グループLINEがコミュニティに
昨日、おばあちゃんと話をしていたら、最近LINEグループが楽しいらしい。
70さいのおばあちゃん。
50年前の洋裁学校の仲間に会えなくなったコロナ渦。
LINEで楽しく交流しているという。
この前は、マスクをどうやって作るのがいいのかと言うネタでもりあがったという。
1年以上リアルで出会っていないのに、LINEでいつも話しているみたいとうれしく話してくれた。
つまり、
物理的に近い人によるコミュニティ(地域、職場、学校)
↓
趣味や共通の話題を共有できるサークルのグループLINEを介したコミュニティ
と変化してきている。
物理的に近い人によるコミュニティの特徴は、
上下関係や利害関係があるようなピラミッド型の組織の場合が多い
組織のトップからの連絡を伝えるのみのコミュニケーションになりがち。
何を言ったかより誰が言ったかが重要となる関係性が多い。
だが、
サークルなどグループLINEを介したコミュニティの特徴は、
比較的フラットな関係性が多い。
企画など貢献する人や、こまめに反応するメンバーがキーマンとなる。
となっている。
もちろん、グループLINEの利点としては、
都合の良い時に返信反応をすればいい。
情報を、過去にさかのぼって情報共有できる。
最悪の場合ブロックや退会ができる。
などがある。
LINEコミュニティがオンラインでバーチャルかというとそうでもない。
LINEグループには、もともとのリアルの集まりがある場合がほとんどだ。
具体的なリアルの場は、同級生、職場の仲間、サークル、セミナー、実行委員会など。
また、LINEグループをつくった後は、リアルで出会う場も意識的につくるといい。
オフ会、イベント、会議、食事、飲み会、活動など。
リアルの場は、メンバーに楽しみやすい形、魅力のある形で企画すると参加しやすいだろう。
せっかくのLINEグループ、盛り上げていきたい。
グループLINEを盛り上げる方法としては、
遠回りのようだが、まず、関係性の構築について整理しておこう。
本音で話し合える
お互いに思いやりをもつ
お互いに付加価値を与える
お互いの立場、理念、を理解する
押し付け合い、あげあしのとりあいにならない
メールのみの乾いた対応だけにしない
長居をしない
事実に基づき話をする
きめ細かに状況報告する
利害関係が少ない
共通の趣味や話題など、何かリアルのつながりがあるといい
そんなことを頭に入れておくと、関係性が深まりやすい。
例えば、加えるべきでないメンバーとしては、
本音で話し合えない人
利害の大きな関係
過度に否定的、批判的な人
お互いの立場を理解できない人
思いやりのもてない人
他のメンバーに依存しすぎる人(長居する人)
などだ。
逆にぜひ欲しい、加わっているとよいメンバーは、
少しうかつに話題を提供できる人(ピッチャー)
相手の状況を想像しながら反応ができる人(バッター)
投げかけに対して、広く反応できる人(キャッチャー)
他のメンバーが少し憧れる人(スター選手)
やり取りを楽しみ、スタンプやそうだねといった反応をまめにできる人(観客)
などだ。
グループLINEのプレイヤーを野球に例えるとわかりやすい。
ピッチャー
何か話題を投げかける人。
○○やってきたよ
○○って知ってる?
○○ってどうやるの?
バッター
反応できそうな話題に、反応する人
それ知ってる。こうやるんだよ。
キャッチャー
なかなか反応しにくい話題も、もれなく拾って反応する人
それってどういうこと?とか。
わかんないなあ。
いいねのスタンプ
内野手
振られた話題に反応する人
内野手さん□□ってどうだったっけ?に答える反応
外野手
グループLINEの内容を情報共有していて、自分の担当に反応する人
観客
やり取りされる情報を楽しみ、スタンプなどの反応(軽めのあいづち)をする人
それぞれのプレイヤーをうまく活躍させていいLINEグループを運営して欲しい。
構成人数別 盛り上がり方の違いもある。
5人パターン:
幹部役員イメージ
それぞれのメンバーの情報レベルに大きな偏りがない
本音で言い合える
お互いを尊重できる
具体的に何かを企画、推進、探求できる関係性
15人パターン:
担当部長イメージ
実行委員会などのメンバーの情報共有と議論、意見交換の場。
50人パターン:
全社員イメージ
同窓会などみんなで情報共有、質問確認など連絡の場。
15人パターンと併用することも多い。
大きさによって、考えることも違ってくる。
グループLINEを立ち上げる方法、一例をあげてみたい。
①今まで経験したリアルのコミュニティで盛り上がった集まりをリストアップする。
②5人前後のメンバーを設定する。
メンバー設定の注意点
お互いが 本音で話し合える
お互いの立場、考え等を理解できる
過度に否定的、批判的にならない人
③コアなメンバーに根回しし、一緒に盛り上げてもらうよう頼む
④自分が、LINEグループの盛り上げ役となる
盛り上げる際の注意点
まずは、相性などメンバー設定に注意
こまめに、話題を投げかける(話題を準備しておく)
メンバーの投げかけに、こまめに反応する
いいタイミングで魅力あるオフ会を企画する(イベント案を準備しておく)
⑤例えば、グループLINEでうまくいきそうなコミュニティの例
・企画・実行委員会
・サークルやカルチャークラブなど同じ趣味の会
・趣味嗜好などテーマを共有できる会
・昔の友達グループ
・お互いに貢献しあえる
ぜひ、みなさんも意識的にLINEグループを運営してみて欲しいです。
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