スプリンターズS 2024寸評・予想
お久しぶりです。ちくわぶです
秋のG1戦線が始まります。中央でお休みでもどこかで大レース。年末までそんな日々になりそうですね。
さて、一発目は毎年悩ましい中山1200で行われるスプリンターズステークス。今年も大混戦が予想されるかなと思われますが、採点しつつ、自分の買い目を決めることができればなと思います。
その上で、誰かのお役に立てれば嬉しいです。
(9/28 枠順 馬場から展開的な採点を行っていきます。馬場は差しもそこそこ決まっていますがインからも伸びてきておりフラットで判断します)
採点ルール
過去の戦績、レースぶりから一頭基準となる馬の点数を8点と定めて、そこから優劣を決められればと思います。10を超えることも稀にあるかもしれません。加えて、中山1200への適性を0〜1点で加点、騎手能力・適正で0〜1点加点します。
その後、枠順が出てからTB含め展開を考えて、加点を-2〜2で行い、最終的な点数を出せていければと思います。(このルールで有馬までやっていきたい)
全頭考察
ナムラクレア
前走キーンランドカップ1番人気5着。1枠だったこともあり終始内を回っていたが、最後の直線で内らちにぶつかるアクシデントもあり、かつ外の方が伸びる馬場で伸びきれず。この一戦で評価を下げることはする必要がない。
高松宮記念2着、昨年のスプリンターズ3着とスプリント戦線において実力安定感は他馬よりも高いものがある。中山適正はありと判断。
鞍上が今回浜中の騎乗停止により横山武に。極端に控える形にならなければ向いてくるが、騎手が最近先行馬以外は疑問符。勝ち切れるかというと。
枠順5番。展開面ではおそらくフラット。大外じゃなかっただけセーフか。馬場が荒れればさらに加点も。
能力:8(基準) 適正:1 騎手:0 展開:0 合計9
ウイングレイテスト
前走アイビスSD2着。「あのメンバーの中では」実力があることを見せつけた。函館SSはサトノレーヴには力負け。前受けできるのは今の中山には向きそうだが、それ以上にテンが早そうなのもウゴウゴ。今回G1は古馬になってから初。マイルになってからの中山が経験ないため未知数。騎手としても加点ではない。
枠順大外16番。松岡騎手の投稿的にも一番望んでいなかった結果にと。前につけることはできるかもしれないし、ストレスはフリーだと思うが、最終直線までにかなり苦しくなるのでは。思い切るとは思うが。
能力:6 適正:0 騎手:0 展開:−1 暫定合計:5
ウインマーベル
5月の京王杯SS以来の参戦。ぶっつけ。1400実績は非常に高いが、昨年今年と1200は全て馬券外。適正がもろに出ている。1200の早い流れだとどうしても後ろからの競馬になってしまい、得意な形にならない。力自体があるとは思うのだが・・・。松山の中山芝1200経験の乏しさ。
とはいえ一昨年はこのコンビでスプリンターズ2着。調教がめちゃくちゃ良いとかそういうのがあれば?
枠順3番。内枠成績はよく、マーベルより内の馬は位置をとりに来るタイプではないため、内ラチ沿いを確保することは容易。ロスなく競馬ができそうであり、先行群の中では良い末脚もあり、ここは加点で良いのでは。馬場が良ければ更なる加点もありかも。
能力:7 適正:0 騎手:0 展開:1.5 暫定合計:8.5
エイシンスポッター
キーンランドカップ2着。馬場の良いところを伸びてきた印象で素直に評価をあげるものでもないかなと。(あと騎手がモレイラだったのがデカすぎる)
スプリントにおける上がり能力はメンバーでもかなり上の方でり、短期騎乗のシュタルケがいかにも穴を開けそうな雰囲気はある。能力実績では重賞も勝てていない馬なので頭というわけにはいかないが、3頭目まで考えるのなら紛れで飛んできることは考慮したい。
内枠は良いが差しを決めるにあたって馬群に飲まれそうな。
能力:4 適正:0 騎手:1 展開:1 暫定合計:6
オオバンブルマイ
前走キーンランドC3着。最後方から大外ぶん回しで届かずだったが、伸びは素晴らしいものがあった。海外とはいえG1馬(1500m)であることは一応加味必要か。スプリント戦初でどこまでというところであったが、差し展開になるとエイシンより鋭いことにはなりそう。だだ、より前が早くなるかつ、前TBになりそうなので追走も加味するとかなりしんどいか。
