竜とそばかすの姫感想

文章に納得行かなくて、下書きのままだいぶ放置されてました。少し手直ししたので今更あげる事にしました。


こんにちはこんばんは

映画行ってきましたー。


竜とそばかすの姫


開幕早々(あれ、これ細田作品で観た事あるなあ…)というシーン。。

そこからは主人公のトラウマに繋がっていきます。

橋の上のシーンは少しショッキングでした。。

学園生活のクローズアップ

主人公の学校での立ち位置、友人関係

そして舞台はSNS『U』へ。

Uでは自分の個性を象った『As』というアバターが生成される。

なんかAirPodsみたいの装着してる。近未来的です。


細田守監督作品の中で、『サマーウォーズ』が有名ですが、その中でも独自のSNS『OZ』が出てきてます。今回はより進化したバーチャル世界となっていました。


Uの場合は全員がVtuberでヴァーチャル世界を体感出来るというイメージ


友達と観に行ってきたのですが

ぱっくり賛否でしたね…。

自分は「さん」で、友達は「ぴ」

他の観た友人達もどっちかって言うとぴでした。。


友人達のぴも正直わかるのです。

今回はかなり内容が飛躍している部分が多いのです。

それぞれの登場人物の感情の機微や物事の事象に根拠が無かったり…

ストーリー自体は大きな矛盾があるとかでは無いのですが

想像力で補完するにしても

(この子とこの子はどこで意識し合うようになったの?)(いや、どうして行かせるの?)(結局こいつなんなん…)

などなど…

なんでやねん要素が多々あるわけですよ。

リアリストには厳しい作品かもしれないです…。

まあそもそもフィクションだし、アニメだし…といえばそれまでですけど。

観た人の想像力次第で楽しみ方はだいぶ変わってくるんじゃないかと。


そういう部分でいうと、TVCMや広告でも見かけたであろう『竜』の正体。

クライマックスまでこれが一体誰なのかというのが取り沙汰されています。

観賞後の友人達との会話で正体がわかるまで誰と予想していたかを話していたのですが、こっちの議論の方が面白かったですね。どっちも外れていたんですけど、そこの考察が面白いというか、観賞の際には予想してみるのも楽しいと思います。


巷の総評そのままですが、映像美と音楽は抜群に素敵です。鳥肌。

友人から聞いたのですが壮大なPVと思えば全然見れるというコメントもあったみたいで、これには大納得。


友人達の酷評を浴びても尚自分がこの作品を評価してしまうのは

自分自身が登場人物に自己投影しがちなのが原因かも。


だからストーリーとストーリーの繋ぎ目が脆くても

その人それぞれはその瞬間瞬間常に一生懸命生きてるので

(はわぁ…)ってなっちゃうんですよね。(語彙力) 


台詞ひとつひとつにその人のその瞬間と感情が盛り込まれている気がします。

演技力は別として。


もうひとつ、この作品の裏テーマみたいなものがあると感じました。

サマーウォーズの頃にはSNSの描き方はどちらかと言えばポップで

“便利さ”故の“怖さ“みたいなものがありました。

今回は現代のSNSの闇みたいなものが描かれていましたね。

個人的にはそういう若者に警鐘を鳴らす意味合いなのかと思っていたのですが、パンフレットを見ると監督そしては、もっと自由にSNSを生きてほしいという想いがあったみたいですね。


声の出演は相変わらずメイン所はあまり声優さん起用されないんだなと思いました。

今までの作品よりは正直、聞ける、という印象でした。



後は観たらわかりますが、全体的には某ディズニー作品のオマージュがメインです。

そこも楽しみポイントかと。


映画館で映画を観る事自体は最高なので、是非上映中に足を運んでみては如何でしょうか。


では_φ(・_・

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