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「描く」から「表現とエネルギー」へ

こんにちは。アーティストのチルワカです。

今日はアブストラクト作品について語りたいなぁと、ふと思いました☺️


私がアブストラクト(抽象的で形のない)作品を作り始めたのは、新たな挑戦でした。

こんな感じのピャーっとか、ベチャー!とか。

正直、アブストラクト作品を見ると「かっこいい!こんなの部屋に飾りたくなっちゃう」
と思う反面、言い方をすごーく失礼にいうと「誰でも作れるのでは?」という先入観が頭のどこかにあって、(ひー!ごめんなさい。)

挑戦するには躊躇した長い時間がありました。

ポーリングアート。という絵の具を垂れ流す手法は数年前から実験的に楽しんでいましたが、本格的にアブストラクトアートを製作したのは2年前。

こちらは絵の具を垂れ流していくポーリングアート



私の「ポーリングアート作品が好きだ」と言ってくれていた友人へ、開店祝いと結婚祝いに。と、これまた初めてで急に80cmサイズのパネルに挑戦しました。
今なら「いやー!そんな初めて急にやる大きさじゃないよ」と自分に言ってあげたいですね笑

絵付け自体には2日ほど。レジン加工には、思い出したくないくらい泣くほど苦戦しました。笑
(結局、暑さで急激に固まるレジンと、使う量、製作スピードが合わなくて、大量のレジンを作ってる間に固まり始めると言う最悪な事態に2回ほど見舞われました泣)


でも製作して見て分かったんです。形のない物を表現して描いていく。製作時間関係なく、とっっってもエネルギーがいる事を。
こんなにも集中力と自分の身体の中にあるエネルギーを出し切るものなんだぁ。と実感しました。

もぉ本当喜びの瞬間です




それまで、形あるものを描く事が大半でした。
一度下書きを描いてしまえば4割の骨組みは決まったも同然。間違えたって最悪、上から書き直しもできる。

ですが、アブストラクト作品というのは、五感を研ぎ澄まして、一瞬で変わりゆく絵の具の混ざり方、色合い、偶発的に生まれる模様達を捉えなくてはいけません。


「あ、さっきの色のが良かったかもー!」なんて思っても、もう二度と作る事ができない。
波乗りと一緒ですね。



描き直しが出来ない緊張感と、自分の感覚を信じる心、アートと真剣に向き合う時間。

いわば自分との勝負でもあり、めちゃくちゃライブ感のあるエネルギーが滾る瞬間。

「いい加減な気持ちで作り始めたら中途半端な物しか出来上がらないんだなぁー」と、良くも悪くも心がそのまま出てしまう。と感じました。

嘘がつけない作品。いや、どのアートもそうなんですけどね☻


なんかもっとストレートに内側が出てしまうんだなと。
ギュッと、瞬間的な作者のエネルギーが満々にぶつけられたアブストラクト作品。


だからかっこいいし、この人の作品が欲しい!って思うんだなぁ。

と、いろんなアブストラクト作品を制作するアーティストを思い浮かべながら、エネルギーを放出していると考えると

「うわあーーー!!」とリスペクトであり、今までの描いていたアートの作り方とは全く違うスタイルだなぁ。としみじみと肌で感じた出来事です。
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それから、時は経ち昨年から表現者としてアブストラクトアートを製作しています。
驚く事にスッと自然に作り始めました。


きっかけは、きっと娘を産んだ事から。
私の中の何かが変わって、絵を描くと言うよりもエネルギーを表現して届けたい!そんな方向に変わったんじゃないかなぁ。
と思います。



心と体が整わないとコレ!という作品が出来上がらないと思っているので、今年はそのエネルギーを作れる身体作りと自分自身の整え方にフォーカスしてあげたいなぁ。と思う2024です。


絵から届ける良いエネルギー!
是非、ギュッと閉じ込められたライブ感ある、ナマモノとして捉えてじっくり見ていただけたら嬉しいです。


ありがとうございました!

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