3/28 パスタを食べる、猫からプリンを買う、喫茶店でココアを飲む、精神科に行く
約1週間ぶりに外に出た。ずっと雨が降っていたので、頭痛持ちの自分には低気圧が辛く外に出る気になれなかった。それに加えて周期的な鬱で気分が下がり、ベッドに横になりながら動物の動画を見たり、毛布を実家の猫だと思って話しかけたりしていた。最近は家でも1人でずっと喋っている。実家の猫の写真を見ながら一人二役で会話をしたりしている。
今日外に出た理由は、プリンを買うためである。
「坂の上の猫」というプリン屋さんがあり、愛媛に実店舗を構えながら全国の催事で販売している。オーナーは元々日本料理をやっていた方だが、コースのデザートで出すプリンが非常に好評だったためプリン屋を始めた。
なんとこのプリン屋さんでは、猫の「ミクちゃん」がアルバイトをしているのである。
ショーケースからプリンを出し、電卓でお会計を出し、「○○円になります」と教えてくれる。
近くで見るとフワフワで毛並みが良く、とっても愛くるしい。「可愛い~!」と言うと、「えへへ~♡」とキュートに返してくれた。
丸い手で電卓を打つ光景は凄い。スーパーアルバイト猫だ。1年以上ずっと会いたかったミクちゃんに会えて良かった。
ちなみに売上の一部は保護猫活動の支援に寄付しているそう。プリンもなめらかで濃厚な味わいでとっても美味しかった。
Twitterで全国の催事への出店予定を告知しているので、お近くにミクちゃんが来る際はぜひ行ってみてください。
無事プリンを購入できた後は好きなパスタ屋へ。エビのとトマトクリームを注文する。
私はパスタというものを普段全く食べない。「好きじゃない」と昔から思っていた。それなりのちゃんとしたイタリアンの店でも、パスタを食べて感動したことがなかった。まあどっちかっていったらね、美味いよね。ぐらいの気持ちだった。そもそも麺類だったら圧倒的ラーメン派だし、もっと言えば麺ではなく米を愛しているので、パスタのことを考える時間は人生でほぼ無かった。
しかし今日歴史が変わった。このエビのトマトクリームのパスタ、びっくりするぐらい美味しい。全部が美味い。スープの量が超多いので、ラーメンっぽさもある。スープというか旨汁(うまじる)なので完飲してしまった。初めてまた食べたいパスタに出会った。デザートのソフトクリームで「黒ごま」が選べるのも最高。
その後、病院の時間まで喫茶店で待機する。煙草が吸える居心地良い喫茶店である。同行者のおすすめで初来店した。
スーツ姿の客から古着が好きそうな若者まで幅広く愛されている喫茶店。店内の至る所に猫をはじめとした動物の雑貨や写真があり、見ているだけで楽しい気分になる。まつ毛が素敵な店員さんが丁寧に接客してくれて、1度しか来店していない同行者のことを覚えていた。凄い。
はちみつトーストは休みの日のおやつに母が作ってくれるような安心する味わいだった。ドリンクセットで700円、安い。病院の時間まで少し長居するので、ホットココアをもう一杯頼む。ホイップクリームが乗せてあるのが嬉しかった。
私は非喫煙者、同行者は喫煙者なのだが、ライターを忘れてしまった同行者を見かねた店員さんが店オリジナルのマッチをくれた。よく気がつくなあ、プロだなあと思った。創業30年の喫茶店、立地が良くチェーン店が乱立するエリアでこれだけ人が集まるのはこういうところにあるのだろう。また来店することを心の中で誓って退店。病院へ向かう。
「家にいる時、本当に何も出来なくてずっとベッドに寝たきり」ということを主治医に話した。要するに今は躁鬱の鬱状態だということである。限界まで抗うつ剤を増やすことになった。
唐突に主治医から「片付けってできる?」と聞かれ、できないです。部屋はいつも足の踏み場がないです。と答えると、ADHDの検査を勧められた。掃除がこの世で1番苦手である。部屋はいつも足の踏み場がない。使ったものをそのままにするし、しちゃいけない忘れ物をする。色々質問に答えるとこの後時間はあるかと聞かれ、特に用事もないのでチェックシートをやった。結果は3週間後聞きに行く。今までADHDじゃないかと周囲から言われることもそこそこあったが頑なに認めたくなかった。リアルでもネット上でも、ADHDを自称して何かを語る人々に関して妙な嫌悪感を抱いていたからである。多分、自分が嫌悪感を抱いているのは医療機関で正式に診断を受けたわけでもないのにADHDを自称し、それを免罪符に他人へ迷惑をかけることを意に介さないような人々である。医療機関で診断され、本当に日々悩んでいる人々が気の毒だなと思う。とりあえず結果は3週間後聞きに行くので現時点では何ともいえない。結果が分かったらまたそれについて書きます。