輸入盤CD
「このケース上部のシール、開けづらかったよな〜」そんなノスタルジーに浸るほど輸入盤CDをめっきり買わなくなっていた。最後にこの封付きCDを買ったのは振り返ること8年前だった。20年くらい前は池袋のサンシャイン通りにあるHMV(現在はブックオフになっている)に毎日のように通い、膨大な品揃えだった輸入盤CDを物色するのが楽しみだった。懐が温かい時は2〜3枚まとめて買う日もあった。ホクホクな気分だった。国内盤に比べて安く買えるのも魅力だった。ただしライナーノーツ(歌詞や対訳解説)が付かないのが不満だった。そんなHMV池袋サンシャイン通り店も2009年に閉店してしまった。翌年には渋谷センター街のHMV渋谷店も閉店してしまった。のちにHMVは池袋エソラ店、渋谷モディ店と復活を果たすが街のCDショップ並みの品揃えとなり次第に足は遠のいていった。頼みの綱はタワーレコードだが、やはり輸入盤の品揃えは次第に激減していった。近年はサブスクが充実しライナーの付かない輸入盤と所有感が大差なくなってしまったのも要因だが、それでもお気に入りのアルバムはフィジカルで持っておきたい気持ちは変わらない。
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