学生からの不満

朝のN4クラス、登録は13人。10人を超えたのは私の初回の授業だけで、それ以降6,7人ぐらい。このクラスは最近のセンターの状況からみると、珍しく社会人が多い、そのせいもあってか早い段階で来なくなった学生もいる。

先日の授業。

第40課で「どうしてこのクラスの学生は来なくなったか、教えてください」という質問を学生にすると、ベトナム語で「本当のことを言ってもいいですか」から始まり、割と長い時間、その理由を聞かさ‥‥聞かせてもらった。

私については
1.話し方が速い、助詞がはっきり聞こえないので、わかりにくい。
2.練習の仕方が難しい

ベトナム人の先生については
1.授業中にスマホをいじっていることが多い
2.文法がメインで、語彙はほとんど扱わない

このようなことを言われた。

私の話し方については、特段私に限ったことではないと思うが、よほど意識的にスピードを落とさない限り、ゆっくりにはならない。ゆっくり話してもそれはそれで不自然なので、意味があるとも思えない。ほかの先生が私よりも話し方が速いとも、活舌がいいとも思えない。実際に授業を見学させてもらったことがあるので、そこについての私の認識は正しいと思う。

わからないなら「もう一度」、「ゆっくり話してください」などと言えばいいし、質問などを繰り返し言っていたりしている。私の中では意識的に速く話すこともあるし、その辺は話す内容や質問する学生を見て、緩急をつけてやっている。しかし、学生はそうは受け取っていなかったということだろう。

練習が難しすぎるという点については、納得がいっていないので、聞き流していた。練習しやすいように、説明や例示はゆっくり丁寧にしていただけに意外であった。それに、全くできていないと感じたこともなかった。

語彙ついては授業時間からすれば仕方がないことなので、学生からのこういった声が大きければ授業のスケジュールを見直さなければならないだろう。この点はベトナム人の先生と要相談である。

ベトナム語でとはいえ、授業についての本音が聞けてよかった。ただ、これに応えられるかはわからない。


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