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妙見様のこと

久々の更新になってしまいました。
色々語りたいこともあるのですが、今回は当家宝前に勧請している3体のご神仏のうち、北辰妙見大菩薩に起きたことを書きたいと思います。

1.仏壇の前で立ちくらみ

当家の仏壇はいわゆる正式な仏壇ではなく、元々は三段構えのPCデスクだったものを使って作った仮の仏壇です(開眼はしています)。

一番上の段はご神仏ゾーンとして昔から代々伝わる日蓮聖人像を中心に、日蓮聖人の背後に曼荼羅御本尊、本尊脇侍として向かって右に大黒尊天、左に鬼子母尊神、そして若干高低差をつけて低い場所を作り、先頭に北辰妙見大菩薩(以下、妙見様)を木彫りの像で安置してあります。(二段目に位牌と過去帳、天野嘉孝画伯の書いた絵曼荼羅を置いています)

これは約10年弱前、仏事の建て直しを図った際に中山の遠寿院で大荒行の参行入行中だったあるお上人に相談し、このような形で落ち着きました。
以来、忙しくて拝めない日もありましたが、この約10年手を合わせ続けてきました。もちろん形はほぼ変わっておりません。

ところが。

ここ1〜2年だと思うのですが、仏前で正座して読経したあと、立ち上がってご神仏ゾーンに題目三唱して一礼し終わるというやり方(これも従前から変わっていません)をすると立ちくらみが起こるようになったのです。

仕事をしながらだとなかなか毎日は拝めませんし、当然歳も重ねているため、(こんな感じだったかな?)とか(歳のせいかな?)など、若干の違和感を感じながらもスルーしてきました。

2.事件は起きた

ところで、私は知人の紹介で最近ご縁をいただいた霊感系占い師の方がいます。ちょうど職場と揉めててんやわんやしていたところで何度かメッセージをいただいたのですが、どれも的確だったのと、料金設定も良心的だったため、折々で相談をさせていただいています。

そんなある日、いつものように仏前で読経し、立ち上がった瞬間に一瞬気絶して倒れてしまったのです。

時間としては一瞬ですが、派手に倒れたようで香炉灰はひっくり返るわ、お鈴や水を入れたコップは吹っ飛んだり倒れてこぼれたりするわと大変でした。加えて、メチャクチャ疲れて動けなくなる日まで出てきました。

上述した占い師の方と直近でお話しした際、予定よりちょっと時間が余ったため「うちの仏様達から何かメッセージはありますか?」と伺ったところ、「一番目の合う仏様はどなたですか?」と聞かれ、(センターだから妙見様だな)と思い、そのように伝えると「妙見様(の像)にうちに対する他人の“お節介の念”が集まっていて、“偽りの仏”のようなエネルギーが生まれてしまっている」とお話しがありました。取り急ぎどうすれば良いか伺い、一旦妙見様を“寝かせる”ことにしました。(実はこれの他にももう一つ理由があるのですが諸事情で割愛します)

そうしたところ…

3.立ちくらみしなくなった!

妙見様のお像はご神仏ゾーンから下ろし、教えていただいたやり方で箱にしまって寝かせました。
その後、しばらく仏前で拝むのが怖かったのですが、試しにトライしたら何と立ちくらみしなくなったのです。
占い師の方いわく、「妙見様という仏様自体には何の問題もなく、むしろ家を守ってくれていたが、依代としての像には隙ができるため、今回のようなことが起きた」
とのお話しでした。

正座は仏事をお願いしているお寺で行われる月一の唱題行で内陣に上げていただき、御本尊の間近で1時間くらいしていますが、足が痺れることはあっても立ちくらみを起こしたり、ましてや倒れるなんてことは無かったため、改めて考えてみたら家の仏壇の前でばかり立ちくらみが起こるのはおかしな話だったのです。

あそこで聞いて対処しておかなかったら今頃どうなっていたか…考えるとぞっとします。見抜いて教えてくださった占い師の方には本当に感謝しています。

4.その後の妙見様

では、妙見様はどうなったかというと、閉眼などはせずにちょうど良い大きさの空き箱があったため、ある措置をした上で眠っていただいています。

占い師の方の元には「次の三日月の日に起こしてほしい」とメッセージが来たと伺い、妙見様の神紋が九曜紋と月星紋であることと、当家もちょうど大先祖様が見つかった記念に三日月と三つ引きを合わせた新しい家紋をお寺にて開眼していただいていたことと重なり、(やっぱりそうなんだ…)としか思えませんでした。

仏像を祀るのはリスクも孕むとは以前から聞いていたのですが、本当にこんなことあるんだな、と考えさせられました。

4.エピローグ…?

そんなこともあり、何年か前に仕事での大ピンチから救ってくださったお礼でお祀りしていた三面大黒天様のお像をお寺に返す決心がつき、お上人にその旨連絡したのですが…いつもは仏像を祀ることを良く思われない方なのに、なぜか長考された後「とりあえずお寺に持ってきてください」と意味深な返答が。

今後も祀った方が良いなら引き続きお祀りしますし、三面様は好きなご神仏ですから心理的な抵抗はありません。ただこんなリアクションされると(どうしよう…どうなっちゃうの?)と今からガクブルです、、

偶像崇拝を禁じる宗教は多いですが、一方で仏教が世界宗教になるにあたり、祈りを捧げる対象として仏像の果たした役割は大きいと考えます。ただ、やはり物が物だけにこのようなことも起こりうる、ということはお祀りする際心に留めておいてください。

そんな不思議でちょっと怖い?話でした。

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