ひっくり返すならグランアレグリア級って考えなきゃいけないのですが…。
最内に入ったことで序盤はロスなく控えて、武さんであり中山であれば外まくりからの競馬に賭けてくると思う。選択肢を決めやすい、前が流れそうなので展開面で加点します。
能力:6.5 適正:0 騎手:0 展開:1 暫定合計:7.5
サトノレーヴ
前走キーンランドC勝ち馬。終始荒れたところを走らされるも2着3着が外から飛んでくる中、先行して受け切った。0.3つけており素直に強い競馬ができていると思う。函館SSも同様に勝利しており、小回り大回り問わず粘り強さが魅力的。今回初G1だが、戦歴から考えるに相手関係で未知数な部分はあり、ナムラクレアよりは暫定的に低く見積もる。中山もリステッド勝ちしており、かつオーストラリア短距離実績のあるレーンが騎乗となるとかなり期待せざるを得ない一頭かと思われる。
6枠12番。先行型で外で包まれることなくとなるとレーン的にもかなり乗りやすいのでは。前がやり合って良い位置につけられそうで文句言いづらい場所。
能力:7 適正:1 騎手:1 展開:1暫定合計:10
ダノンスコーピオン
前走セントウルステークス12着(上り33.1)。後方から外、外、直線も外に進路変更とかなり苦労している。かなり可哀想な場所ではあった。とはいえ追走に苦労している結果にも見えてくるため中京が前TBだったことを加味しても、トウシンマカオは飛んできてるよねって考えられるので評価しづらい。G1馬であり、復活してほしい気持ちはあるが。
6枠12番。末脚にかけるという意味では悪くない位置にいるかと。
能力:5 適正:0 騎手:0 展開:0 暫定合計:5
トウシンマカオ
前走セントウルS1着。後方追走からコーナーで外を回しながら徐々に位置を進出し直線では良い位置でスパートをかけることができた。典型的に外枠でポジションの選択権を持つことができれば強い馬で、逆に内枠だと一気にきびしくなる。
枠次第ではあるが中山含み重賞タイトルは多く獲得しており、実績十分。
今回展開面で「あーーー」となった馬第一位。1枠2番はこの馬にとってはかなり厳しい。差しを行うにしても宝塚のブローザと逆に今度は締められるかも。
さてどうする天才菅原?僕はこの枠順なら申し訳ないが減点です。
能力:7 適正:1 騎手:0 展開:-1 暫定合計:7
ビクダーザウィナー
前走シャティンヴェース(香港G3)6着。映像ないので評価しづらい。今年の高松宮記念で3着、また香港のスプリントG1で優勝経験もある。テンの速さ(ロケットスタート)が印象的でハナを取り切って仕舞えば、しぶとい。
加えて鞍上が最近の主戦である香港のリョンから、日本を知り尽くした巧者モレイラに。
香港はスプリントからマイルが日本よりもレベルが高いとも言える環境であり、重などの特殊馬場でも、現状中山の超高速馬場でも対応してきそう。
7枠14番は少し外すぎるかもしれない。ピューロに行かせて。。となるとピューロの逃げ残りになってしまいそうだし、競ると潰れる可能性がありやりづらいかも。とはいえ巧者モレイラ。本日(土曜日)も複数勝利しておりすでに中山にアジャストしている。
能力:8.5 適性:0 騎手:1 展開:-0.5暫定合計:9
ピューロマジック
前走セントウルS13着。逃げて足が止まってしまった。それまで果敢に逃げて重賞も2連勝しており、意外すぎる結果となった。
今回、横山典弘に鞍上が変わる。安田厩舎とはダノンデサイル等とのコンビで親密。厩舎コメントを見る限りだと今回逃げない手法で挑む可能性がありそう。(ビクダーザウィナーが居るし、ハナ争いとかしたらどっちも潰れる線もあるか)
54.0キロは魅力だが、騎手傾向から厳密には加点ではない。持ちタイムは良いが、最後の急坂がこの馬にとっては疑問。
5枠10番。もうちょっと内から飛び出したかったのでは。ビクターザウィナーが外にいることでやりづらさがありそう。
能力:7 適正:0 騎手:0 展開:-1 暫定合計:6
マッドクール
前走、香港チェアマンズスプリント11着。前前走高松宮記念は重馬場の中インをかき分けて戴冠。G1馬となった。特殊馬場に恵まれた印象もあるが、昨年のスプリンターズSも2着で人気以上に能力上位と考えるべき。
