250108_コミケに遊びに行ってきた

2024冬コミ

 コミケに遊びに行ってきた。私は今回サークル参加ではなく、一般参加として来場した。
 目的はもちろん、素敵な同人誌の購入と、相互フォロワー(知人)への挨拶および好きな作家への応援だ。

挨拶のマイルール

 自分が一般参加の場合の知人サークルへの挨拶において、自分の中にはマイルールがある。それは、まずはお金を支払って新刊を購入し、その後に名を名乗り、楽しみにしていた旨を伝え、その場を後にすることだ。
 理由は次の通りである。まず大前提として自分はその即売会における新刊がないので、知人の新刊を手に入れる方法は「本同士の交換」ではなく「お金による購入」に限定される。しかし、購入前に名を名乗ってしまうと、相手方に「○○さん、来てくれてありがとうございます!新刊差し上げますよ!」と言わざるを得ない雰囲気を作らせてしまう場合がある。これでは私が本をねだりにきたようであり、本意ではない。もちろん、本心からそう言ってもらえるのはとても嬉しいのだが、やはり自分としては対価を支払いたい。そのような意味で、私はまずお金を払ってから挨拶という手順を徹底している。
 大抵、名乗った後に「はじめに言えよ!」と笑いながら言われることが多く、私も笑いながらすぐその場を後にしている。個人的には、このようなコミュニケーションが、丁度よい、適度な距離感であると考えている。なお、一方で、別のイベントではこれが逆の立場になることも多い。その場合、私の方が「はじめに言ってよ!」というセリフを吐くことになるのだが、やはり、これはこれで良いと考えている。もちろん、相手に気付けなかったという落ち度に悔やむことはあれど、大抵の相手はそれも承知なのである。

顔を覚えてくれていると嬉しい

 そもそもの話であるが、ネット上で相互フォローし合っているだけで、リアルに会った回数が数えるほどである場合、お互いに顔を認識できていない可能性が高い。それどころか、相互であることすら覚えていないことがあり得る。そのような悲しいリスクを回避する目的でも、初手で名乗るのはリスクが高い(初手で名乗って「誰?」って顔をされたら悲しすぎる)。やはり先にお金を払ってしまうのがお互いに安心である(「誰?」って顔をされたらすぐに「失礼しました~」って立ち去れるから)。
 ただ、今回のコミケでは、半数の人には私であることがバレてしまった。髪を切ってマスクをしていても分かっちゃうかと思うと同時に、この方々の観察力に驚き心遣いをありがたく思うのであった。やっぱり、顔を覚えてくれていると嬉しいものである(その人にとって覚えておくだけの価値があるとそれなりに思われているということなので…)。私も、お金を渡される前に、「○○さんじゃん!」と気付けるような人間になりたいと心から感じた。

いいなと思ったら応援しよう!