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信じられない・・・私の身体ってそんなに悪いの?

2日目の朝

2日目の朝を迎えました。
夜はよく眠れた!・・・・なんてことは全くありません。
夜中の人の気配や物音は思った以上にストレスでした。
家にいるときは、家族だけなので物音でも
「また次男が布団から落ちたな」
「また猫たちが小競り合いしているな」
など、気にはなるけど不快には感じません。
でも、同室では、吸引の音や看護師さんたちの足音や話し声が気になりすぎて何度も目が覚めてしまいました。
「あぁ、まだ2時だ」
「まだ3時?早く朝にならないかな」
しっかり眠りにつけたのは6時頃。7時過ぎには看護師さんに起こされ、
また採血をしてもらいました。

先生からの衝撃的な話

入院初日の採血結果をもとに、担当医師から「気になる項目がある」と告げられました。それは【血清カリウム】。

血清カリウムは筋肉や心臓の動きに必要なミネラルで、通常の基準値は3.5~5.0mmol/L。しかし私の値は2.6mmol/L――低すぎます。
「低カリウム血症」という診断を受け、以下の症状がリスクとして挙げられました

  • 筋力の低下(例:動きがぎこちない、足がだるい)

  • 筋肉のけいれん(例:ふくらはぎがつる)

  • 心臓の不規則な動き(重症化すると命に関わる)

でも正直、私は自覚症状がありませんでした。むしろ「疲れやすい」「足がつる」「心臓がドキドキする」ことを、単に「太っているから」と片付けていました。

かかりつけ医からも「カリウム低いね、生野菜食べないでしょ?バナナ食べといてね!」なんて軽く言われていたことを思い出し、深刻に受け止めていなかったのです。


さらなる不安:副腎の腫れ

さらに衝撃的だったのは、CT検査の結果です。
担当医から「副腎が腫大している」と言われ、場合によっては手術が必要だと告げられました。

突然の「手術」という言葉に、私は完全にうろたえました。看護師として手術患者を看護してきた経験はあっても、自分がその立場になるとは想像もしていなかったのです。

看護の力

先生が席を外してから、ベッドの上でたくさん検索をしました。
手術だとまた2週間くらいの入院になる。
しかし、先生が疑っている疾患は放置していると、致死的な病気になるリスクが普通の人の数十倍になる・・・。
どうしたらいいのか、だれに相談していいのかわからない。
と混乱していたときに、看護師さんが検温に来ました。
優しい声、話し方、なんか気になることある?の声掛け。
私の不安が決壊しました。

先生から採血・CTの結果を聞いて手術が必要かもと言われた。でももう仕事を休めない。生活できない。子供を預けているのに、これ以上子供達を不安にさせたくない。
最初は愚痴のようにサラーっというつもりでした。
でも、傾聴しようとしてくれる看護師さんの相槌、姿勢に自然と涙が込み上げて
「どうしたらいいかわからない」
と泣きじゃくっていました。
看護師さんは私の背中をさすりながら
「不安だね。突然だもんね。相談先は病院にもソーシャルワーカーいるから、相談もできるよ。仕事しながら治療を受けられる方法を専門家に聞いてみてもいいと思う。不安なことは聞くからね。先生にも伝えるからね」
とこんなことを言ってくれていたと思います。(泣いていたのであんまり覚えていない・・・)
とにかく、安心を与えてくれる言葉や態度に本当に救われました。
看護師さんに聞いてもらって、泣いたらなんだか悩んでも仕方ないな。
と思えて、それと忙しい看護師さんを私なんかで引き留めてしまって申し訳なくて
「大丈夫です!聞いてもらって落ち着きました!」
と言って終わりました。

入院2日目の学び

・私の身体は思ったよりもいろいろな問題を抱えている。
肥満だから高血圧で睡眠時無呼吸症候群があって、だから病気のリスクが高くなると、肥満さえ直せればすべて解決すると思っていましたが、まさか手術が必要になるかもという話をされるなんて。
やはり自己診断ではなくて何か疑わしい時や定期的な健診などは大切なんだと実感しました。
・看護師さんってすごい!
傾聴・共感は私も看護の中で得意とするスキルではありますが、いざ患者側になって体験すると、この傾聴・共感は素晴らしいと感じました。
私は思考も日常生活も自立しています。看護師なので、病気のことや必要性なども理解できます。そんな専門職の人間でも混乱する状況が、病気の発見時には起こります。そんな患者さんに寄り添い、傾聴し、必要なら導く。
本当に素晴らしい職業だと改めて知ることができました。

今回は私の新しい病気の発見のお話で長くなってしまったので、実際の食事とリハビリについては次回の記事でご紹介しますね。
次回は入院2日目の食事とカロリー、減量入院のリハビリって何をするの?ということをご紹介したいと思います。
次回もよければ遊びに来てください♪

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