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【2話】夏に起きた、自分の違和感
前回の「大嫌いな夏と自分。」
多くの方に読んでいただき、嬉しい気持ちです。
ありがとうございます。
人間は暑さに耐えれるように
うまくできてないんですね。
私が夏嫌いと言っても、
「夏がかわいそうじゃないか」と反論する人は周囲にいません。
大抵の人は、
【夏にもいいところはあると思うけど、暑すぎるのはちょっと好きではない思う】
これに当てはまる気がします。
みんなが感じる「良い夏らしさ」を
楽しめなくなるほどの暑さですからね。
今年の夏は、暑さで大きく人生まで狂わされていきました。
異変を感じ始める
「夏こそ健康管理」と毎年のように張り切っていた私は、
食事・運動・睡眠の健康管理をして、
仕事に穴を開けないよう、日々を紡ぐように生きていた。
仕事に生きているような自分だが
もちろん趣味や娯楽を楽しむことも忘れず
やりたいことをやり、楽しんで挑戦する心も持ち合わせていた。
夏の暑さのせいなのか、
たまった疲れのせいか、
やや体に異変を感じながら夜眠る日が少しずつ増えいった。
ほんの少しずつ、違和感が増えていき
自覚があるけども、
夏バテ?程度のだるさで、生活に支障がなかったため
無理はしないよう、健康回復を目指す行動を選んで過ごした。
これは、もしかしたら寝込むかもしれないと感じて
療養に備えて買い出しを多めにした。
家族がコロナになる。
朝起きると、隣に寝ていた家族が
なにやら具合が悪そうだった。
熱を測ると発熱が確認できた。
すぐに仕事を休むように説得し、病院へ直行した。
車で1時間待機し、帰ってきた家族の返事を聞くと
「コロナになった」と聞いた。
自分も2年前にコロナになって
自宅療養10日間を経験したことがあるため
コロナになる大変さを十分知っていたからこそ
より驚きを隠せず動揺した。
・家族は仕事を休む(自宅療養)
・症状悪化の場合は、緊急搬送や入院もありうる
・看病する家族の通勤は可能なのか
・つらかった味覚症状で精神病まないか
・数年経つと免疫が減り、再感染もあり得る中、看病していいのか
さまざまなことで
頭いっぱいになったが、ブンブンと頭を横に振り我に戻る。
まずは、私もコロナの検査をしなくては。
家族を車でさらに1時間待たせながら、
私も受診をし検査をした。
陰性だった。
症状が出た場合に対処する薬だけもらい、帰宅することになった。
家族全滅は防げて良かったが、安心するのはまだ早い、早すぎる。
帰宅後、すぐ家族に水分と栄養ゼリーを摂取してもらい
薬を飲み寝るように促していく。
さて、これからどうしたものか。
発熱がある今の状況で、側近看病はリスクが高すぎると判断し、
ノートをペン、貴重品を持って外出をした。
近くのファミレスに行き、状況整理とどう乗り切るか策を考えることにした。
・緊急度の高い、症状悪化について知識と対応を調べる
・療養中の家族自身ができる体調管理方法を簡単にまとめる
・療養スケジュールに合わせた仕事調整
・必要な買い出しリスト
・何か起きた時に助けてくれそうな親族へ連絡
・自衛も含め、仕事に支障が起きない対応策を考える
・ホテル避難も考え、看病と仕事のしやすい場所を調べる
・療養に必要な費用のざっくりとした計算
などまとめて、買い出しへと向かう。
今、対応できるのは自分だけという気持ちで
頭をフル回転しているせいか、自分の体の違和感を忘れていた。
買い物中、ふっと立ちくらみが起き、
ふらふらと休憩スペースにいきしばらく休んだ。
やはり、私も変だと感じながらも、帰宅し
ベットから全て手が届くような療養環境を整えていった。
ノンストップで、自分の荷物をまとめて
ホテルへ避難することにした。
自分の異変を悪化させることは、負の連鎖になると思ったからだ。
チェックインを済まし、一人で横になった途端
ドッと疲れを感じた。
家族の異変に気づいてから7時間が経っていたからだ。
本当によくやった。
・家族の健康管理(電話と体温チェック、健康チェック)
・買い出しや家事など看病訪問
・仕事
・ホテルでの1週間生活
とにかく普段の生活とかけ離れていく毎日で、
私も精神的にもつらく大変だった。
そして、私も慣れない生活と
変わらない体の違和感に苦しんだ。
コロナ療養中の家族が回復し、
無事仕事復帰するようになり、
私も自宅に帰れるようになった。
その後から、感じていた体の違和感が
より自覚できる異変になっていった。
続く