【デレマス】「躍るFLAGSHIP」デレステコミュから見る「しゅがーはぁと」の魅力と信念
ちくわヴです。一年ぶりですね、お久しぶりです。
今年も選挙の季節です。
「第10回シンデレラガールズ総選挙」および「第2回ボイスアイドルオーディション」が開催されています。
私は今年もしゅがーはぁと、もとい佐藤心を第一優先で推していきます。
「頼むぞ、組織票~☆」
さて、2020年のしゅがーはぁとは、それはそれはもう精力的だったというか、多忙だったというか。
デレステ周年曲「Go Just Go!」の歌唱メンバーに抜擢されてからのメディア展開はやはりすさまじかったですね…悲願のアニデレ化も果たしましたし。それ以外にもオウムアムアがデレステに実装されたりとか。
で、2021年。
そろそろ総選挙の影がちらつき始めたころ。去年の総選挙で
↑こんな記事を書いたわけですが(駄文ですが読んでくれると嬉しいです)、
今年はなんか宣伝活動するか?と思っていたところに爆弾が1つ。
しゅがはP待望の「躍るFLAGSHIP」のデレステ実装(そしてイベ報酬)です。
曲自体も(しゅがはP目線では)「強いオトナの女」感全開のしゅがはの歌唱が非常に印象的ですが、今回なにより興味深かったのはイベントコミュ。
なんか巷だと「【悲報】北条加蓮、またギスる」的な注目の集め方をしていますが………それはともかく。
今回のコミュはしゅがはP的には、これまでのアイドル「しゅがーはぁと」の在り方を転覆させる、なかなかに衝撃度が高いものでした。
なので今年はFLAGSHIPコミュの感想[1]とともに、
「しゅがーはぁと」とは、「佐藤心」とはどんなアイドルなのか?
を知ってもらいたい、という目的でダイマ記事を書き殴ろうと思います。
最後まで読んでくれないと……へこむぞ☆
※当記事は「躍るFLAGSHIP」イベントコミュ、および佐藤心に関連する各種コミュのネタバレを含みます。
OP~2話/しゅがーはぁとの魅力と佐藤心の葛藤
OP冒頭、佐藤は同級生からの結婚報告をうけて若干気落ち気味。
アホ毛クルクルすんの可愛いからやめろ
式に招待されたようですが、当日は仕事があるため出席は断念しています。ただテンションが低いのはそれとは関係なく、
・周囲の同年代たちが次々と結婚・出産といった「普通の人生」を謳歌しているにもかかわらず自分には恋愛経験がないことへの焦り
・周囲の人間がアイドルとなった自分にも「普通の人生」を期待してくる(ような気がする)ことへの疑問
といったものが渦巻いているからかな、と。
佐藤心ことしゅがーはぁとは、小さいころからアイドル「しゅがーはぁと」になることを夢見て生きてきました。アイドルではなく「しゅがーはぁと」に。ここ、大事ですよ。
オトナになってもそれは変わることはなく、「しゅがーはぁと」を目指してなりふり構わず走っていました……なりふり構わな過ぎて「うわキツ」とか言われちゃうレベルで。それでも、佐藤は「しゅがーはぁと」になる夢を諦めなかった。
SSR[はぁとトゥハート]特訓コミュより。
で、Pと出会ってようやく「しゅがーはぁと」としてシンデレラ城の階段を駆け上がり始めたときにはすでに26歳。気づいたら周りは結婚して出産して…ってなってて、あまつさえ自分にまで「いい人見つかった?」とか聞いてくる。なんでや!アイドルやぞ!!
アホ毛(ry
恋愛や結婚は一般的に「幸せ」なこととされますが、じゃあアイドルという夢をかなえて充実した人生を歩める「幸せ」ではダメなのか?という思いが佐藤の発言から読み取れます。そしてその根底にあるのは、いい歳して恋愛の1つもしたことがない自分へのコンプレックスってわけです。
ちなみに今回のコミュについて、現実世界の某掲示板やツイッターでは
「しゅがは恋愛経験0なのかよ…引くわ…」
みたいなことが結構書かれててですね。
それそれ、まさにそれだよ。佐藤が恐れてるのは。
ずーっとアイドル目指してたんだから、そりゃ恋愛したことなくても不思議ではないっていうか。
だいたい恋愛したことあったらね、Pと観覧車乗って終始ダンマリ決めこんだり、ソロCDのドラマでほたるに「オトナの魅力[2]で青臭い中学坊主なんてイチコロよ☆」なんて沙理奈さんみたいな(失礼発言)こと言ったりしないんですよ!
