とうとう現実社会から逃亡しました。
小学生のころ、「8月は一ヶ月休み」というキャッチフレーズが大好きだった。
いつもはできない、クーラーのかかった部屋できょうだい3人でゲームをしたり、お昼にお母さんが茹でた冷たい素麺を食べたり、長い期間福島のおばあちゃん家に遊びに行ったり。とにかくとんでもなく特別な一ヶ月だった。
個人事業主になってはや3ヶ月、私はちょっとした危機感に襲われた。
自分の好き勝手やっている商売だったが、好き勝手が故にブレーキが効かないときがあり、体と心が危険のシグナルを出してくれたのだ。要は「仕事を詰め込みすぎてしまい、無理がたたる」状態になった。
幸い大事には至らなかったが、ある日左耳が極端に聞こえにくくなり、体に蕁麻疹が出て、デスクに座っているだけなのに涙がボタボタと落ちて止まらないことがあった。
こりゃ変だと思い夫に「ねぇ、なんか涙が止まらないんだけど」とヘラヘラしながら伝えるといつもポーカーフェイスの(変顔は除く)夫が顔色を変えて「今すぐ休みなさい!寝なさい!」と私を布団に押し込んだ。
個人事業主になる前からも、
かめきちには代わりがいないんだから、余裕をもった仕事をしなね。
と口酸っぱく言われていた。これは個人事業主たるものや金銭的にも、精神的にも、肉体的にも余裕をもって働くべきであるというアドバイスであった。
私はこのアドバイスを『オッケー!サンキュー!じゃ、頑張ってくるね!👋』などと華麗に受け流してしまい、もともと精神的にアンバランスな私は体と心がちょっとだけ病んでしまう結果になった。
だったが、早期に休む、という選択ができたので幸い心に傷を負うことなく7月までの激務を終わらすことができた。
そしてふと、こんな言葉が頭をよぎった。
「学生のころって8月は休みだったよな…」
「シンガポールとかは社会人の夏休みめっちゃ長いよな…」
「よし、休もう(旅にでよう)」
幸い、私の仕事のプラットフォームはオンラインだ。いつかはPCとスマホをもって流動的にどんなところでも生きていけるようになりたいと思っている。
そのため、"古民家""空き家""地方移住"などを調べ、ヒットしたのがこのサイトであった。
光の速さで申込み、担当の方(まさかの出身同じで石川に移住したひとw)とオンラインで面談を行い、8月2日から石川県加賀市にプチ移住の運びとなった。
ただ、マジで浮かれポンチの夏休み気分でいたら確実に一ヶ月を無駄にしてしまう。
この一ヶ月を有意義に使い、また関東で引き続き精進していくにはこのプチ移住での期間、目標を決めることにした(さすがPT)
【LTG(Long Turn Goal)〜一ヶ月心も体も洗練させる〜】
・自然のなかで研ぎ澄まされたアイデアを出す
└主にInstagramでの活動方針、教育事業(かめスク)の方向性決定、多職種と連携して新たな取組を行う
・文章書く能力を洗練させる
└プチ移住での経験とビジネスを関連付けて文章化できるようになる
・感情をたくさんもらって心も体も豊かに過ごす
└緑に囲まれてデトックス、地域の方とのかかわりで人とのつながりの大切さを思い出す
【STG(Short Turn Goal)〜やりたいことと日々の目標〜】
・毎日の感情を記録する
・オンライン面談以外は外で仕事(ノマド)
・いろんなお店でご飯食べる
・登山する
・星空を見る
・海を見る
・加賀温泉郷制覇
こんなところです。
目標があればぶれない自分になれるってわかってる。やりたいことを言語化すると、実行できることがわかってる。だから書く。
かめきちの4週間のスピーディーなスローライフの幕開けでござる。