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支配者を選んでも何も変わらない

USAIDの全職員が休職するということで話題になっています。

事実上、USAIDは国際犯罪組織とも言える組織です。
世界各地にエコノミックヒットマンを派遣し、中央銀行を設置、資源の収奪、テロリストの養成、人身売買等を「国際支援」の建前で行ってきたわけですから、それを解体するということでトランプに称賛が集まっています。

これが、世界平和への第一歩とかDS殲滅の幕開けといった調子で語られていることには一定の留意が必要かと思っています。

歴史を振り返ってみればわかりやすいですが、今回の件は言ってみればUSAID、そこに食い込む既得権益者の利権を奪うということです。

USAIDがしてきたことを別の勢力が形を変えて新たな利権をデザインするということです。
一言で言えば、「支配する者が変わるだけ」ということで、一般の日本人にとってはほとんど影響はないでしょうし、変革がある分、さらに混沌が深まる可能性すらあります。

石破は早速、トランプに媚びを売り始めました。

大東亜戦争、第二次大戦で大日本帝国は「アジアの開放」、満州国における「五族協和」、「八紘一宇」というスローガンを掲げて大陸に進出しました。
日本の植民地政策や併合における政策は西洋諸国とは根本的に違いますが、客観的に見ればこの日本の行動は大日本帝国による「世界秩序の構築」です。

大日本帝国は戦争に負けたのでそれが叶わなくなりましたが、「支配」の一点を見れば民衆としては、西洋に支配されるか日本に支配されるかの違いでしかありません。
要するにどっちがマシかくらいの話です。

私はトランプをその周辺はシオニストだと思っていますし、現在トランプが行うとされる政策は、ユダヤシオニスト世界権力のためのものと理解しています。

その意図は「大イスラエル計画」にあるのでしょう。

https://hcg-mkt.com/zion-japan

USAIDの解体それ自体は喜ばしいことかもしれませんが、それがイスラエルへの支援の増大、領土の拡大に寄与する可能性も見えてきます。

敬虔なユダヤ教徒はイスラエルの行動に国旗を燃やすという形で抗議しています。それに対し、ユダヤ人とされるシオニストは強行的にパレスチナに住む人々を蹂躙します。

日本の事情として日米合同委員会や地位協定が存在するわけですからこれらを解体させなければ、仮にトランプが「平和の使者」だったとしても「日本人が受け入れているものにあれこれ言えない」などと言えてしまいます。

しかも日米合同委員会や地位協定はアメリカ・ファーストを掲げるトランプとしては残しておくことが合理的選択になります。ついでに言えば日本が改憲することもトランプにとっては利益となるのです。

もちろんこれは私の個人的な見立てに過ぎませんが、可能性はあると思いますし、いつも何かを持ち上げてガッカリする、そんな一喜一憂を繰り返して何になるのかと私は思うのであえて水を差しているのです。

依存先を変えることを繰り返しても何の解決にもなりません。自分の水ぶくれした心に一時的な決着を付ける程度のものです。
英雄はいない、救世主はいない、その出現を阻むために民主主義システムが作られたと理解すれば、「自分で動く」か「口をつぐむ」の二択に迫られます。

現状、口をつぐむ、沈黙はもはや共犯者と言えるほどです。
自分で動くのも怖い、沈黙も怖い、換言すれば、それは「前に出て死ぬか、黙って殺されるか」ということです。

腐敗した三権はクズ同士で結託し、さらに大衆の目も口も耳も塞ごうとしています。

当然、政府の見解以外は「誤情報」として扱われ、私の記事などは一般には見ることすらできなくなります。
一般人が見る世界は、権力の悪意によって作られた世界観を強制され、それ以外の世界観を見出すものには犯罪者のレッテルを貼り、病名でも付けて隔離施設にぶち込む算段なのでしょう。

支配と服従を基本とする現代社会では「誰に従うか」を選ぶことをシステム的に強要されます。
従うことと、仕えることの区別はその者に志や魂があるかどうかで変わります。
今のエリートを見ていると志の無い知は自ら監獄に入るようなもので、そこにはカネを媒介とした餌付けを繰り返す、そのように見えなくもありません。

高い能力をもった庶民をカネ、権力などを餌に利用し、使えなくなったら切り捨てる、それを庶民は「出世」と呼び、使い捨てられます。

懸命な選択を自分に従って行動してほしいと切に願います。


「戦いを避けるために譲歩しても、結局は戦いを避けることは出来ない。なぜなら譲歩しても相手は満足せず、譲歩するあなたに敬意を感じなくなり、より多くを奪おうと考えるからである。」

ニッコロ・マキャベリ

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