アイドルコミュ5より。…高所恐怖症かな?
なので私は公式と解釈一致すぎてニコニコしながら今回のコミュを……って話脱線してんな?
とにかく、そんなことがあった佐藤と、同じく「恋愛かぁ…」ってなっていた美穂・加蓮の三人は、「踊るFLAGSHIP」のMV撮影の為に恋愛を学ぶべく奔走します。
その中で、「演じるのではなく、もっときちんと『恋心』を知りたい」という加蓮の思いを受けて、佐藤は「恋の研究会」と称して2人を連れ出します。恋愛映画見たり、スイーツビュッフェで人間観察したり。
見りゃわかりますが(おい☆)、佐藤は今回のユニットでは一番年上です。ノリこそいつも通りですが、年下の2人と打ち解けるためにいろいろと気を使っているのです。
普段のキャラを知ってると「普通に仲良くできるやろ…」と思ってしまいますが、以前「Happy New Yeah!」コミュにてニュージェネ&かな子の高校生グループに単身放り込まれた際も、仲良くできるか心配だった旨を打ち明けています。
SR特訓コミュより。
「Happy New Yeah!」コミュは名作なのでぜひ読んで(切実)
これに限らず、佐藤は周囲に気を配るのが非常に得意です。昨年の記事では「気配りの鬼」と表現しましたが、1年たっても「鬼」っぷりは健在です。
例えば「オウムアムア」コミュでは体の弱いちとせを慮って、Pにこっそり「ちゃんと見てあげろよ?」と釘を刺していたり。
「Go Just Go!」コミュでは、ぼっちと化して病み散らかしていた(?)りあむに対して輪に入る手助けをしてあげたり(でもママはやめろ☆)。
それから「気配り」が「叱る」という形になって出てくることもあります。有名なのはありすのストーリーコミュでの一幕(下図)ですが、ほかにもソロCDのドラマ内でもりくぼに対して割とマジな叱り方をしてたりします。
ストーリーコミュ40話より。
いつもの
「はぁと」と呼ばせるのも(今では)友好のための手段だったり。
加蓮は「Go Just Go!」では「心さん」呼びでしたが、今回を機に「はぁとさん」と呼んでくれるようになりました。
これが4話で”凶器”になるとは思いませんでしたが………(小声)
話があっちこっち行っちゃってますが、結局のところ伝えたかったのは、
・アイドル「しゅがーはぁと」になるという、幼いころから抱いていた夢を決してあきらめなかった、思いの強さ
・時に優しく、時に厳しく、周りを気遣うことができる「気配りの鬼」
この2つです。顔が良いだけじゃないんだぞ☆ってことです。
あと全然関係ないけど、
ここ、ポロ泣きポイントな☆
3話/アイドルとして仕事に応えるということ
さて話をコミュに戻しましょうか。
恋心について研究を続ける3人。早苗さんや法子にも相談しますが、結論は見いだせないまま。佐藤は早苗さんにも友達の結婚のことを愚痴ってる。
あくまで明るくふるまう佐藤。「困り顔とかノースウィーティーっしょ☆」という感じですが、同じく悩んでいる年下2人に気を遣わせまいとする思いも含まれています。
そしてコミュ3話の最後、佐藤は
「立ち止まっても仕方ない。アイドルとして求められている『恋愛』をしっかり演じ切ろう!」
と結論を出します。
アイドルとして求められたものに応えること――実はこれも、過去の経験が基になっています。
先ほど「気配りの鬼」と話しましたが、登場初期の佐藤は崖っぷちであるという焦りから、売名…というか自分が目立つことに必死で、気配りも何もあったものではありませんでした。
