自己紹介(チハル)
皆様はじめまして。
育児日めくりカレンダープロジェクトにて、ライターをしております。チハルです。
昔は教育職でしたが、出産を機に仕事を離れて家におります。3歳と1歳の息子がいます。
子どもがいて、家にいる。
「楽そう」って思いますよね、私も思ってました。それがねー…そうでもないんですよ。ね。
産前働いている時は、毎日8時前から、遅い時は21時まで。休みの日に出勤も珍しくありませんでした。疲労感と、充実感でいっぱいで、休みの日はその分、ぐっすり寝たり、遊んだり。
飲みにいくこと、本を読むこと、バンドをやることが好きでした。演劇をみることも。
出産をきっかけに仕事から離れたら少し余裕ができるかな、と思っていました。
でも、違いました。
子どものいる生活はとにかく休まらない。
ずっと子どものペースで24時間過ごすし、家事してたら家全体が職場です。
気持ちの上では、24時間働いている。
子どもを育てることが、こんなに、自分のすべてを奪っていくとは思わなかったです。
昔、インターネットでこんなジョークを見たことがあります。
「パートに応募してきた主婦が、履歴書の職歴に『出産歴』を書いてきたんだよ」
「ええっ」
「もう、その非常識さだけで落とすよな」
そのときは「そりゃそうだよ」と笑ってました。
子どもを産んで育てるのは、職歴じゃない。
けれども今では、そのお母さんの気持ちもわかる気がします。
職歴に出産歴を書いた方は、もしかしたら、自分の能力と時間全てを、育児に費やしてきた、頑張り屋さんのお母さんだったのかもしれません。
働いていないのに、毎日疲れて悩んで辛い。
仕事も、趣味も、もう昔のようにはできないと思うと悲しい。
そんなことは人に話しづらかったのですが、ママ仲間にだけは、少しずつ打ち明けることができました。
公園や児童館でたまたま会った人とは、お互いの子をみている合間に話はするけど、それっきりの人も多い。私が最も親しくしているのは、住んでいる自治体のイベントで知り合ったママ仲間です。週に一度、子どもを預かってもらい、大人だけで話すその時間に、家族の悩みや、お金の悩み、子どもの将来の不安、たくさん話しました。
みんな、同じように悩んでいる。
発起人の宮本未来さんとも、そのつながりで知り合いました。
子どもが入園して時間ができたら新しく始めたいことをみんなで話していたとき、構想のひとつとして示されたのが、「育児日めくりカレンダー」。
「日めくりカレンダーなんて、あまり使う人がいないんじゃないですか?」
私の不躾な質問に、未来さんは答えました。
「365日分のエールを集めたい」
「同じように育児を一生懸命している人が、毎日見て、応援の声がこんなにたくさんあると実感してもらいたい」
私がこのプロジェクトに参加をきめたのは、その言葉がきっかけです。
今、新型コロナウイルスの影響もあり、同じ立場のご家族どうしが知り合い、関係を深める機会は少なくなっています。
私自身、3歳の上の子の友達はいるけれど、1歳の下の子は家にこもりがちな期間が長かったため、新しい友達がなかなかできません。毎年行われていた自治体の育児支援イベントも、軒並み中止になっています。
幸い、私の周囲には比較的帰りの早い夫、まだ現役の祖父母などがおり、フォローしてくれています。だから、時々は勉強をしたり、文章を書いたり、1人で外出したりする時間がとれました。それが今のように「ライター」として役割を果たす機会につながっています。
けれども、そういう人も友達も、接する機会がなくて、ひとりだったら…と思うと、背筋が寒くなります。
子育てしやすい社会になってほしい。
子どもを大切に考える誰もが願うことでしょう。
だから、そのために、できることをしてみたい。
それが私の今の思いです。
育児日めくりカレンダープロジェクトは、ただいまクラウドファンディングの準備中です。
あなたの思いも、支援を通して、ぜひ聞かせてください。
準備の模様は、応援コミュニティにてご報告していきます。ぜひ参加をお願いします!
サポートはカレンダー制作資金の足しにさせていただきます。応援コミュニティ、クラウドファンディングもよろしくお願いします。