釣り番組撮影の一コマ。今日は恥ずかしい(*ノωノ)話盛り沢山。穴があったら入りたい。やり直したい。その失敗はゲストハウスChill Sea Jam開業の糧にしよう
こんばんは、チルゲンです。今日の写真は数年前に釣りビジョンの撮影で折本プロが乗船して、ソイを一つテンヤで狙った時の撮影風景。
ソイは、北海道ではポピュラーな白身魚で、真鯛が一般的ではない北海道では、白身の刺身の代表魚。もちろん刺身以外、焼いても煮ても揚げても何しても美味しい魚。ついつい酒がすすんでしまいます
調子の良い日は、60Lクーラー満タンなんて事も珍しくない我が船ですが釣り過ぎですね^^;魚屋さんで購入したら間違いなく4,5万円はする価格。
※ちなみにこの写真は、撮影当日の物ではありません、折本プロは釣った魚はオールリリースでした。
でも、この撮影を通して折本プロの何気ない一言で、ハッとしたんです。それまで、大きな魚を沢山釣らせることが船頭の誇りっていうか腕の見せ所だと。実際天気が悪くて出船出来ない日は仕方ないとしても、出船出来る日は連日満席で大忙し。
従業員は雇わないで一人でやるって決めていたのに、いつの間にか1艘増え、それでも足りなくて僚船を2艘お願いして4艘体制に。
お客さんを多く呼びたいのなら、間違いなく沢山釣らせること自体は正解。
お客さん達の来る理由は、沢山釣らせてくれる船だからという人が多いのも事実で、創業当時思い描いていた、釣り好きなお客さんとバカ話しながら釣った魚で美味しい酒を飲みたいな~なんて事は、とても出来る状態ではなくなって、いかにして睡眠時間を確保するかが勝負。そんな仕事をしている自分に酔いしれていた(〃ノωノ)
撮影当時も、私の心の中は、「バンバン釣らせて、ビックリさせよう」
「これが放送されたら、またお客さん増えちゃう」なんて感じで自分自身の自己満足や利益の事ばかり考えていたんです。
思惑通り、魚も順調に釣れて、全て計算通り。最初はあまり大きな魚が釣れない場所に行き、最後は魚がスレ無いように温めて置いたポイントで大物を釣ってもらうって感じで。
無事に撮影も終わり、折本プロをはじめ撮影スタッフたちも満足してくれたはずって思っていたのですが、イマイチ、折本プロの表情が満足した感じではなく、
チルゲン「どうでした、北海道での※一つテンヤでの釣りは」
折本プロ「楽しかったよ~。北海道でも一つテンヤで釣れる事が証明出来たけど… 釣った、釣れたって感じじゃなくて、釣らせられたような感じ。この撮影だったら俺でなくても〇〇の方が向いてたかも」
この言葉に、私はノックアウト。完全にマスターベーションな仕事してしまったと…
それからかな~、ただ沢山釣らせるだけではなく、釣りだけではなく地元の歴史から自然、文化を勉強して船の上で話したりHPで書いていったりしてね。釣る以外のこの地に足を運ぶ楽しさや、釣り方もこれが一番ではなく、いろんな釣り方があってもいいじゃん。みたいな感じになってきた。
そうしているうちに、地元の人からも少しづつだけど、認めて貰えるようになったけど、未だに認めてはくれないと言うか、悪評立てる人もいる^^;これは商売でしている以上はある程度は仕方ない。すべての人に好かれる人なんていないし、さもしい人間、人を陥れるのが好きな人間はある程度一定数はいるし、どんな人間でもそうゆう感情になってしまう時がある。たかが遊びだけどプロセスやその日の状況を楽しめないで、過去の良かった時の記憶と比べて自分自身で楽しくない1日にしてしまうお客さんがいるのも事実。それでもまた来てくれるんだよな~不思議だ^^;
創業から数年は、他所から来た奴がいきなり釣り具屋と釣り船始めて、イキがってるようにしか見えていなかったと思う。
多少は、地元に宿泊客が増えたり、ガソリンスタンドや飲食店、コンビニの売り上げは伸びたはずだけど、目に見える程じゃないから、認めてなんかもらえない。
逆に、よそ者がいきなりやってきて、うちらの海の資源をかっさらって行って、あの釣り船屋だけいい思いしてるなんて思われていた。
私が本業で釣り船を始めるまでは、漁師さんが、本業の片手間で釣り船もやってる感じで、釣り船を生業にして生活している人なんて北海道ではほとんど居なかったから、仕方ないっかね^^
■可愛い可愛い釣りガール。常連さんの娘さんが釣り上げた 2020今年一番の大物ヒラメ92cm。
