蘭のツノ髪は殺人事件の最中に生えた?エンタメ・リカレント/名探偵コナン第3巻/「1周回って知らないコナン」
現在の名探偵コナンではすっかり定着しているツノが生えているように見えるヒロイン毛利蘭の髪型。
非常に特徴的で、かなり鋭利なカタチで伸びている部分があり個人的に「蘭のツノ」と呼んでいるのですが、ではいつから蘭の髪にツノが生えたのかが気になって、個人的に捜索願いを出しながら読み直していました。
初登場の1巻では髪型においてはボリューム感あるとはいえ、普通の女子高生でした。(空手有段者で道着持ってるのは普通かはさておき)
1~2巻と気を付けて読んでいたものの、継続してツノを確認するまでには至らずだったのですが、この第3巻でその萌芽をついにFile1「籏本家の一族」~File「かなわぬ夢」で発見しました!
File1「籏本家の一族」から始まるこのシリーズでは、ひょんなことから大金持ちの富豪・籏本家の親族のみの貸し切り客船に同乗した小五郎、蘭、コナンでしたが船内で殺人事件が発生し、その事件解決にコナンたちが取り組む中、第2、第3の犯行が行われる・・・というものです。
17,18ページの客船内の食事のシーンの蘭はツノが生えてきたかにみえるのですが、47ページあたりでは再び、多少ボリュームがある程度の突き出し方に収まってしまいます。
新たな被害者が出ていく中で船内を移動する際、82ページで再びツノがもたげてきます。そう殺人事件の最中に生えたり収まったりしていたのですが、ここで覚醒したのか、以降86ページまで毎ページでツノが確認され、事件解決後のラスト110ページでもツノが確認できました。そう考えると殺人事件の最中にツノが生えてきたこの船内で定着したと結論づけられます。
でも次の回で戻ってしまうのでは?とドキドキしながら次のエピソードを読み進めることに…。
コナンと新一が同一人物ではと疑い出すFile7「奇妙な贈り物」は時間軸でいうと、ツノが生えた客船内の殺人事件解決から一か月後と会話でわかるのですが、登場から蘭のツノはしっかりと尖って登場していて、終始尖ったままでした。
File8「同一人物」の扉画の蘭もしっかりツノが生えています。以降、疑いをかけながら事件は解決し一見落着の気が緩んだコナンにカマかけて問い詰めるのですが終始ツノは生えたままでした。
結果的に疑いのほうはコナンが目の前にいる状態で、阿笠博士が蝶ネクタイの変声機で新一の声にしてことなきを得るのですが、私としてはそのドキドキよりもコナンの真相がわかったらツノがさらにとんでもないことになるんじゃないかと別の意味でハラハラしながら読み返していました。
ちなみに途中コナンに自分が新一のことを大好きだと話している場面が回想シーンとして入る(148.149ページ)のですが、ツノが生えているので、こちらは脳内変換ということにしておきたいと思います。
初見では絶対そんな読み方しないという読み返しもまたエンタメ・リカレントの楽しみの一つだったりします。ではまた。