世界を見てみたい私の気持ち
日常に慣れすぎると世界はなんだか狭いような気がしてしまう。別に広さが狭くなるわけなんてないのにそれなのに狭いような気がしてしまう。するとだんだん自分の心が少しだけ軋んでいるような感じになる。きっと私の世界はこのくらいなんだとどこかで思ってしまっているんだ。そんなとある日の休日奥さんが美容室へ行くので子供と2人で訪れた展望台。青空の先には海の切れ目が見える。空には薄くともどのくらい遠くにあるのかわからないような無限の可能性を感じるような雲。それをぼーっと眺めてみるとやっぱり世界は広いんだと気がつかされる。自分の思い込みなのだと想像できないくらいに広い世界が目の前にはあるんだ。それに気がつけただけでなんか嬉しいんだ。普段広い道路を走る大きな車も遠くから見ればゆっくり走るように感じる。小さな車も大きな車も違いなんてそんなにない。小さな車だってどこかに進むことができるんだ。何も持たないこんな自分でも勇気さえあれば世界を見ることができるんだと思うんだ。