網でもなかなか獲れないサイズ。昔はこの地でヒラメ釣りなんてやる人いなかったけど、これを3年前にポイントの開拓と釣り方を確立して、今は春から晩秋までの主役になりつつある。水深10mほどの場所で、こんなのが釣れたら、ものすごい引き。だから釣りはやめれない。
★ 「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。」
「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。」
「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」 中国古諺
漁師さん以外で釣り船を生業にしている人がいなかった場所で、13年前に創業し、現在は専業で釣り船を生業にする人がうち以外で4人増え、ヒラメ釣りも普通の釣りになって来た。北海道全体でも業界参入者が一気に増えた。多分何十人もの人が、釣り船(遊漁船業)を新規で始めた。
それでも、認めて貰えてなかったな~。地元に何とか貢献したいな~。認めて貰いたいって思っていたけど、完全に成し遂げる事は出来なかったです。
何人かの人に、私が遊漁船業を始めた事によって、北海道の釣り船のスタンダードが変わったと言われた時は、涙が溢れ出た。
でも冷静になれば、涙なんて可笑しいなって^^
なんの為に仕事してたんだろう。人に勝つため?認めてもらうため?
今度認めて貰えるような時があれば、今度は最高の笑顔になれるような仕事をしようと思う。
アースキューブジャパンの中村さんに出会うまでは。ゲストハウス開業合宿に参加するまでは、成し遂げる事を完全に出来なかった理由は、自分にあるのではなく、人や地元の気質のせいにしていました。
いろいろ勉強させてもらっているけど、その中でゲストハウスを開業する際、出来れば食事は出さない方が良いって中村さんは言う。最初は意味が分からなかった。
意味が知りたい方は、アースキューブジャパンの中村さんと是非繋がって欲しい。
これを誰でも読めるここで書いて良いのかどうか分からないけど、昔の温泉街と今の温泉街の違いの話
温泉を中心に町が出来上がっていく過程で、昔は温泉宿は温泉と食事を売りにして、お土産はお土産さんで。色恋を求める大人は外に飲みに出かける。そうやって温泉街全体が賑わっていたけど、どこか一つのホテルがお土産もスナックもコンパニオンの二次会もホテル内で済むようにお客さんの抱え込みをはじめたら、他のホテルもそうするしか無くなり、結果温泉街自体の灯が消えていってしまったって話。
それを始めたホテルは、街の灯を消そうなんて思っていたはずは無く、いかにお客さんに喜んで貰うかを考えた結果での事なのは明らか。
バブルや景気が良くてどんどんお客さんが来る時なら、それでも何とかなって来たけど、景気が悪くなり、これからインバウンドも期待できない状況では、今まで通りは通用しないと思う。
私が作るゲストハウスは周りを地域を活性化させます
私がこれから作るゲストハウスは、景気の良い場所や、人気のある場所ではなく、何もないところから、私のゲストハウスが出来た事で、周りに笑顔いっぱいの飲食店や面白い人が増え、昔から住んでる人たちも元気になるはずです。
自分の作ろうとしているゲストハウスの事を考えてニヤニヤ。活性化する町を想像してニヤニヤ。
毎日ニヤニヤが止まらない。53歳になってこんなにニヤニヤ出来るなんて思ってなかった(^v^)
世界の繋がり、日本の都市と地方の問題も、すべてここから考えれば解決の糸口が見えてくる気がする。先進国は自分の国の事しか考えなくなり、貧困問題は拡大の一途。日本だけを見てもそう。
奪い合えば足らぬ分け合えば余る のにな~
昔の自分が恥ずかしい… 敵が増えて当たり前。心穏やかで無かったのも必然的な事。
さて、話をガラッと変えて、本日の副業収入の発表~
チッチさんお願いします。
チッチ「何しとんじゃーもっと頑張って売上作れー。ワシの餌代も考えろよ」
チルゲン「(・д・)チッ」
チッチ・チルゲン「ありがとうございました(=^・^=)」
目標達成まで988,594円-1260円+150円(送料)=987484円
よろしければサポートお願いいたします。頂いたサポートはゲストハウスChill Sea jamの開業に使わせていただきます。