弟の嫁たちを大切にしようと思った話
ランチに行ったお店で60代後半のご夫婦から聞いたお話が私とって金言だった。
定年を迎え悠々自適の生活。平日は自宅で孫の面倒を見て息子夫婦に料理を振る舞う日々。休日は食べ歩きや伊勢旅行。
店主「嫁たちに手伝ってもらいたいと思うことはないですか」
婦人「息子と結婚していい雰囲気で笑い合っている、それだけで充分。みんな共働きで忙しい。ただ話をしてくれたらそれでいい」
店主「自宅で息子夫婦と同居したくないですか?」
婦人「自分が二世帯住宅で散々気を遣ってきた。もうこれ以上気を遣いたくない」
昨年母を見送った身としては実家の父を一人残したままでいいのか、弟夫婦に同居してもらい面倒を見てもらう道はないか考えていたところだった。婦人のお話をお聞きしハッとした。弟と結婚してくれた、それだけで十分。ついもっとこうしたらと求めてしまうけれどすでに満たされていることを忘れてはいけない。そう気付かせていただいた。