アテンションプリーズ
地元の新聞社の企画で、子どものお仕事体験会「JAL航空教室」に参加した。
先日のユニバ旅行で初めて飛行機に乗り、CAさんの立ち振る舞いにすっかり感動した娘。
「私も将来CAになりたいわぁ〜素敵だったもん〜うふふふ」
それまで将来の夢はユーチューバーだった娘。
突然のCA転向ですよ。親としては
「この波を逃してはならぬ…!」
とエンジンフルスロットル!!!!
申し込みフォームの備考欄に
「初めての飛行機で、娘の夢がユーチューバーからCAに変わり、親としてはこのチャンスを逃すわけにはいかないのです。どうか当ててくださいますよう、なにとぞ、なにとぞ…ッ!」
と悲痛な思いをビッシリ書き綴りました。
あんなに書いたの絶対、私だけ。
そして、きっと選考したのは同じ思いのパパママ編集者さんだったのでしょう。「ユーチューバーだと!?そんなフワフワした職業は父さん許さんぞ!!!」と脳内で一喝してくれたのでしょう。難関倍率をくぐり抜け、見事当選。オヤジさんありがとうありがとう…知らんけど。
ちなみに当日受付の人に「選んで下さり本当にありがとうございます!!!」と選挙に初当選した議員みたいにお礼と握手した。メチャクチャ戸惑われた。
当日は普段入れない規制エリア内を見学。預かった荷物を飛行機に積み込む様子や、整備作業する様子を間近で見れたりと大興奮の内容。
待機中の飛行機の中からパイロットさんが窓開けて手を振ってくれたりしました。
でもANAの飛行機だったので、こちら側がJALとわかるとニコニコしながら、ふんわりじんわり窓を閉められた……てかコクピット、窓開くんだ……
乗客は荷物を預けて、飛行機に乗って、サービス受けて、は〜着いた着いたと降りるだけの経験しかしないけれど、飛行機が1便飛ぶのにグランドスタッフや整備や搬入や管制やその他たくさん地上での動き支えがあってこそなんだなぁと改めて勉強になりましたね。
その後、現役CAさんによる客室乗務員のお仕事講座。「ヨッ!待ってました!」心の中でガヤりました。
CAさんのお仕事、フライト前の打ち合わせからお客様を迎える準備、離陸後のサービスや安全管理、着陸後の反省会などなどこれまた見えない部分の作業が多いこと!
華やかに見えるCAさん達がいかにしっかりと勉強、訓練、気遣いしておられるのかがよくわかりましたね…感動。
そして私が特に感銘を受けたCAさんのあいさつ
あかるいこえで
いつも どこでも だれにでも
さきに
つづけてプラスアルファのことば
ステキーーーーーっ!!!!
こないだ従業員用トイレで出合い頭だった他店の人にドア開けといて「お疲れ様です」言うたのに、目も合わせず挨拶も無視して行ったからずっと呪ってたんだけど、この日でやめました。
いつも心にCAを。気高く生きていきますわたし。
搭乗のアナウンス体験では娘もマイクを持って体験させていただきました。なかなか滑らかにアナウンスするムッスメ。
「ああ、あの時ユニバに行って良かった…ユーチューバーにならずに良かった…」10年後の娘を想像して目が霞ました……
てか、本当は私もやりたかった!!!!子どもに混ざって手を挙げれば良かった!!!!寝る前に後悔する47歳パート主婦。
ちなみに座学の間、終始ノートに書いてマジ勉してたの私と娘だけ。
ちょっと!!!!みんな何しに来てんの!!!そんなんじゃCAになれないわよ!!!
「滑走路は3000m、保安検査のシステムは羽田伊丹と同じ最新設備、そして空港リニューアルにかかった総事業費は300億円。JALのCAさんは約7800人。飛行機の窓の数が客室乗務員の数(大体)」
今回の体験会のテストあったら私、100点取れる自信ある。メチャクチャ面白くてためになった。本当に楽しかった。
が、
しかし!!!
ここで終わらないよ!!!
何より私が感銘を受けたのは、この航空教室のために出席していた空港のイケメン職員の方々なんですよ!!!!
(ここからは大人のお仕事体験記です)
イケメンズ、この大規模プロジェクトのために、都会から呼ばれてやって来た精鋭部隊シティボーイズなんですって!!!!エピソードだけでもう!もう!ステキーーーー!!!!
地方では見かけないスマートな雰囲気、立ち振る舞い、スーツの着こなし。そのスーツ、絶対イオンはるやま青山じゃない!!!オーダーかデパート!!!!
そして適度にとんがった革靴!!!!わかる????とんがりすぎない適度な角度の革靴!!!!蹴られたい!!!
(アタマ大丈夫そ?
空港の説明する言葉遣いや話しの内容も、子ども向けにわかりやすいのに、なぜか知性が溢れ出てる……え、なぜ!?なぜなの!?
かと思いきや、飛ぶ紙ヒコーキ講座では、自分もちゃんと参加して折った紙ヒコーキにて、本気で飛距離を競う無邪気なシティボーイズ!!!無邪気!!!かわいい!!!もうなんなの!!!!ギャップ萌えーーー!!!
ああ、友達の旦那じゃなくてこんなシティボーイズに声掛けてもらいたかった…即LINE交換します!!!!今晩わたしはあなたの専属CAです!!!!
(絶対選ばれないゲスな言い回し
ちなみにその時の話はこちら
さて。
今回参加させていただいて、もし今私が学生時代に戻れるなら、絶対にCAになりたいと心の底から思いましたね。
花形職業だからという点はもちろんまずはあるけれど、
私たちが見える部分はおそらく本当に一部分の華やかな部分であって、それを支える気遣い、お客様に快適に過ごして頂くためのサービス、そして何より乗客を目的地まで無事にお届けするという信念がすごい。
そしてそれを遂行するために伴う厳しい訓練や勉強がある。多分ものすごく大変。
しかしそれを全く見せないあの華やかな数時間の振る舞い。いざ現場に出れば大変さなど1ミリも見せず、常に品のある微笑みをたたえ、我らに華やかさと気高さと優しさキラキラのみを感じさせる。なんと素晴らしい職業に私は本当に感銘を受けた。そう、客室乗務員とは本当にすごいお仕事なのだ。
今世は無理なので来世は絶対CAさんに俺はなる!!!!そしてパイロットと結婚してプライベートでは専属CAになって……
はい、着陸失敗オーバーラン!
「頭を下げて!!!ヘッドダウン!!!」
(ちゃんと勉強したので緊急時のCAさんの文言で締めようと思います)