個性、障害、体質の話
私はよく失くし物、忘れ物をする。
いつどこで失ったのかわからない。
行動をコントロールしないと知らない場所へ走り出してしまう。
自分の世界に没頭して時間がわからなくなる
常時頭の中にたくさんの生き物が
クラブで踊り狂っている感じがしてザワザワしている。
病院に行けば「ADHDかASDです」って診断されると思うけど
あまり気にしていない
発達障害は単純なカテゴライズで理解できるものではなく、
ASD、ADHD、LDそれぞれの特徴があり
どの部分が強く出るかは人それぞれで千差万別で「100人いたら100通り」
インターネット上は発達障害バブル状態
情報過多の時代に一個人が公表するアドバンテージは何もないし、
発達障害を自分のアイデンティティにしたいとも何とも思わない。
鋳型にはめられてしまうみたいなので。
発達障害は目に見えない障がいのため、たとえ診断を受けても先がない。
知らない人も多いから誰にも言えない。同僚や家族、友達にも話せない。
打ち明けても「誰にでもあるから大丈夫だよ」って優しく言ってくれると思うけど、人の何十倍も努力しなければ、まともな社会生活が難しい。
私の場合ただ日常生活を事細かくメモして時間割り通りに動くだけ
プログラムを正しく動かすみたいに。
薬物による対処療法はあっても、現段階では根本的な治療法は存在せず
一生治らないので私にとっては診察するメリットが
経済的にも精神的にも何にもないんですよね。
私自身は周りの人に何を言われようと、どう診断されようと気にしないけど
世の中の人は「障がい」と言われると傷つく人がけっこういて、
思い悩む人は多いと思う。
実際に友達の子供の障がいのことで相談を受けたこともある。
これからの時代なんとか障害というものは
その人らしさ、出来ればポジティブなものであってほしい。
社会、集団生活においてはデメリット「障害」になることもあるけど
創造性、クリエイティブな場面ではメリット「個性」にもなる。
この二極化が強い傾向にあるけど
私は中立的に「体質」として受け入れている
寒がりな体質だから何重にも厚着をしているくらいです。
もちろん何か失敗していないかな…人に会うのも怖いな…
って不安なときもあるし、高い能力を求められ
「社会の難易度」の上がりすぎてると思うこともある。
それでも心優しいみなさんのおかげで生かされているし、
いつも助けてもらってばかりなので、自分に出来ることで力になれたらいいな。