あまりにも外枠にならなければすっと鞍上の得意な先行インにつけられのでは。枠の並びが重要になる一頭。
ここまで間隔開けたことはなく、ぶっつけ本番が良いか悪いかはわからないが。
4枠7番。ちょっと展開面で迷う一頭。というのも、過去成績のよかった国内G1は内枠をロスなく回ることができているため、恵まれていた。今回、同脚質のママコチャがすぐ内にいるため、内ラチ沿いを確保するのはかなり困難そう。かつ、サトノレーヴには外で蓋をされる可能性があり、展開面では今まで以上に困難か。
能力:9 適正:1 騎手:1 展開:-1 暫定合計:10
ママコチャ
前走セントウルS2着。高松宮以来だったが、大外枠から先行集団に取り付き、最後は差し切られたが序盤に足を使った結果であると考えられ、久々としては上々かと思う。今回鞍上が川田に戻ることもあり、昨年のスプリンターズS優勝馬である事を考えると当然に実績十分。斤量も56に戻って2連覇も十分考えられる一頭。
3枠6番。前回外を回されてのあの戦いぶりを考えれば今回の方が(馬場が悪くならなければ)十二分に戦える位置についたのでは。否定要素がない。
能力:10 適正:1 騎手:1 展開:1 暫定合計:13
ムゲン
日本初出場の香港馬。不明な点が多い。とはいえ、マッドクールが11着に沈んだチェマンズスプリントで57キロ3着、前走香港プレミアカップでは斤量52キロということもあるかと思うがカルフォルニアスパングルに先着するなど日本での人気以上にはかなり不気味な存在。
どこまで日本競馬にアジャストするかというとこがあるが、現時点では対応可能と考える。どの位置で戦ってくるかは不明瞭な部分だが、おそらく差し。
ビクターザウィナー作り出す展開が前で潰し合う結果になった場合、枠も相まって良い位置で差して来れる期待値はバカ高い
能力:8 適正:0 騎手:0 展開:0 暫定合計:8
モズメイメイ
前走セントウルS3着。枠を活かして内内で追走し粘り込み。恵まれた部分が大きいと考えられる。とはいえ近走実績をみると実力をつけてきていると思われるので枠に恵まれれば再現性はあるか。
枠的には再現性はなさそう。
能力:6 適正:0 騎手:0 展開:0 暫定合計:6
モリノドリーム
前走キーンランドカップ後方から追い込み4着。好走したのでは。北海道巧者の側面も。
とはいえ相手関係が一気にきびしくなり、武器面でも他の馬の方が優れているとおもられるのでここでは厳しいか。
能力:4 適正:0 騎手:0 暫定合計:4
⇨除外になりました。
ルガル
前走高松宮記念10着。それまでのG2〜オープン戦と掲示板を外さずシルクロードSで番手につけてそのまま突き抜けたので強く見えた。
それゆえに、高松宮記念の結果は案外であったが、その後のルガルが勝ってきた相手関係の結果をみると…。ここで骨折休み明け一発で通用するかは。
先行型でありここでの外枠はかなり辛いか。
能力:6 適正:0 騎手:0 展開:0 暫定合計:6
レイべリング⇨除外になりました。
前走青函ステークス5着。
素直にモリノドリームよりは力は下だと思う。
能力:3 適正:0 騎手:0 暫定合計:3
ヴェントヴォーチェ
前走「去年の」高松宮杯8着。約一年半ぶりの参戦でいきなりここ。中山二勝の実績あり、ルメールとのコンビでも二戦二勝。持ちタイムも優れており、きちんと復活しているなら馬券から消してはいけない一頭になる。
残念ながらの8枠。8枠ルメールでポジティブ騎乗だ!という人もいるかもしれないが、僕はそれは距離があってのことで1200ではかなり厳しいのではと考えます。
能力:6 適正:1 騎手:1 展開-1 暫定合計:7
土曜日夜段階の予想
◎⑥ママコチャ (13点)
○⑫サトノレーヴ (10点)
▲⑦マッドクール (10点)
△⑤ナムラクレア(9点)
△⑭ビクダーザウィナー(9点)
△③ウインマーベル(8点)
⭐︎⑨ムゲン(8点)
買い方むずいーーー
とはいえ、ここまで自分の中で点差が開いたので⑥ママコチャの一頭軸でいこうかと思います。
相手は広くなったので、このままのオッズなら◎の単複で良いかもしれません。あとはムゲンからワイドも一興か。
とりあえず、資金確保のためにあしたはこのレースまで競馬しないぞー!