そんな中デレステでは個別コミュにて、ドラマ出演を通じて「アイドルとして求められたものに応えること」を教わっています。
アイドルコミュ4より。
アイドルだと名乗るからには、アイドルとして求められたことには全力で応える。アイドルに限らず大人の社会人なら皆肝に銘じなければならない事ではあるのですが、佐藤にとってはこれが、Pと出会って学んだ大事な教訓なのです。
といっても今回の場合、どっちかというと本質は「2人を悩ませっぱなしで立ち止まらせないこと」にあると思っています。時間は有限ですしね。
しかしこの発言が、「演じるだけではなく、ちゃんと『恋心』を知りたい」と思う加蓮との間にズレを生じさせることになります。そして…。
4話/衝突、「しゅがーはぁと」崩壊
問題の回。
恋心を「演じる」だけで「ちゃんと知る」ことができないまま……この中途半端な状態を良しとしない加蓮は、Pと2人の前で初めてその思いを吐露します。佐藤はそれを飲み込みつつも、「アイドルとして求められたものに応えること」を説こうとします。
「心さん」←ふぇぇ…
が、「しゅがーはぁと」を演じたまま「佐藤心」として本心を晒してくれないことに業を煮やした加蓮は、佐藤を煽る煽る。「真面目に仕事をしていない」と言われてしまった「しゅがーはぁと」は、ついにその仮面をぶち捨ててしまいます。
「スッピンで遊んでられた頃とは違うの!」がエグい。
心さんがなめてきた辛酸(激うまギャグ)が滴ってますね…。
話が戻りますが、コミュ1話で佐藤と加蓮は互いに「似てるよね」と言い合っています。加蓮にとっても、アイドルという夢は特別なものなのです。病気で臥せていたころ、叶うことはないと諦めながらも、夢見ていた世界…その世界にようやく手が届いた。だからこそ、夢に対して妥協したくないという思いが加蓮には(今回に限らず)あるのです。ゆえに、佐藤がメンバーに本音を隠して、あまつさえ仕事に本気で取り組んでいない(と加蓮は感じた)ことが許せなかったのでしょう。
ただ、佐藤は仕事に対してはもちろん本気ですし、加蓮もそれはわかってるはず。何よりここまでの3人の努力を踏みにじるかのような発言がだいぶマズくて、「煽って尻に火をつける」悪癖が今回も出てしまった感じです[3]。あと「本音を隠すな!」という言葉はブーメランだったりします。
一方で佐藤は、今回初めて「気配りの鬼」が裏目に出てしまったというか。友達の結婚を通じて「恋愛」…もとい、「幸せとは何なのか?」という疑問を抱えていたわけですが、2人にそのことを話すことなく(3話で加蓮に心配されたのにはぐらかしてましたよね)、「しゅがーはぁと」の仮面を取らずに接し続けた結果こうなってしまった。可愛いアイドルであることにこだわり過ぎて、2人のことを信頼しきれなかった結果だと言えます。
ただ、加蓮のように固執しすぎて「求められている」本来の仕事が遂行できなかったら実際元も子もないので、加蓮に諭した内容は正しい。
まぁ要は「どっちも合ってるけどどっちも悪い」って感じなんですが。
で結局、2人を止めに入った美穂まで熱くなってしまい、外に飛び出してしまう始末。しかし、この時の美穂は非常に重要なことを佐藤に言ってくれています。
「心さんはカッコいい」と。
MVP。310スウィーティーポイントあげます。
佐藤の努力云々はすでに書いたので端折りますが。
子供のころから何年も何年も夢見て、曲げることなく貫いてきたアイドルという夢、「しゅがーはぁと」という信念。本人は「スウィーティーじゃない」と言うが、アイドルに限らず夢に向かう者たちから見て、これほどカッコいい、スウィーティーなことがあるか?
