桜にチャンスをもらった日🌸
わたしだけの宝ものみたいな日にしようかと思ったのだけれど、感動して今頃になって泪でいっぱい。
今夜、わたしは好きな人に逢いに行ってきた。昨日は、そんなこと考えてもみなかったこと。
わたしの愛用している、この傘。贈って下さった方はご病気で亡くなって、その方がわたしに亡くなる前に言い遺してくれた2つの事。「健診はちゃんと受けなさい」「結婚しなさい」
昨年11月に胸にシコリを見付けて、ブレストケアセンターで12月に検査を受けたのは、この方と約束していたから。結婚は、ごめん、しない、と思っていたけれど。もし、この世を去るのだとしたら、わたしには、ひとつだけ未練があった。もう1度好きな人に逢いたいと思った。
前にnoteに書いたのだけれど、わたしは、この世を全うして、人間を卒業したい。次に生まれ変わるなら「水」になりたい、と考えた。水になってまで、その人に逢いたいと思う自分の執着ぶりが怖かった、笑。。
今日は日曜、晴れていたら、わたしは桜を観に行かなかった。雨だったから向かったのだ。こんな雨の日にわざわざ花見に来る人はいないと考えたから。
今日の午前中は、打ち合わせがあって、それが午後をまわったら行かなかった。11時半に終わった。よし、桜に逢いに行こうと、おむすびを1つ握って出掛けた。その距離片道200km弱。
この桜は、すごく昔、その人が案内してくれて観た桜。戴き物のカレンダーに今月、その桜が描かれていて、わたしは、その桜のことがチラチラ気になっていた。
車で、走っていたら、わたしは桜に逢いたいのか、その人に逢いたいのかよく分からなくなってきた。
途中サービスエリアに寄ってメールしてみた。「今夜、○○で少し会えませんか?」と素直にsimpleに、率直に、数年ぶりな事を、すっ飛ばして、一言送ってみた。返事が来るのかも、今何処に住んでいるのかも分からなかったけれど。メールを送った後は緊張の余り、お腹が痛くなって、おむすびの出番なくなった。笑
そしたら、割と早く返事が着て、夜に逢うことになった。その人が教えてくれた、わたしお気に入りのラーメン屋さんで。
目的地は、雨風で寒くて、霧がかかっていた。人出もまばら。桜に、よい機会をありがとうと伝えて、そそくさ退散。だって、髪を結わねば。そんな予定なかったから、いつも通りの髪型で来ていた。しかも、雨風で乱れてひどいことに。。
待ち合わせ場所の町まで向かう途中に、見事な桜に出逢って車を停めた。
数年ぶりに逢うその人。もう声も顔も忘れそうなくらいになっていた。実際に逢ってみたら緊張もなく。
ラーメン屋さんで他愛もない話をしながら、直ぐに時間は過ぎた。最初に驚いたのは、彼がわたしの本を見付けて買ってくれていたこと。出張先で見つけたらしい。
彼は変わっていなかった。彼の何処が好きなのか聞かれるのだけれど「雰囲気」といつも答える。他の誰にもない雰囲気を感じる。
別れ際に、彼からお土産を受け取った。色々考えて、動いて準備して贈ってくれた事が、とても伝わってきた。素直に嬉しかった。
ラーメン屋さんで別れて見送ってもらった時に、満月が観えた。帰り着いても満月が迎えてくれた。往復400km。
もう生きているうちに逢えないかもと、思っていたけれど、ただ逢って、ラーメンを食べて帰ってきただけだけれど、素直に行動することで、こんな事が叶うのかと学んだような日。今までのわたしは、執着でいっぱいだったのだと思う。
お礼のメールを送って、寝ようとしたら、泪でいっぱいになった。
noteで出逢った皆さんに伴侶がいたり、パートナーがいらしたり、お子さんがいて、ご家族があられるのが、大変そうであっても、羨ましく映っていて、わたしには今世、叶えられない事であり、わたしは孤独を引き受ける覚悟が出来つつあった。
ほほえましく愛を綴られているのを拝見して、わたしの気持ちが動いたのかもしれない。
もう執着心は消えて、なんかスッキリしている。明日から、また新しく、わたしは進めそうな気がしている。
こっ恥ずかしいけれど、綴ってみました。
ありがとうございます。
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