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Flowについて
こんにちは。QBICのオクハラです。バンドでギターを弾いています。
今日から毎週、QBICのとYouTubeで動画が更新されていくので、これを読んでくれている人はぜひ見てみてください。
今回は1st EPのFlavor of Temperatureの1曲目のFlowのことについて話してみたいと思います。今更。
Flow
デモ:オクハラ 歌詞:フジイ アレンジ:キタジマ MIX:タケナカ
Flowは海の深い暗いところみたいな漠然としたイメージで作り始めました。怖さと冷たさみたいな。この曲を作っている時にはそれなりに曲数も増えてきていて、アップテンポの曲が多かったので、ゆっくりしたのを作ってみたくてこんなテーマにした気がします。
Corneliusのあなたがいるならが元ネタになっています。
最初のデモはかなりこの曲に似ていて、キタジマのアレンジで完成した感じです。デモから比べてエフェクトをドラムとかボーカルにかけたり、シンセベースを入れたりしてくれたので、この曲の世界観が固まった気がします。
途中の「パチッ」っていう音はタケナカの家のリビングの電気のスイッチを採用しました。そのタイミングでベースがシンセになったり、トラップビートっぽいハイハットが入ってきたりと切り替えのきっかけの音になってます。いい音です。この流れ、気に入っています。
あと、「何かが始まる感」とか「うねり」みたいな効果を作りたくて、だんだんと音数と音量を増やしていきました。メロディーはあえて単調にしてバンド側の変化を際立たせようとしてます。一定なのはちょっと怖さがあって良いです。コーラスは大変です。
ギターのフレーズはいわゆるリードギター感みたいなものは出さずに、ひたすらバッキング側で、でもちょいちょい聴こえてくるみたいなものを意識しました。あと、ディレイが好き。
Mixは特に大変だったと思います。音数がだんだん増えていく音を前に出したり、引っ込めたりするのをいいバランス感覚を持ってやってくれています。リバーブのかけ具合は何度も調整してくれたのを覚えています。
こんな感じで今回のFlowの楽曲解説的なものを終わります。意外とこういうこと考えてるんやなぁ、おもろって思ってくれれば嬉しいです。おわり。