なぜデンマークに移住したかのお話
こんにちは、Chisatoです。
デンマーク・コペンハーゲンに拠点を置いた北欧研究所(Japanordic)でインターンシップを始めたことをきっかけに、日本から遠く離れた北欧、特にデンマークのあれこれを多くの方に紹介できたら良いなと思い、Noteをはじめました😊
デンマーク在住の日本人の方でも、皆さん色々な経緯や理由、意見を持って滞在しております。
私の見るデンマークの世界はほんの一角に過ぎないのですが、読者の方の北欧知識の1ピースにでもなれば、とても嬉しいです❀
初めての投稿は、手短に自分とデンマークの出会いについてお話ししようと思います。
私の記事を読んでいただく際に、「ああ、こんな経緯を持った人のこんな考え方か」と、思っていただくベースの投稿になればと思います😊
1.初めてのデンマーク滞在
私は現在コペンハーゲン大学の修士課程2年に在学しているのですが、そんな私のデンマークとの最初の出会いは大学3年生のこと。
4歳までは中国・四国地方を転々としていた幼少時代ですが、その後は東京で育ち大学の学士課程も東京の大学に進学しました。
特に学部でものすごく勉強をして優秀賞を取ったり等なかった、ありきたりな大学生活3年目、ちょうど所属していたダンスサークルも引退時期となり、初めて将来について自分と真剣に向き合いました。
サークルといえどダンスサークルは毎日のように練習があり、ジャンルのリーダーもやっていた私は、分かっていながらも、引退までは将来を考える余裕やモチベーションが正直なかったのを覚えています。
そんな時に思い付いたのが休学をすること。
私は今でも、休学したことは人生の大切な過程だったと思っています。
休学期間は自分の将来を考える時間にするぞ!と思った私がたどり着いたのは、フォルケホイスコーレ留学でした。
フォルケホイスコーレとは17歳以上の学生が共同生活をしながら約半年間ほど自由に学べる、北欧特融の民衆学校です。
日本では歴史上、内村鑑三や松前重義などが日本にフォルケホイスコーレを広めようと活動しましたが、詳しくはまた他の投稿でお話しできればと思っています。
フォルケホイスコーレに2校行き、その後フリーランスの仕事やボランティアをしながらデンマークで生活をしている間に、私は、とても単純なことですが、人生は自分の意思を持って生きていくことが一番大切だと痛感しました。
そしてその気持ちを生ませてくれたデンマーク社会にまた戻ってくると決心しました。
2.一旦帰国
帰国後はデンマーク社会について卒業論文を書いて大学を卒業し、とあるNGO団体職員として約1年半働きました。
初めてのデンマーク滞在中に、ビジネスにあまり興味のなかった私は、将来NGOや国際機関等に携わることを考え始め、ここに辿り着きました。
イギリス発祥のこの団体も、心が豊かで広い視野を持った職員が多く、私はたくさんの機会と成長の場を頂き、感謝しています。
コロナ渦でしたが、国際協力や国際的なイベントに可能な限り参加の機会を与えてくださった上司たちのおかげで、次第に移民難民問題についてもっと専門的に学びたいという意欲が生まれ、大学院留学を決意しました。
受験準備期間は、フルタイムで働きながら21時頃帰宅=>ささっと夕飯をたいらげ=>3時間のオンライン授業をこなす毎日でしたが、やる気と希望に満ちていたため、平凡な毎日を過ごした時よりとても楽しかったです。
デンマーク大学院留学についてもまた別でお話ができればと思っています。
3.二度目のデンマーク滞在
大学院留学の切符を持ってデンマークに再度やってきた私は、1度目の時とは違い、どうやって電車に乗るのか、ケータイや家はどうしたらよいのか等、生きていくコツを既に少し習得していたため、問題が発生したとしても上手に生きていくことができていると思います。
デンマークは冬の天候が思っているよりも精神面に影響を与えることも、照明が暗いのになれておらず心も暗くなってしまうことも、デンマーク人と仲良くなるコツも、分かってはいるつもりでも、まだまだ葛藤中です。
大学院も2年目、卒業後もデンマークに滞在したいと思っていますが、予定は未定です。(笑)
ちなみに大学院での専攻は、移住研究、つまり移民難民について、特にヨーロッパのケースについて勉強しています。
デンマーク生活3年目を過ごしている私ですが、読者の皆様に北欧の一部を切り取ってご覧いただける面白い記事を投稿していけたらと思います♪