だからこそ、可愛いだけではない本気の姿、本気の気持ちを見せてほしいと2人は思っていたはずですが、結果的に佐藤は最悪の形で曝け出すことになってしまいました。
ちなみに4話のコミュタイトルは「Undisguised Heart」。
訳すと「ありのままの心」です。
…全然関係ないですが、ここまで取り乱した佐藤は声無し時代を含めても初めてですね。モデルアイチャレで千鶴と喧嘩したときですら、語尾に☆がついてたのでまだ余裕があった感じですし。
5話~ED/佐藤心の「恋心」
バラバラになってしまった三人でしたが、翌日、ちゃんと仲直りできました。ちなみに口火を切ったのは佐藤です。そこは流石ですね。
で、Pに促された3人は、ここまで学べたことを改めて振り返ります。
恋心ってどんなものか?それは…。
・それを追いかけるために走っていけるもの。生きがい。
・掴んだら失いたくない、ずっと続いてほしいと思える、愛おしい時間。
・自分が相応しいのか、気持ちは本物なのか、そんな不安に襲われる。
・理想だとわかっていながら、譲れなくて時にぶつかってしまう。
・綺麗な自分を見てほしい一方で、醜い部分も見せて(見られて)しまう。
・相手のことが理解できず悩んでしまう。
<s>知ってた。</s>
なんなら1話で答え出てたやろ!って感じですが……3人とも「誰かに」恋することに囚われてたんですよね。「何かに」恋したっていいじゃない…ってこれもよく考えたら3話で法子が「ドーナツに~」って言ってるな……まぁそれはさておき。
アイドルに恋をする。
佐藤心にとっての「アイドル」、それはすなわち「しゅがーはぁと」にほかなりません。佐藤は「しゅがーはぁと」に恋をしてたんですね。それもずっっっっっっと昔から。
「しゅがーはぁと」に恋して、幼いころからあこがれ、「彼女」だけを目指して駆けてきた。歳を重ねても「彼女」に向かって奔走し続ける佐藤心は、泥臭く、あるいは灰まみれで、スウィーティーではないかもしれない。でもその曲がることのない一途な恋心は、とても真摯で、健気で。まさにカッコいいものだと思います。そしてスウィーティーとも。
EDの最後、佐藤の悩みのタネだった「結婚と幸せ」については、
「恋の形は人それぞれ、幸せの形も人それぞれ。でもそれでいいんだよ」
と結論付けています。アイドルに恋してると気づいたからこそ言えるセリフですね。この結論は、昨今の性愛や婚姻の問題にも言えることだと思いますが……詳しく語るともう1記事書けてしまうのでここでは割愛します。
なんにせよ、これで佐藤心は再び自分の「恋」に向かって迷わず進んで行けることでしょう。
ところで、
いやこれは草。
結論
ここまで長文拙文に付き合っていただきありがとうございました。書いてたらGW終わりました。
長々と書いてしまいましたが、今回の記事で伝えたかったことは、
・「しゅがーはぁと」は可愛くて演技派で気遣いもできるスウィーティーアイドル☆
・そして佐藤心はそんな「しゅがーはぁと」に恋して、その恋をずっと曲げずに走り続ける、最高にカッコいい女…もとい、アイドルである
ということです。
佐藤心が初登場したのが今から7年前、そしてボイスが付いたのは5年前(第5回総選挙)です。プロデューサーと出会って、仲間にも出会って、スポットライトが当たるまでに2年、そこからユニット曲を貰ったりライブに出たり、ソロ曲を貰ったり、ドラマの主演を掴んだりして…この7年で彼女はアイドルとして大きく花開くことができました。灰まみれの女「佐藤心」は、いつしかみんなから「しゅがーはぁと」と呼ばれる、愛されるアイドルとなったのです。
が、佐藤はまだ満足していません。恋焦がれている、憧れの「しゅがーはぁと」…その理想のアイドル像と結ばれるには、まだまだまだまだ走り足りないと思っているからです。
彼女が真に「しゅがーはぁと」となり、全人類をスウィーティーにするために……
目指すのはそう、190名の頂点、「シンデレラガール」です。
この記事を読んで一人でも「佐藤心はCGとなるに相応しいアイドルなんだな」と思っていただけましたら、これほど嬉しいことはありません。
そして良ければ、1票でも構いません、ぜひ佐藤心に票を投じていただけますと幸いです。
私もしゅがはPとして、全力で応援するぞ!
は?
ふふっ ごめん
石ないわ
<s>俺だけ無料10連のかわりに無料で総選挙セット買わせろ</s>
…締まらなかったので最後は[はぁとふるsweeteen☆]の親愛セリフをもって締めの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。
以下注釈
[1]「考察」というにはちょっと大げさかなって。佐藤に偏ってるし。
[2]「好きな人に告白したい」というテーマの寸劇の中で「胸がドキドキするの……そう、こ・こ☆」とか言って胸に視線誘導するテクを披露していた。厨房のこと「青臭い」ってバカにできないぞ佐藤…。
[3]加蓮自身もこの癖については認めています。どこかで言ってたはずなんですがソースが見つからねぇ…。
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