7歳周期の成長 1
7年サイクルで子供の成長時期を考えます。
その7年をシュタイナーの考えも含めて3時期の成長するための特徴があります。
1期 模倣による成長 ~ 7歳頃
2期 憧れや尊敬をお手本に成長 7歳頃 ~ 14歳頃
3期 満足を感じ得ながら求めて成長 14歳頃 ~ 21歳頃
これらの時期が脳のどこを成長させているか、遊び方にも関係しています
1期 爬虫類脳(安全感)の形成
→ 形から入る模倣遊び
2期 哺乳類脳(安心感)の形成
→ 真似事、ごっこ遊びという内面も伴う模倣遊び
3期 人間脳 (満足感)の形成
→ 趣味や趣向となれる満足を伴う遊び
それぞれの期において遊びの傾向から上手くいっているか分かります
1期では、他児や他人がやっていることを見て、興味関心を持って自分でやってみようとします。そこに、好き嫌いの判断はなくとりあえずやってみる好奇心が強くなっていきます。
次第にフローによる自然な成長が多くみられるようになっていき、模倣力が高まると共に想像力も共に高まって、自己肯定感が高まっていきます。
2期では1期での模倣力が育っていると、その模倣力を使って憧れや尊敬の対象に近付こうとして見様見真似しつつも、その内面まで成りきって模倣してみながら成長します。
この時期を上手く成長していると、年下の子との関わりや年上の子の関わりがスムーズに行きます。
年上の子に対しては憧れを持って接しながら遊び、同級生の子との関わりでは“これ出来る?”といった、出来る出来ない比べをして遊び、年下の子には“やって見せる”ことで関りを持って遊ぼうと出来ます。
“やって見せる”この行動を年下の子にやりながら関わることが出来るのは、今まさに2期において自分自身が、憧れや尊敬の対象を見て出来るようになろうと成長しているためで、年下の子供に対しても“これ出来る?”“これやってみる?”といったイメージでやって見せて接することが出来るようになります。
3期に入ると、2期で多くやった真似事やごっこ遊びの中から、自分に合った趣向のものが選び出されて、趣味となれるもの。即ち、自分自身が満足できる楽しみを求めつつ成長していくようになります。
周囲の価値や言われてやる趣向ではなく、自分の中の固有の価値観がしっかり形成されて、目標意識の高い遊びをしていくことで満足感を得ていきます。
この内発的な行動による満足感を得られるようになることはとても大切です。