莨を燻らせていると、向うにいた男は言った。
「何を喫んでいるんだい?」私は彼を知らない。
僅かな躊躇いの後、私はCamelと応えた。
「ああそうか……そういやラクダって野生なのは殆ど居ないんだと。最初それを知ったとき驚いたが、まあ俺たちも似たようなもんだな」彼は笑っていた。

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