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検索した今、読んで欲しい!浪人して絶対後悔しない大学の選び方。


こんにちは。教育業界で働いている者です。

この記事を読んでいる方は、
合格している大学はあるけど納得できないからもう一年頑張る人、今年は合格が勝ち取れずもう一年頑張る人、多くはそういう皆さんなのでしょう。

そんな皆さんが、1年間しっかり受験と向き合った結果、「後悔しない大学への進学」を実現するためには、何より自分が納得できる「この大学を選ぶ理由」をしっかり作る必要があります。

ここでは、大きく3つのケースに分け、さらに細かく解説していきます。

1. もうやりたいことが決まっている!

 1-1. やりたいことが決まっていて昨年受けた大学を受験しようと思うが迷いがある。

 1-2. やりたいことか決まっているが、目標が高いために家族を説得できない。


2. 実はやりたいことが決まっていない・・・


1. もうやりたいことが決まっている!

もうやりたいことが決まっていることは素晴らしいことです。

高校時代までにいろいろ調べて決めようと努力した人もいるでしょう。ずっと「これがやりたい!」と貫いてきて、それに向けてすでに努力を積み重ねてきた人もいるでしょう。

ですが、決まっているのにこの記事を読むということは、何に迷いがあるのでしょうか。


これを読んでいる皆さんは、しっかり迷う理由と向き合って、その理由を克服していくことが大切です。それによって、また皆さんが「大学受験」に戻ってくることを防ぎ、納得して大学生活を楽しむことができます。
決して恥ずかしいことではないので、ここでしっかり向き合っていきましょう。

1-1. やりたいことが決まっていて昨年受けた大学を受験しようと思うが迷いがある。

この方は、「自分がやりたいことが1番できる可能性のある大学を再度検討して見つける」ことが大切です。これが皆さんのモチベーションと、大学受験に戻ろうと思わない大学進学につながるからです。


例えば「生物について勉強したい!」と思っているのなら、
それが生物の進化についてなのか、
細胞レベルの生物についてなのか、
生物を技術面で考えていきたいのか・・・。
ここまでまず決めることができているのか確認しましょう。
ここがずれてしまうと、学部・学科選びがうまくいかず、結果的に後悔の残る選択に陥ってしまいます。

すでにやりたいことを具体的にもう決めている!のでしたら、そのやりたいことを、
・いつから
・どんな環境で
・どんな仲間たちと
勉強したいのかを突き詰めていきましょう。


それが載っているのは、間違いなく大学ホームページです。

ホームページでは、一見難しく見えてもまず、
・アドミッションポリシー
・カリキュラムポリシー
をしっかり読みましょう。その大学が何を目指していて、どのようなカリキュラムを作っているのかがあらかた分かります。

そして、次に学部の案内やパンフレットをしっかり読んでみましょう。

その大学だからこそできる研究や学べる内容が必ずあります。
何年次からコースが分かれる、また研究室配属となる、というところも大学によって異なります。

ここまでは大学が持つものについての話でした。しかし、ここからは皆さんの立場の話です。

皆さんは基本的にはもうあと1年しか選ぶ権利がありません。
それなら、同じようなことができる大学なら、自分と少なくとも同じか、それより上の力を持つ仲間と一緒に学部ことができる場であるかも大切です。

第一志望を掲げるなら、ぜひ、自分が大学に入学後も切磋琢磨し、高め合える仲間たちと過ごせる大学を選びましょう。それが1年さらに大学受験と向き合う上での大きなモチベーションになります。

気にするべき指標は、やはり「偏差値」です。
高校までの基礎学力の指標である偏差値が、
一つでも高い大学を目指して、大学時代にかけがえのない仲間をたくさん作れるようにしましょう。これも後悔しないようにするための重要な要素です。

ただ、後がないからこそ挑戦ができないと考えている人も少なくないはずです。
それなら、しっかり第一志望が受験できるように、しっかり外堀を固めましょう。つまり、
「すべりどめ」をしっかり考えることが大切です。

やりたいことが決まっているからこそ、少なくともやりたいことができるすべりどめを、
国公立大なら中期・後期、
私立大なら併願日程・共通テスト利用方式などで、
かためていくことが大切です。
その結果、安心して本命の大学に挑戦することができます。

自分がやりたいことを具体例を見ながらさらに固めていくことができて、
それをどのような環境で学びたいか。
これをしっかり考えていきましょう。
その結果、しっかり併願校を考えた上で、自分が納得できる進学先に挑戦することができるのです。

1-2. やりたいことか決まっているが、目標が高いために家族を説得できない。

そんな方は、まず前提として、この記事を読んでいる時期によって状況が変わります。

★4〜8月に見ている方: 今はその目標を掲げましょう!
しかし、他に似たようなことができる大学がないかも視野を広げること!

