雨に濡れるのがすこぶるイヤな件について
出来るだけ毎日書くことにしようと思う。オチはない日々の日記のようはものが増えるけれど、文章の練習と備忘録も兼ねて。
今日は朝出勤直前に横殴りの雨。
休みだった旦那に急遽お願いして送ってもらうことに。有難い。
わたしは雨に濡れるのがとてもイヤなのだ。理由はわからないけれど、ずぶ濡れになったあの状態、気持ちがズーンと沈みとても憂鬱な気持ちになってしまう。
雨の日で思い出すのは高校生の時の通学。通っていた高校が丘の上にあり、青天時の通学も息を切らして自転車を漕がねばならなかった。
(その代わり帰りは下り坂で学校が終わった開放感と共に駆け降りていたけれど)
両親は共働きだったので、どんなに大雨でも雨合羽で自転車登校が当たり前。前日の天気予報で雨マークを見ると本当に憂鬱だった。雨合羽を着て登校せねばならない……
何がイヤだったんだろう?思い返してみる。
まず、雨合羽って本当にダサい。
通学指定の高い雨合羽だから高性能、着用すれば確かに濡れない。
でも雨合羽はとにかく見た目がダサい。厚手のビニール素材、色がクリーム色。被ったフードの目元だけ透明。濡れないように長さがあり、寸胴。着用したその姿は、どんな学校のマドンナでも一気におダサ!私たち底辺カーストと見分けがつかなくなるレベル。全ての学生を平等にする、雨と共にカーストを撤廃する雨合羽は我らのガンジー。全ての身分は無くなり、雨合羽の民は皆、雨の下で平等。何と平和的なアイテム。
しかしマドンナと見分けがつかなくなった状況となれども、雨の中を必死に自転車を漕いでいるとなんだかとても惨めな気持ちになってしまう。漕ぎながら途中本当に泣きたくなってしまう。謎に大きな虚無感が襲ってくる。どこからこの気持ちが襲ってくるのか雨のたびに謎だった。
しかしこれ、母になって気づいたのだけど授乳後の気分ガタ落ちのアレにそっくり!!!!ということは雨に濡れて急激に血圧が下がるのかな?(そういう原理でしたよね確か)
あと、雨合羽を脱いだ時の気持ちもなんかとてもブルーで嫌。「下校時に乾いているように」と自転車にファサァ…と掛けておくあの一連の動作も悲しみブルー。
てなわけで雨合羽登校の日は終始テンションが低かった。そのせいなのか、今でも雨に濡れるのがとても苦手。
そしてあんな思いをさせたくないと、わが子は極力送迎をしてしまう。甘やかしと言われども、親子で同じ轍は踏まなくて良い。車内で濡れずに快適な登校して欲しい。
でも送迎時に雨合羽登校の学生を見かけると謎にトラウマが襲ってくる。
ああどうか世界中の学生さんが雨の日に雨合羽を着らずにいられますように。せめて大変スタイリッシュな雨合羽が開発されますように。みなご安全に登下校できますようにと車内という安全域から願う。