愛することはふれること
チャイルドケアのタッチについてお話をする前に、手技療法とふれあいの違いをピックアップしてみました。
<手技療法>
・さわる・なでる・もむ・たたく・さする・押すなどの動作により、皮膚上からの物理的刺激で、筋肉・関節など皮下に存在する各組織に影響を及ぼす治療法をさす。
・治療家がクライアントに施すもの。
・特別な手技の方法、順番、資格などを必要とする。
・痛みやトラブルを緩和し、改善し、治療を目的にする。
<ふれあい>
・ふれるものは、体だけではなく、心や環境、精神までに及ぶもの。直接ふれる行為だけではない。
・双方にとって、有効性があるもの。年齢、老若男女、人だけではなく、動物や、植物などを通して影響を及ぼすことができる。
・その方法は自由であり、特別なものではない。
・互いに癒されるもの、楽しむもの、スキンシップを含む。
■ふれあいの原点は「愛」
「愛することはふれること」という言葉があります。
ふれることは、永遠の母体感覚を共有することであり、本能的な安心感を得ることです。
それは、ふれられる側だけではなく、ふれる側にも相互に影響を与えます。ふれあいを理解して、タッチケアが始まります
タッチケアには様々な効果があることが昨今の研究でわかっています。本来私たちは、ふれたり、ふれられる心地良さを本能的に理解できていましたが、個と他者が切り離され、個別化される環境やサービスが増えたことで、「共有感覚」が鈍感になっています。
個人が自由に様々な メディアやSNSで自己表現、自己主張できることはとても良いことですが、それが自己中心的になり、他者を理解する意識が低下しています。自分主体で、自己満足していることに気づかないこともあります。これではどんなに頑張っても他者を理解することはできません。
タッチケアを上手にしたいと思っていても、相手を思いやる心がなければ、善意をおしつけてしまうことになります。タッチケアは、他者を理解しようとすることが大切です。そして、それは、自己理解にもつながるのです。ふれられることで、自分でも知らなかったことに気づくことができるからです。
■タッチは人間として成長するために必要な栄養
未就学までは、まだまだ大人の手を借りなければ生活をするのも難しいものです。何かと大人も手をかけます。でもこの手をかけることもまた大切なタッチです。
手をつないだり、頭をなでたり、膝の上にのせたり、おんぶしたり、体をくっつけて座ったり、添い寝するのも「タッチ」です。
そして、衣服を洗濯したり、食事をつくるのも、間接的に「タッチ」をしているのです。「タッチ」は生活のあらゆるところで出てきます。想いが入っているものはすべて「タッチ」かもしれません。他人の靴を揃えることも、相手への思いやりから行うタッチに入るかもしれません。
家の中を整理整頓するのは、家への「タッチ」。住んでいる町中にゴミをみつけて、自主的に拾い捨てることは、自分が住んでいる町への「タッチ」かもしれません。
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