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神を殺す宗教団体

昨日の記事でも書きましたが、統一教会が取り沙汰されているものの国会議員の誰一人「政教分離」について発言しません。

参政党の神谷氏も国会議員の「信教の自由」を盾に日本の宗教の問題について話をすり替えます。

私は参政党の資金的背景には統一教会や生長の家辺りが絡んでいると思っていますが、このような発言を見るとその確信を深めることになります。

昨日の記事にも書いたように、宗教団体は国際的な資本関係があります。つまり「グローバル資本」です。
ブラックロックやゴールドマン・サックス、ヴァンガードなどと同じく、主権を取り戻すべき存在です。

統一教会の問題など10年前には明らかになっていましたから、今更感もありますが政教分離の原則について考えるいい機会でもありますので言及してみます。

宗教の歴史はご存知の通り、信仰による殺し合いが発生したとされる悲劇的な歴史ですが、本質的には資源や領土、利権を奪い合う建前として宗教問題を表に出したのです。

この建前があるからこそ、政教分離という話になっているのですが、宗教が政治に介入するということの問題は、今起こっていることと同じく、特に資金面で政治に強大な影響力を与えてしまうことです。

民主主義とは言っても資本主義が下部構造にある以上、民主主義はカネによって支配されます。
大企業も税金対策として宗教団体に献金したり、経団連のような団体も団体としてカネで政治に影響力与えます。

スポンサー料としてマスメディアに資金が入り、マスメディアはスポンサーにとって都合の良い情報を視聴者に与え、洗脳し、誘導します。

宗教団体の信者は寄附、布施をより多くした者が評価される仕組みですので、その組織コミュニティの中で居場所を確保するために多くの信者が、洗脳されカネを詰めていくのです。

そのカネが政治家、政党に流れ、政策が決まり、多くの信者は自身の所属している宗教団体が支持する政党を、無思考に手放しで支持するのです。

つまり、宗教団体が有り余る資金を与党にも野党にも流してしまえば、政党は、政教分離の原則、建前はあってないようなものとなり、宗教団体の問題も議題に上げなくすることができるのです。

実際そうなっていますね。
マスメディアが統一教会の問題を指摘していますが、根幹のCIAとの関わりついては絶対に触れません。

これもいつものマスメディアの議題設定に過ぎず、改憲、緊急事態条項などのスピン報道として機能するのです。
また報道しても大衆はすぐ忘れますから、ガス抜き程度に考えているのでしょう。

現実に安倍晋三が死んだとされ、政治家の多くは「民主主義に対する冒涜だ」的なコメントをしていましたが、政教分離についても言及せず、あらゆる民主主義を否定する政策を実行しているわけですから、どの口が言ってるんだという話です。

創価学会にしても政教分離について一切無視を決め込み、その信者たちも選挙前になれば必ず「公明党にお願いします」と言ってきます。

宗教は世界を股に掛ける、多国籍資本なのです。
オウムもロシアに信者が何千人といたとされるし、キリスト教や仏教、イスラム教など世界中に存在します。

ゾロアスター教やミトラ教も未だに存在しています。
世界中で布教され、資金集めがされ、政治に影響力を与えているならそれは多国籍資本そのものです。

信教の自由というのは、あくまで私人である個人に求めるもので、公職についている者は一定の距離を置かなければ、メチャクチャになるのは必然です。

それができないからメチャクチャになっているわけです。

宗教団体の教祖など、めくれば煩悩まみれの人間らしい人達ばかりです。
せっかくなので幸福の科学の教祖の息子さんのYouTubeチャンネルでもご覧ください。



私個人的な話にはなりますが、私は基本的にアニミズムが最もしっくり来ています。
先祖代々、ある寺の檀家ですが私としてはブッダの教えの中にある良いと思うことだけを受け入れています。

正直、カネを集める宗教団体と布教する宗教団体は鬱陶しいのです。
その点、ユダヤ教は布教活動をしないのでむしろ興味深く、タルムードを参考にしているところもあります。

この世に存在する宗教団体の多くは拝火教で、神の教えと言いつつ悪魔の教えを伝える組織ばかりです。
バチカンなど最たるものでしょう。

そもそも神とカネと愛に折り合いが付けられないくせに神を語るなどおこがましいのです。

そのような連中が求める理想郷を今日では、ニュー・ワールド・オーダーと呼びます。

キリスト教に従えば、神とは「言葉」であるとのことです。

だとしたら、言葉を蔑ろにする、言葉を奪われる、言葉を殺されることは、各々の神を殺されるのと同義です。

これについてはその通りだと私は思っています。
1984年の「ニュースピーク」はまさにそれを表しているとも思います。

言葉は思考を作りますから英語よりも何よりも、「母国語」を大事にしていく必要があります。

私は言葉を使って表現をしています。
ある人は映画で、ある人はアニメで、ある人は絵で表現しています。
すべての人は表現者です。

その表現者の生み出したものに神業と感じることも多くあります。その点においてはひとりひとりに宗教団体の示す神なんてものを超えた絶大な力を宿していると感じたりもします。

神を名乗るクズが蔓延るこの世の中で、この世の中を少しでも明るくできるのなら、信じるべきは「自分」しかありません。

神も腹は減る ー詠み人知らず


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