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「五感であじわう日本の美術」展

こんにちは。

昨日は出歩いて疲れてしまい、
家でのんびり過ごすと決めたちりです。


さて、先日、
五感であじわう日本の美術
という展覧会へ行ってきました。

展覧会の趣旨に惹かれて
行ってみたのですが、
想像以上に良かったです💕

美術鑑賞初心者の方や
俳句を趣味とする方には
特におすすめしたい展示でした。


その趣旨とは…

(…) 人間が持つ五感を活用しながら、絵画や工芸品を鑑賞していただきます。作品に表現された花の香りや動物の鳴き声を想像したり、描かれた人物の気持ちに思いを寄せたり、あるいは美しい水辺の景色に涼を感じたり。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などの感覚を研ぎ澄ませて、作品の声に耳を傾けてみてください。きっと新しい発見や驚きがあなたを待っているはずです!

展覧会の趣旨

展示されているものは
絵画や工芸品、焼き物、能面などです。

いくつかゾーンに分かれていて、
展示されている作品を
五感を使って鑑賞していきます。

  • 気持ちを想像してみる

  • 音を聴いてみる

  • 香りを嗅いでみる

  • 触った感触を想像してみる

  • 味を想像してみる

  • 温度を感じてみる


例えば、こちらの作品。

「伊勢海老自在置物」高瀬好山製

「味を想像してみる」のゾーンより
銀で作られた伊勢海老。

実物と同じように
関節や胴体を曲げることができ、
触覚も動くようになっているそうです。

それだけでも
へえぇ〜すごい!と思いました。

では、これはどんな味がするのか?

本当の伊勢海老の味は
なんとなく想像できると思いますが
銀製のこの作品ではどうでしょうか?

メタリックな味?
ぴかぴかした味?
硬い味?
冷たい味?
未来的な味?

という具合に、
作品を見てから自由に想像します。

面白くないですか?


他にも
飲食器にどんな料理を盛り付けるか?
トゲトゲの茶の湯釜はどんな手触りか?
絵画の鶴からどんな声がするか?など、
五感を使って作品を鑑賞します。

何だか脳の端っこを
つんつんと刺激されているようで
とても楽しかったです😊


今まで美術鑑賞というと
ただ見てふーんという感じで
正直、どうやって鑑賞したら良いか
よく分かっていませんでした😅

でも、この展示では
「味を想像してみてください」とか
「感触を想像してみてください」
と聞いてくれます。

聞かれると人間は
自然と想像してしまうようです。

質問された通りに
(自然と)想像するだけなので、
美術鑑賞の仕方が分からなくても
楽しく作品を鑑賞できました。

今後は他の美術展に行っても
今回のように
五感を使って鑑賞すると
美術作品を楽しめそうと思いました。

さらに、
これは俳句にも応用できるかも…

季語となる虫や食べ物などを見て、
その気持ちや感触、味を想像してみたり、
音や温度、香りを感じてみると
楽しく俳句が作れそうな気がします😃✨


普段、あまり展示会には
行かない(行けない)私ですが
今回、行ってみて大正解◎

東京のみの開催のようですが、
会期は2024年9月1日までなので
お近くの方はぜひ。

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