方

使い方は簡単。
スナックのページは、キーノートやパワーポイントを使うのと同じような感覚で作ることができます。

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スナックのページは「ボックス」という単位で分割されています。
「ボックス」は、キーノートやパワーポイントに対する「スライド」だと考えていただけるとわかりやすいです。また「ボックス」は「スライド」と違って、大きさを自由に変更することができます。スナックではこの「ボックス」を積み重ねてページを作成していきます。

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※ ボックスは、スライドのように並び替えることができます。

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ボックスでは、PCとスマホの2つのデザインを作成できます。大きなPCであったり、サイズの異なるスマートフォンであっても、表示するタイミングで画面サイズを取得し、編集時に見ていたままのレイアウトに1px単位で自動で調節されます。

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ボックスの中には色々なメディアを設置することができます。現在は、テキスト、画像、Youtube、Google Mapを配置することができます。Twitterやinstagramなど、対応メディアはご希望に応じて、随時追加していく予定です。

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一度作ったボックスは、他のページでも簡単に再利用することができます。
サイト全体のクリエイティブを統一するために、同じボックスを利用することを推奨しています。

以上のベース機能のほかにも、自由にデザインするための数多くの機能をご用意しております。デザイナーの方が使いやすいのはもちろんのこと、ノンデザイナーの方でも、テンプレートを利用して簡単に綺麗なページを作成することができます。

ホテルはどんなコンテンツを作るべきか?

前回の記事でも書いた通り、施設が独自にマーケティングをする場合、ターゲットにすべきお客様は「まだ旅行をしようとは思っていない人」です。

旅行をしようと思っている人に対するマーケティングは、各OTAが莫大なコストをかけて行っているので、施設単体で行っても結局OTAに誘導してしまうことが多く、独自に成果をあげることは難しくなっています。

OTAにやってくる「旅行をしようと思っている人」は、すでに旅行の目的を決めていることが多いので、OTAの中でのマーケティングは、「他の施設に比べて、自施設はこんな魅力がありますよ」という比較による訴求が主になります。そのため、施設が持っているハード面や価格による定量的な情報が効果的になります。

一方で、「まだ旅行をしようとは思っていない人」は旅の目的が未定です。
なにをするかが未定なので、定量情報による訴求だけでなく、あらゆる目的を提案することが可能になります。

ここからは、いくつか具体例を上げさせていただきます。

CASE 1. 地域の魅力を紹介するマップ

誰にでも、旅前に現地をよく知る友人におすすめのスポットを聞いた経験があると思います。地域の魅力をまとめたコンテンツは、現地をよく知る人にとっては作成コストが低いですが、現地を知らない人にとってとても有益です。

以前よりCHILLNNを利用してくださっている施設様から、「ハード面が変えられないから、新しいプランや、訴求方法を発見することが難しい」というお話をいただくことが多くありました。確かに、その地域に来るお客様が、他のお宿と比較した際に、自施設を選ぶ理由をいくつも新しく提案することは困難です。ハード面を変えることはとても大きなコストがかかります。しかし、実際にそこに住んでいて、お宿を建てるほどに惚れ込んでいる地域の魅力であれば、いくつか発見することができるのではないでしょうか。

OTAマーケティングとD2C的なマーケティングでは、武器になる魅力の幅が大きく異なります。地域の魅力はもちろんですが、発信をする人によっても、それぞれ魅力を感じる部分は異なります。施設で一緒に働いている全てのスタッフの方が独自の魅力を発信するための武器になります。

実際にスナック機能を利用してくださっている施設様でも、現場のスタッフの方がそれぞれの個性を生かして、マーケティングを行うことで、集客に関する意識がかわってきたという嬉しい声をいただいています。

サービスを作っている我々としても本当にうれしく、励みになっています。

CASE 2. ユニークなプラン

弊社の運営するHOTEL SHE, では、スタッフや社員のつながりを生かしたポップアップでのコラボ企画を積極的に展開しています。コラボでの企画は、お互いにとってこれまで情報が訴求できていなかったお客様に情報を届けることができる有効なマーケティング施策になります。

しかし、従来の予約ページでは、専用のプランを作成しても他のプランと並列に並んでしまったり、魅力を訴求するために別のページを用意しなくてはならなかったり、コラボ先のブランディングの関係で予約システムが利用できなかったりと、予約の受け皿を用意するのに、非常に手間とコストがかかっていました。

スナックは、個別のページをいくつでも簡単に作成することができるので、予約機能付きのLPとして利用することが可能です。

以下は、HOTEL SHE, KYOTOで行ったポップアップの予約ページです。

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魅力を訴求しながら自然に予約の動線にスムーズにつなげることで、コラボによる効果を最大限に活かすことができます。また、公開前のスナックを作って、企画書として使うというような使用方法をしてくださっている施設様もいらっしゃいます。

我々としましても、逆に使い方を教えていただく機会も多く、日々驚かされています。

良いコンテンツの情報設計

いくつか例を挙げた通り、施設が独自の視点でまとめた、現地やご自身のお宿に関する情報はうまく伝えることができれば非常に良質なコンテンツになります。

良質なコンテンツをマーケティングに活かすには、それぞれのコンテンツに対してお客様にどのようなアクションをとって欲しいのかを事前に定義しておく必要があります。

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コンテンツに対するアクションは大きく、「予約」「シェア」「アーカイブ」の3つが考えられます。特に、アーカイブをさせるための情報は、現地の人にとっては作成コストが低いですが、旅行者にとっては価値が高い情報になりがちなので最初に作成してみることをお勧めします。

ほかにもアクションごとの情報の性質を上の画像に簡単にまとめたのでぜひぜひ、目を通してみてください!

スナックを通してCHILLNNはどこを目指しているのか?

最後に、我々が目指している世界をお伝えします。

私たちが作ろうとしているのは、宿泊事業者様とお客様とのコミュニケーションポータルです。

多くの宿泊予約システムには、宿泊者様に対して、会員登録機能が提供されています。しかし、我々は当初から同様の会員機能の実装を行う予定はありませんでした。なぜならば、会員のお客様と、実際に今利用を検討している、または利用していただける可能性が高いお客様は異なると考えているからです。

一消費者として考えた時、次に泊まりたい施設は、行ったことのない施設であることが多いです。また、自ら進んで特定の宿泊施設の会員登録を行うことはありません。正直、面倒に感じてしまいます。

私たちが作ろうとしているのは、次に泊まりたい施設と、お客様を緩くつなげ、そのお客様に対してダイレクトマーケティングを行うことができるシステムです。

施設様と、お客様との間の中間プロセスをできるだけ排し、直接コミュニケーションを取れる、双方にメリットがある関係性を築いていけるようにサービスを発展させていきます。

私たちのめざす未来にすこしでも共感していただけましたら、本記事の最後に公式サイトへのリンクを用意しておりますので、そちらから資料DL、ご利用申し込みをいただけますと幸いです。サービス利用開始時に簡単なコンサルティングなどもさせていただいておりますので、ぜひご利用ください。

今回は以上です!
次回はSnack(スナック)で予約ページとして表現したコンテンツを改善していくための「分析機能」について詳しくご紹介します。
※ 次回の配信日は9/12(日)を予定しております。


現在、一緒に働いていただける仲間を募集しております。
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