★9月以降に見ている方: これからの状況によっては他の選択肢をとるかもしれません。
だからこそ至急自分の実力相応の大学でやりたいことがでかる大学を見つけること!


以上を前提とした上で結論を言います。

浪人しているからこそ、あなたのご家族は確実に来年大学生になれるかを心配されています。
そんな中でも自分がチャレンジに相当する大学を目標に掲げるのであれば、まずはその「理由」が必要です。
その大学を目指す理由が、やりたいことなのか、環境なのかなどはっきりさせて、目指すことをしっかり納得してもらいましょう。
それが家族の皆さんからの応援につながり、あなたのコンディションをより良くしてくれます。

家族を説得する上で、万一目指すことが厳しくなった時のための「併願」をしっかり考えましょう。
併願を考える上で、以下の4点の観点から、自分が納得できる優先事項を決めて考えていきましょう。

① やりたいこと…大学を変えてでもやりたいことが優先か。

② 大学名(ブランド)…やりたいことよりもこの大学、このレベルの大学名を優先か。

③ 地理的条件…見知らぬ土地に行ってでもやりたいことを貫くか。

④ 経済面…例えば国公立大から私立大に変えてでもやりたいことや地理的条件を優先か。

これは一人ではなかなか決められません。必ず家族の方と家族会議をして決めていきましょう。

なぜその大学を目指すのか「理由」を明確にすることで、皆さんのモチベーションも確実に上がります。
理由を家族に確実に伝えて、自分の意志も改めて固め、自他ともに納得いく進学先にしていきましょう。

2. 実はやりたいことが決まっていない・・・

先に言わせていただきます。そんな方は、全くそれを気に止む必要はありません。

視野が広がればやりたいことに出会える可能性が十分にあります。

そんな方は、大学に入ってからやりたいことを探せる大学を選ぶのが有効です。
それか、せめて自分が4年間この学問なら続けられるなという学部を選ぶことが大切です。
また、この大学だから4年間ずっといたい!と惚れ込んだ大学を選ぶのも手です。

大学選択の理由は本当にそれぞれです。何が正解・間違いではありません。しかし、みなさんが納得できる「切り口」を確実に突き止めましょう。

ちなみに大学に入ってからやりたいことを探せる大学といえば。
まずは東京大。他は、北海道大、金沢大、筑波大などが挙げられます。
大学入学後、勉強に励み、その結果の成績をベースに進路選択ができる制度を採用しています。

また、例えばせめて理学部、工学部、農学部などは決まっているという方。
九州大・芸術工のような大学は、一括入試という方式を採用しています。
学部内で学科を選択できる制度です。
このような大学を選択するのも一つの素敵な道です。

やりたいことがまだない、ということは恥じることでは全くありません。
ですが、それでも大学へ行きたいのであれば、4年間大学へ通う意欲が持続できる道を進んでいきましょう。

もう1年頑張ってでも、大学へ行きたいと奮闘しているのがみなさんです。
結果的に掴んだ進学先がその後の人生で後悔のない道であるように、やりたいことが見つかっていなくても後悔しない道を選びましょう。


ここまでで、浪人しているみなさんに、後悔しない大学選択をするための考え方をお伝えさせていただきました。
もう1年頑張っているけれど、何かに迷ってここまでたどり着いたのだと思います。
ここでたとえ数日立ち止まっても、それが今後の人生において後悔のない選択につながるのなら、ぜひ一度立ち止まってみてください。

出願したら後戻りはできません。しっかり外堀を併願で固め、本命へチャレンジできるよう、後悔のない本命と出会ってください!

みなさんを心より応援しています。

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